特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

血尿&全身毛玉!保健所出所犬「金太郎」

2015-05-15 11:50:26 | 会議
県南保健所から来た大きなゴールデン、名前を「金太郎」としました



血尿が止まらず、首は皮膚病で・・・と聞き、本当は別の犬を引き取ろうと考えていましたが、病気の犬を優先しました。苦渋の決断でした。血尿の原因が、結石の場合、詰まれば尿毒症で死んでしまいます。猶予はないと判断しました。



衰弱してると思いましたが、意外に元気。



大きな顔。



大きな体。



夜は、ハウスに入らず、こんな感じで寝てます。しかし、他の犬たちが、このサークルを使えず、ストレス充満中。金太郎は、全く吠えません。その点は助かりますが、躾をしない飼い主だったようで、散歩の時に引っ張ります。大型犬の飼育経験がないと難しいです。私はポインターミックスで根性と腕力を鍛えた経験があります

金太郎、すごい食欲です。掃除機のようです・・・。それにパンが好き。パンを持ってると危険なほどです。お手をしますが、パンチされているようです。パンチなお手の動画をご覧ください。

血尿&全身毛玉!保健所出所犬「金太郎」


昨日、病院に行きました。計画通り、病院前の草むらでシッコ。すぐさま用意した容器で尿を採取。血尿はアルカリ性だそうです。まずは、抗生物質で治療をするそうです。体重は、27.5キロ、痩せていますので、体重が戻れば、軽く30キロを超えます。

フィラリアは、強陽性。またもや陽性が仲間入りしました

そして、何より問題なのは、

毛玉です!!!

全身毛玉。昨日、移動式トリミングのトリマーさんに、見ていただきましたが、「一人では無理、一日では無理」とのこと。トリマーさんが大勢いるようなお店がいいとアドバイスをいただきました。本日、某ホームセンターに予約。来週早々丸刈りにします。料金は、通常の倍近くかかりそうです。

こんな毛玉見たことありません。手足は、毛玉で倍の太さに見えます。首・耳・尻尾・手足・腹、全部カチカチの大きな毛玉があります。カットしようと試みましたが、動くので無理。

異臭を放ってますが、19日夜には、キレイなゴールデンに変身すると思います。

金太郎は、ゴールデンなのに、医療もブラッシングもしてもらえず、最後は遺棄されたのだと思います。大きな犬は、お薬代も高い。当会のような弱小団体には、荷が重いですが、血尿流している犬を放置できませんでした。

今後、「毛玉募金」を募っていきたいと思います。また、フードもかなりの量ですので、フードやオヤツのご支援も有難いです。宜しくお願い致します。


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福島県主催犬猫譲渡会で残った柴犬「メイ」と、その仲間たち

2015-05-15 11:29:04 | 譲渡先募集中 犬・猫
5月31日(日)、第二回犬猫譲渡会を開催致します。場所は、前回と同じ県南保健所駐車スペースをお借りします。

先日の福島県主催保健所収容犬猫譲渡会で残ってしまった柴犬「メイ」ちゃんも参加予定です。



先日、不妊手術を行いました。術後のこともあり、一時預かりボランティア宅より里帰りしていました。



愛犬「アスラン(ナルニア国物語のライオンの名前)」と愛猫「パウロ」とも仲良くなりました。



夫婦みたい。



アスランも放浪犬でした。とても可愛い犬です。この子は飼い犬なので譲渡しません。



暗い表情だったメイちゃん、とっても明るくなりました。お茶目な性格です。



術後のお腹で得意の服従ポーズを披露してくれました

保健所出所犬「メイ」と仲間たち


こんなに性格の良いメイちゃんは、室内飼育希望です。アレルギーの可能性がありますので、それ用のフードを試そうと考えています。それも個性と考え、大切に飼ってくださる方を募集します。

障害も病気も癖も、個性です

可愛い写真を撮って、メイちゃんは、一時預かりボランティア宅へ行きました。何かあれば、すぐ行ける距離ですし、犬が大好きなご家族なので安心です。このようなボランティアが増えると、助かる命も増えます。

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NPO法人白河花里倶楽部総会開催

2015-05-15 10:42:50 | 会議
5月12日午前、当会理事宅で、NPO法人白河花里倶楽部の総会を行いました。といっても、小さな団体ですので、アットホームな集まりです。



家庭菜園で収穫した手料理が並びました。申し訳ないので、お手伝い。



理事長が料理運んで席にいない会なんて有り得ないとの事務局からの指摘もありましたが、

それが花里倶楽部誰よりも働くからこその代表なんです
※前日より料理をされた理事の方が働いてます。いつも有難うございます。

考えると・・・子ども虐待防止のオレンジリボン運動に参加して、今年で10年。当会は、東北で唯一初回から参加しております。いろんな出会いがありましたが、里親(人間の)の方々との出会いは、本当に貴重な体験です。動物保護にも通じる部分があります。養育里親さんたちは、365日里子さんと向き合うわけです。問題行動の多い子どももいます。その子どもたちの苦しみを自分の苦しみとして、里子さんを守りながら生活をされる里親さんたちは、表には出てきません。名誉等とは無縁のボランティアです。ある里親さんは言いました。「人生を懸けたボランティア」と。その想いに感動して、この花里倶楽部ができました。

花里の里は、「里親」の里。ふる里の「里」。
お花と動物がいる心休まる場所に、施設出身者の帰る場所を作りたいとの想いから「花里」と名付けました。意外に意味深いわけです児童養護施設には、障害を持った子どももいます。その子たちが大きくなったら、どこに行くのか?帰る場所のない子たちは、辛い時に、どこへ帰るのか?弱い命が助け合い支え合う場を作りたいというのが、私の目標であり夢です。つまりは、心や体が傷ついた動物たちのお世話を、彼らにしてほしい。軽度の障害のある方や、虐待などが原因で社会で働くことが困難な施設出身者等、本当に弱い命が、助け合う場を作ることを、私の人生目標としています。小さな土地ではありますが、後継できる団体に成長させ、持つ物すべてを託したいと考えております(あまりないですが)。

あと10年。頑張ります

私たちは、動物に関しての活動で「里親」という言葉は使わないようにしています。なぜなら、里子さんや里親さんたちは、使ってほしくないと思っているからです。そのお気持ちを尊重したいと考えております。

ボランティアを通じ、いろんな方々と出会いました。それは、人生においての貴重な財産です。お金に換算できるものだけが財産ではありません。目に見えないモノの方が大切なことってあります。

これからも、ボランティア活動を通して出会った皆様とのご縁を大切にして、小さな活動をコツコツ続けていきたいと思います。宜しくお願い申し上げます。


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