Heart and heart

ありきたりになりがちな毎日をオンリーワンな一日に

草原の椅子

2013-03-16 18:39:27 | 映画

    人生の岐路に立った 男女3人と子育て放棄された一人の
     子供。。。ある事がきっかけで4人が旅したのは
     世界最後の桃源郷----パキスタンのフンザでした

    自分探し・・・や人生のリセットなど
     自分と向き合いたい大事なタイミングでは
     大抵、よく旅が出てくることがあります

    このストーリーの主人公も人生の後期、今までの生き方と残りの
    サラリーマン人生を考えた時、これでいいのかという思いが
     ふと、脳裏をよぎるのです
     もちろん同時に、カメラメーカーという大きな会社組織に守られ
      マイホームで何不自由なく暮らす今の生活に
      安心感を抱いている事も事実なのですが。。。

    ひとは、自分以外の人が、どんな悩みを抱えているのかなんて
    一見しただけでは まったく分からないものです
    見た目は幸せそうに見える人でも、いつもこころに不安を抱えていたり。。。


    そもそも、
    悩みや不安はひとそれぞれの ものさしではかられるものですし・・・
    そこに 一定の基準もないのですから当然といえるかもしれませんが・・・

    主人公と一緒に旅する 骨董やのオーナーの女性は
    「どういう生き方がよかったのか」という答えが欲しくて
     フンザにいく事を決心します。
    しかし、そんな答えがもし見つかったところで、
     人生の時間が戻るわけでもなく、結局は今までの時間をすべて自分の
      人生として受け入れる。。。という事にやっと気づくのです

    フンザの人々を撮った写真集のなかに写っていた、100歳になる仙人のような
    老人。。。その老人にたまたま旅の中で出会えるのですが、
     その時、彼らに向って老人が
     「正しい事をくりかえしなさい。。。」と一言いうのです
     人生の岐路に立って迷いを抱えた大人3人に
      あたえられた言葉は、こんなシンプルなものでした


    誰もが、自分が決めた事に間違いなどあるわけがなく
     正しいと思う自分を信じるしかないといっているのです
    日常から離れ、パキスタンの大きな自然に抱かれて、
    気づかされたのは、そんな当たり前の事でした

 
老人が、写真集のカメラマンの瞳を見つめて 「使命の星」が見える
    と言った事を聞いて、骨董やのオーナーの女性も
    自分の瞳に何が見えるか、見てもらおうと初めは日本を発ってきます・・・
 
    しかし、老人の一言を聞いて、
    誰にも生きている限り 使命があるのだと、やっと気付くのです

    ひとは毎日の生活のなかで、つい、当たり前の事を忘れてしまい、
     不安になり、また何かのきっかけで、こうして
      それを思い出す・・・・
    そんな事を繰り返すことが、生きることそのものなのだと
     受け入れられるようになるのです

    すると、後悔があまり意味のあることでなく
     これからをどう生きるかが大切であるということにも
     納得がいくのです

    いつ立ち止まるか分からない、人生の岐路を通り過ぎたら
     自分の人生やそこにかかわる全てのひとが 愛おしく感じられる。。。。
     そんなイメージが浮かぶストーリーです

    そして、自分の使命を見つけ、すすむことが 生きる意味である
     と、理解できるようになるのです





     
     

   

最新の画像もっと見る

コメントを投稿