センボンヤリ(千本槍)
<キク科センボンヤリ属>
春の花はタンポポを小さくしたような、
舌花状の花は裏が紫色で、葉の裏面に白い毛が密着する。
上と下は春の花で、
春と秋に花を咲かせる。
秋には30~60センチの花柄を伸ばし閉鎖花からなる頭花を1個つける。
頭状花だけの集まりで開かず、
成熟すると淡褐色の綿毛が開いて球状になる。
名前の由来は伸びた姿が槍を何本も立てたようだから、
また、開いた綿毛が大名行列の毛槍に見える事からだそうです。
秋の閉鎖花は、種子をたくさんつけ高く伸び綿毛をつける。
触れるとちょっと堅めのふかふかした毛。
さらに乾くと風に乗って飛んでいく。
綿毛がちょっとタンポポに似てますね。
でも、タンポポよりふかふかしてます。
秋に咲く花は、閉鎖花で、開かないのですね。
いつか見つけたいなあ・・。
センボンヤリに初めて出会った時、
可愛い花だと思いました。
二度咲きするのを知ったのは、
石神井公園で、茎がぐんと伸びた秋の蕾を見つけた時、
え?花が咲かずに?もう綿毛になっている!のを見て、
なんて不思議な花なんだろうと思った事です。
なぜ?こんな花があるんだろうと今も、不思議に思っています。
二度咲きの必然性が解らないわ。(笑)