特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

福島原発から約80キロの白河市

2011-03-17 17:09:09 | 放射能問題・除染
 本日の県南合庁環境放射線サーベイ結果は、3月17日15時の発表数値3.0です。昨日から微妙に減少しています。このまま減少が続くことを祈ります。
 この数値は、直ちに健康に被害を及ぼすものではないとの発表がされています。また、屋内であれば数値は減少するそうです。しかし、減少スピードが遅ければ、長期間となるので、数値×24時間×日数になってしまいます。私自身は、

雨や雪に極力触れない。外出時はマスク・帽子をする。来ていた洋服と靴はビニール袋に入れておく。帰ったらうがいと手洗いをする。できるだけ屋内にいる。

 このような注意をしています。残念なのは、断水のため水で顔や手を洗い流すことはできません。
 念のためですが、心配な人は実践されてはどうでしょうか?

 さて、自衛隊の方々が被ばくの危険の中、水を落としてくださったそうです。本当にありがとうございます。また、県外の知人から電話やメールをいただいています。本当に嬉しく思います。私を含め、福島県民は大きな不安の中にいます。米国は原発から80キロ圏内を危険地域とし、米国人に避難指示を出したそうです。白河市は原発から80キロの地点。不安です。

 しかし、そんな中でも福島県民、白河市民は協力をし、皆を気遣い、助け合っています。東北人は忍耐強いのです。雪に耐え、寒さに耐え、生きてきた。避難所で食料や飲料が不足していても分け合い助け合っています。でも、誰かが言わなければ「我慢」するものは放置されることもある。昨日は、配送の車が福島県の前で帰るため荷物が来ないことについて県知事が語気強く訴えていました。
 地元スーパーでは、本日もミネラルウォーターや弁当、生鮮食品など販売されていました。通常時よりは量も少ないですが、食べ物に困ることはありません。ただ、ガソリンが不足しているため、自転車か徒歩で来るしかなく、高齢者や体調の悪い人にとっては辛いことです。また、夜は冷え込みますが灯油も販売されていません。

 不安の中、多くの人が普通通りに働いています。警察、消防、市役所などの公務員、市議、スーパーや商店の方々。皆で励まし合い、笑顔で暮らしています。政府は、この忍耐強い東北を見捨てないでいただきたい。本日、海江田経済産業大臣の記者会見があったようです。その中で、被災地へのガソリン供給方法について図を用い説明されていましたが、福島は矢印の下に隠され、矢印の先は宮城県でした。説明の中でも、福島県を除く被災地の名前が登場しました。納得いかず、首相官邸・民主党本部・福島県庁に個人名で意見をしました。

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