馬ひでの助

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佐和山切通道&城跡

2019-02-10 22:47:52 | 城跡

昨日2月9日、

朝鮮人街道唯一の難関、佐和山切通道を歩くことにした。

現在の国道8号線、彦根側から北へ向かうと佐和山トンネルがある

画像の右側は、歩道トンネル。
左側は、旧佐和山トンネル道。

街道彦根切通道は、この中間付近を通ってました。
今はほぼ消滅状態で、普通の人は歩道トンネルを進むしかない。

我が輩はそれでは我慢できないので本来の切通道を探すことにした。

廃墟のような道を進むと

突き当たりに旧トンネルの入口出現。
トンネルのなかは真っ暗でぬかるみ状態。
とてもじゃないが、歩けません。

で、入口の右肩付近からよじ登った


薮状態です。
でも、かすかに土塁と堀底道が見える

そして、ついに切通道出現!

やりましたよ!
念願かないました。
よくぞ残ってくれてたものです。
ちなみに左手の尾根を登ると佐和山城太鼓丸。

今回は街道歩きが第一の目的なので、

行けるとこまで切通道を進み、

鳥居本側へ無事に出られました

切通道はこの新しい佐和山トンネルの上を斜めに横断するような道でした。

江戸時代、参勤交代で井伊の殿様一行は 、毎回険しい切通道を通ってたのですよ。

そして、ここが彦根道と中山道の合流地点で右折すると中山道鳥居本宿となる。

これで、朝鮮人街道歩きはゴール。
とりあえず満足です。
ただし、途中が抜けてるので今のところキセル状態。
今後は途中の道を穴埋めしていかねばならない。

次は、佐和山城攻めにトライ。

道を引き返して、大手道を進む。

奥まで行くと近江鉄道の線路と交差し大手道は消滅してます。

なので、基本的に大手道は切通道と同じく通行不可。

だが、今日は引き下がりません!

再び山をよじ登った。

途中で消滅した大手道の痕跡発見し

なんとか太鼓丸に登れた


さらに、太鼓丸から先ほど通った切通道を眼下に見ることができた。

結果的に切通道は、先に佐和山山頂に登り本丸→太鼓丸から下るほうが行きやすい。
ただし、太鼓丸から下るのは勇気がいるが…

本丸に到着


本丸から彦根駅方向を見る

我が家もこの画像の端のほうにあるのですが…

ここで、本日最大の無茶をした。
千貫井の左手斜面、
本丸正面下に石垣の痕跡が残ってる

斜度は垂直に近い!
怖かったが、どうしても見たいのでよじ登った

なんとか見ることができましたよ!

文化財課の人は命綱つけて上から降りて調査したと言ってました。

なので、いかに無茶苦茶なことをしたか、ですわ。
ほふく後進でへばりつくように千貫井までなんとか戻ったが、よくまあ無事だったものですわ。

良い子は絶対に真似しないようにお願いします。

この後、西の丸→西の丸尾根(←ここも危ない)へ移動。
さらに通行止めになってる水の手に突っ込み、またしても直登りして二の丸、三の丸へ。
ただし、こちらはひどい薮で、遺構を確認できたが、いったいどこの遺構はさっぱりわからない。
水の手、二の丸、三の丸は佐和山城の遺構として素晴らしいものがあるだけになんとか整備してほしいものです。

そんなわけで、この日は冒険冒険の連続!
実は昼のパンを忘れていて昼食抜き、非常用のチョコレートを食べて飢えをしのぎ四時間山のなかを闊歩しました。

気がついたら全身びしょ濡れ。
強烈な寒波の日なのに汗 だらだら流し、途中でペットボトルの水も無くなり、脱水しかかった。

いやはや大変な1日となりました。

でも、おかげさまでついに佐和山城のほとんどの遺構を制覇!

これからは、佐和山城を我が裏庭と呼びたい。

今回の登城詳細は、後日街道歩きでアップする予定です。


馬《●▲●》助ヒヒーン♪

コメント
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