先日4月2日、恒例となっている抑留犬への差し入れをするため、県南保健所に当会事務局が行きました。先日、前課長にも確認をしましたが、改めて新課長にも、今までと同じように、できる限り殺処分をしない方針でお願いしたいという要望書もお持ちしました。その際に、前日4月1日より、抑留期限が統一され、3か月を超えた犬は、順次殺処分をされることを知らせれ、非常に驚きました。これは、すでに決まっていたようですが、全く知らされておらず、もし差し入れに行かなければ、殺処分された犬のチラシを配布していたこととなります。
その後、県担当課に電話をし、これでは殺処分推進となり、環境省の方針と逆であることを強く申し上げました。県としては、殺処分推進ではないとの見解だそうです。確かに、相双保健所等の猶予期間が短い保健所では、猶予期間延長となるでしょう。しかし、県中では3頭(現在)が突如殺処分となります。その中の1頭は、譲渡に向けて躾中だとHPに記載がありますが、それでも殺処分となる可能性があるでしょう。また、この数年頑張ってきた県南保健所では、9頭の犬が死の宣告をされたのです。
その中の1頭を引き取りました。名前は「パンチ」です。パンチパーマの職員さんに懐いていたようなので、「パンチ」と名付けました。
保健所出所犬パンチ、お座りが変だけど可愛い!
イケメン系の犬ではありません。しかし、人間も犬も、外見だけよくても中はお粗末ということがあります。中身を知ってがっくりくるイケメン系、いますよね?それに比べると、パンチは見れば見るほど可愛くなる不思議な犬です。
死の宣告を知っていたのでしょう。環境の変化を、死と混同し、ストレスを感じ、食欲がありません。
危機一髪でした。パンチは、県南保健所の温情措置により、1年7か月もの間抑留されていました。昨年クリスマスイブに、一番抑留期間の長い聖夜を出しました。聖夜と同月に抑留されたのがパンチ。3か月も待たせてしまいました。
長期抑留できたのは、出し易い犬をドンドン譲渡したからだと思います。それには、職員さんたちの努力もあったことと思います。また、迷い犬は返還もされています。本当にたくさんの方々が、拡散等の協力をしてくださっています。更に、昨年県南保健所では、単独の譲渡会を開催し、地方紙にも大きく掲載されたようです。譲渡会は成功し、抽選に外れた方々は、予約待ちとなったようです。我々も、衰弱した犬やシニア犬等を出しました。これは、殺処分をしない方針だからできたことです。そのお陰で、徘徊老犬カレンとの素敵な思い出をつくることができました。
そして、何とか抑留犬の譲渡を推進したいと、「るしあん」を作成しました。3か月もの間、ずっと掲示してくださるお店や会館もありました。小さな試みですが、関心を持って下さる方が増えてきたところでした。それなのに・・・残念でなりません。
残り8頭の死を待つ犬たちを、「仕方ない」と諦めるのは簡単なことです。「仕方ない」のかもしれません。しかし、3,11大震災の時、命を諦めなかった全国の方々が、被災地の犬猫数千頭を救い出してくださいました。今現在、病気や高齢のために譲渡できない福島の犬たちを、世話してくださるボランティアの方々がいらっしゃいます。いつか恩返しをしたいという私の想い。「仕方ない」と言ってしまう団体・人間が、今後恩返しができるでしょうか?
