特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

震災の教訓、食糧と飲料水の備蓄

2012-07-11 17:06:54 | 放射能問題・除染
 福島原発4号機の状況が気になります。もし・・・何かあれば・・・。余震が続く中、日本各地で地震が発生してます。

 昨年の大震災では、本当に辛い経験をしました。お店が閉まり何も買うことができない上に輸送もストップするということを予想していませんでした。原発事故の後でも、水や食料品を手に入れるために買い出しに行きました。ガソリンも灯油も買えず、仕方なく自転車に乗って開いているお店に行きました。断水していたので、洗濯も食器を洗うこともできませんでした。もちろん、トイレを流すことも。毎日、生きるために「水」と「食料」を仕入れるという生活だったのです。

 我が家は、トイレを庭のビニールハウスの一角に設けました。設けたといっても、すだれで囲っただけの簡易トイレ。終わったら次の人のために土をかけます。まぁ動物は皆やっていますのでね。昔、農村では人間の糞尿は最高の肥料だったそうです。肥料にはしなくとも、人も人から出た排泄物も土にかえる・・・当然のことです。ただ、都会では大変でしょう。土があってのことです。

 次にガス。都市ガスの方々は大変だったようです。ガスはすぐに使えました。

 電気。これもすぐに通電しました。

 電気を自給すれば、壊れない限り安心だと思います。ガスは「もしも」のためにカセットコンロ用のボンベを用意しています。本当は、外に窯を作りたいのですが、汚染された木を燃やすわけにはいきませんので、今のところ作っていません。水は・・・

 

 ペットボトル(水道水)を100本用意しようと決め、今半分ほど用意しました。食器を洗うにも何をするにも水は必要です。ペットボトルのためにはではなく、ペットのためにカーテンを上げています(手縫い)。

 

 水を見てると、不思議と涼しい気持ちになります。今のところクーラー要らずの生活ができていますよ。昼間、ちょっと暑いと感じた時(人間の前に老犬がハアハア始めます)、扇風機の前に凍らせたペットボトルを置き、まわします。また、アイスノンをタオルの下に敷き、老犬を冷やします。今のところ、これで大丈夫ですが、もっと暑くなればクーラーを使います(10Aでも使えます)。老犬というより、寒さに強く暑さに弱いようです。
 飲料水については、ミネラルウォーターを1か月分用意するようにしています。

 

 震災の数年前より、自給生活に憧れ、梅干しや味噌、古漬けなどを家で作っていました。今は・・・震災前に作った自家製梅干しや味噌を大切に食べています。あの普通の日々が懐かしい。今年は、和歌山産の梅で梅酒とシロップ漬けを作りました。梅酒はブランデーとリカー。ブランデー梅酒は最高に美味しいです。

 

 大地を守る会の有機野菜です。現在、福島への配送注文は送料無料(翌月ポイントバック)。助かります。月に2回ほど利用してますが、この他、地元スーパーでも購入してます。また、きゅうりやトマト、ズッキーニやかぼちゃ等を自宅で栽培しています。EMを使っている有機農家の野菜は、セシウムを吸い上げてないと聞き、いろいろ栽培しています。

 肥田先生の著書にもありましたが、「沈黙の春」のレイチェル・カーソンは農薬と共に放射能の危険性も指摘していました。その相乗効果は・・・と考えると恐ろしくなります。できるだけ化学肥料や農薬を使っていない野菜を食べたいと思います

 


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