特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

内部被曝に注意! 露地での家庭菜園を中止しました

2011-05-11 20:06:58 | 放射能問題・除染
 昨年、庭の大改造をし、野菜を栽培するためのポタジェを造りました。秋に植えたスナップエンドウとグリンピースと玉ねぎとニンニクがスクスク成長しています。今年も・・・と考えていました。

 先日、ガイガーカウンターを購入し、庭の放射線数値を計測すると、ナント2.3マイクロシーベルトもありました。その後、土の表面を削り耕してから計測すると、0.26~0.3程度になりました。しかし、空気中の環境放射線はもっと高いわけです。雨が降れば放射線も雨と一緒に土に落ちます。
 今、内部被曝について調べています。それでなくとも環境放射線数値が通常の20倍もの土地に住み、事故前よりは高いだろう水を飲み、野菜を食べています。間違いなく低量の内部被曝を受けていることでしょう。

 家の周囲の放射線数値を計測してハッキリわかったことがあります。雨や雪の影響が大きいのです。根拠は、軒下やビニールハウス等の雨や雪の影響を受けなかった場所は、室内に近い放射線数値だからです。すべては、15日の水素爆発後の雨と雪が決めたと言えるのではないでしょうか。私たちは詳しいことを知らずに生活をしていました。断水していましたので、危険とわかっていても水を運びに行きました。ガソリンもなかったので、徒歩や自転車でした。消防団は、放射線数値が高い中、それも雨や雪の中で一晩中カッパも着用せずに活動していたようです。断水していた地域では、シャワーで洗い流すこともできなかったのです。

 福島県に住む方々、お子さんを雨に濡らさないでください。濡れたらすぐに洗い流してください。また、これからお子さんを産み育てる年代の男女の方々も同様です。彼らの内部被曝を防いでほしいと願います。

 子どもの放射線基準を年間20ミリシーベルトにするということに反対し、職を辞した学者がいました。あの時の涙。子どもに20ミリシーベルト。この基準で今の福島県を見ているのでしょう。
 私は、年間被曝量を従来の1ミリシーベルト以下に抑える努力を国はするべきだと考えます。セシウム137は、半減期が30年。何もしなければ環境放射線数値は30年間変わらないと言うことです。私たちは、被曝を続けることになります。郡山市や福島市などの数値の高い学校の土を削っていますが、国の基準以下の学校は行わないのでしょうか?この国の基準に疑問を持っています。
 私たちは、以前のように年間1ミリシーベルト以下の被曝量に抑えてもらう権利があると思います。子どもたちに年間20ミリシーベルトの基準を用いるのであれば、すべての国の基準を疑う必要があると思います。


 今年は、露地での野菜栽培を中止す。鉢植えの柑橘類は、屋根のある場所に置きました。アスパラガスやニラは、根っこもよく洗い鉢栽培しようと思います。他の野菜は、ビニールハウスや雨よけを付けた場所でのみ栽培します。それ以外の場所へは、ヒマワリを植えます。楽しみにしていたので悔しいです。

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2 コメント

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野菜の栽培・・・ (人参娘)
2011-05-27 11:45:38
はじめまして。

無農薬で野菜の栽培をしています。でも、放射能のことがあるし・・・。自分で作れば一番安心だと思ったんですけど。。。

やっぱり露地栽培は危険ですか?止めた方がいいですか??
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野菜の露地栽培 (花里より)
2011-06-11 08:38:24
ビニールハウスは放射能の影響をあまり受けていないようです。路地はシッカリ放射能が沈着しています。除去しても完璧ではないと思いますので、私は露地栽培を止めました。
昨年植えたグリーンピースが豊作。でも、ガイガーカウンターが反応したので、泣く泣く食べるのをやめました。今年はヒマワリです。
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