私は、8頭の命を見捨てたくありません。
福島の命を見捨てないでくださった方々への恩返しの第一歩は、8頭を助け出すことだと考えております。現在、土地を探しております。近くに民家のない山林等に、土地を求めたいと考えておりますが、予算にかなり限りがあります。また、すぐに見つからない場合、緊急的に数か月間、土地を貸していただけると有難いです。
いつの日か、他県で災害が起こった時には、助ける側に回りたい。それには、場所が必要です。
このような重要な決め事は、猶予期間を持って施行していただきたく思います。6か月~1年の猶予を持ち、*月*日より、期限を設けます。と知らせるべきではないでしょうか?我々は、前課長に事前に確認をしていますが、何も教えてはいただけませんでした。偶然行かなければ、パンチを含めた9頭の犬は、この世にいなかったことになります。
現在、日本各地で、殺処分ゼロを達成しているセンターがあります。東京の知人は、視力聴力完全に衰え、深刻な皮膚病を持ち、見えないために人を噛む老犬の一時預かりをしているそうですが、この犬を、神奈川県川崎市のセンターは、ボラと協力しながら、半年間も治療したそうです。殺処分が当然の時代ではありません。福島県民も、殺処分が当然だと思わないでください。簡単に殺していい命などありません。皆、生きるために生まれてきたのです。
その後、県担当課に電話をし、これでは殺処分推進となり、環境省の方針と逆であることを強く申し上げました。県としては、殺処分推進ではないとの見解だそうです。確かに、相双保健所等の猶予期間が短い保健所では、猶予期間延長となるでしょう。しかし、県中では3頭(現在)が突如殺処分となります。その中の1頭は、譲渡に向けて躾中だとHPに記載がありますが、それでも殺処分となる可能性があるでしょう。また、この数年頑張ってきた県南保健所では、9頭の犬が死の宣告をされたのです。
その中の1頭を引き取りました。名前は「パンチ」です。パンチパーマの職員さんに懐いていたようなので、「パンチ」と名付けました。
保健所出所犬パンチ、お座りが変だけど可愛い!
イケメン系の犬ではありません。しかし、人間も犬も、外見だけよくても中はお粗末ということがあります。中身を知ってがっくりくるイケメン系、いますよね?それに比べると、パンチは見れば見るほど可愛くなる不思議な犬です。
死の宣告を知っていたのでしょう。環境の変化を、死と混同し、ストレスを感じ、食欲がありません。
危機一髪でした。パンチは、県南保健所の温情措置により、1年7か月もの間抑留されていました。昨年クリスマスイブに、一番抑留期間の長い聖夜を出しました。聖夜と同月に抑留されたのがパンチ。3か月も待たせてしまいました。
長期抑留できたのは、出し易い犬をドンドン譲渡したからだと思います。それには、職員さんたちの努力もあったことと思います。また、迷い犬は返還もされています。本当にたくさんの方々が、拡散等の協力をしてくださっています。更に、昨年県南保健所では、単独の譲渡会を開催し、地方紙にも大きく掲載されたようです。譲渡会は成功し、抽選に外れた方々は、予約待ちとなったようです。我々も、衰弱した犬やシニア犬等を出しました。これは、殺処分をしない方針だからできたことです。そのお陰で、徘徊老犬カレンとの素敵な思い出をつくることができました。
そして、何とか抑留犬の譲渡を推進したいと、「るしあん」を作成しました。3か月もの間、ずっと掲示してくださるお店や会館もありました。小さな試みですが、関心を持って下さる方が増えてきたところでした。それなのに・・・残念でなりません。
残り8頭の死を待つ犬たちを、「仕方ない」と諦めるのは簡単なことです。「仕方ない」のかもしれません。しかし、3,11大震災の時、命を諦めなかった全国の方々が、被災地の犬猫数千頭を救い出してくださいました。今現在、病気や高齢のために譲渡できない福島の犬たちを、世話してくださるボランティアの方々がいらっしゃいます。いつか恩返しをしたいという私の想い。「仕方ない」と言ってしまう団体・人間が、今後恩返しができるでしょうか?
私は、8頭の命を見捨てたくありません。
福島の命を見捨てないでくださった方々への恩返しの第一歩は、8頭を助け出すことだと考えております。現在、土地を探しております。近くに民家のない山林等に、土地を求めたいと考えておりますが、予算にかなり限りがあります。また、すぐに見つからない場合、緊急的に数か月間、土地を貸していただけると有難いです。
いつの日か、他県で災害が起こった時には、助ける側に回りたい。それには、場所が必要です。
このような重要な決め事は、猶予期間を持って施行していただきたく思います。6か月~1年の猶予を持ち、*月*日より、期限を設けます。と知らせるべきではないでしょうか?我々は、前課長に事前に確認をしていますが、何も教えてはいただけませんでした。偶然行かなければ、パンチを含めた9頭の犬は、この世にいなかったことになります。
現在、日本各地で、殺処分ゼロを達成しているセンターがあります。東京の知人は、視力聴力完全に衰え、深刻な皮膚病を持ち、見えないために人を噛む老犬の一時預かりをしているそうですが、この犬を、神奈川県川崎市のセンターは、ボラと協力しながら、半年間も治療したそうです。殺処分が当然の時代ではありません。福島県民も、殺処分が当然だと思わないでください。簡単に殺していい命などありません。皆、生きるために生まれてきたのです。