特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

道路の除染、枯葉に集まる放射能

2011-07-25 11:29:31 | 放射能問題・除染
 自宅の除染と並行して自宅周辺公共用地の除染も開始しました。




 道路脇に枯葉等が集まり、そこから草が生えるという悲惨な光景は、白河市では見慣れた光景でもあります 貧乏な市特有の光景とでも言いましょうか。

 しかし

 こんなところに放射能も集合しているんです。家の前の通学路では、3.5マイクロシーベルトの放射線数値を測定した箇所もありました。このような状況でも「土」だと行き場がないために、何をすることもできません。しかし、上記写真は土になりかけの葉っぱで、乾燥した状態だと軽いため、燃えるゴミとして出しました。雨の後は土のように重くなりますので、乾燥した状態での作業となります。





 やはり、草が生えていない道路の方がいいですね。これなら放射能が集まることもないでしょう。





 こちらも同じく枯葉です。さっさと集めて放射能を追放したいのですが、一度にたくさんのゴミを出すことができないそうです。公共用地及びそれに類するような用地の草を刈っても、持って行ってもらえないという現状があります。問題は回収業者ではありません。私たちは、誰が運んでもいいのです。
 本来、除染は東電及び行政が行うものであり、それをボランティアで市民が行うことに対し、協力姿勢が見られないことに問題があります。行政が軽トラックで運ぶことはできないのでしょうか?

夏休み期間に通学路の除染をしようという考えは白河市にはないようです。大変に残念です。


 道路沿道の土は、現在最大約1.5マイクロシーベルトですが、5センチ削れば0.2程度になります。これも土の行き場が決まらないために放置されています。放置すれば、ドンドン放射能が沈み、除染が困難になるでしょう。削らなければならない土の量がドンドン増えるのです。それなのに、動かない国。日本に失望しています。


 


 昨日、やっと自宅内の小さなドッグランの除染を終えました。3日かかりました。汚染土は、約30袋もあり、庭の一角に置いてあります。汚染土を庭に置かなければならないなんて本当に迷惑です。
 まだまだ自宅の除染は終わりません。敷石は一個一個洗い場まで運び、ブラシで洗い、最後にジェット水流で流します。中には、これをしても数値が下がらない石もありますので、ガイガーカウンターでチェックしながらの作業となります。





 子どもはいませんが、大地を守る会の「子どもたちへの安心野菜セット」を購入してみました。西日本と北海道の野菜が中心のセットで、放射能の検査もシッカリしているそうです。その上、基本的に無農薬無化学肥料栽培(一部農薬使用もあり)。このような野菜は高めですので、その分他で倹約しなければなりません。ここまで福島県民の人生を変えて、何の補償もないとは。それでも、私は生き残り、この原発事故を語り継ぎたいと思います。免疫力を下げると他の病気になってしまうかもしれませんので、毎日を明るく過ごすことも大切だと思います。


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