典型的なドイツ人

先週ドイツ語プライベートレッスンのお試しレッスンに行って来た。→詳細は過去記事１、２

レッスン場所は図書館。

こちらの図書館も基本は「館内は静かに」なのだけど、そこは幾つかガラス張りの個室が作られていてその中でならディスカッションしても良い事になっているのだ。

相手は予想外の熟年男性。

予想外・・というのも、はなから学生のアルバイトと決めつけていたので若い人だと思い込んでいたのだ。

話を聞くと中学校の教師をしていると言う。

おいおい、先生がアルバイトなんてして良いのかい？と言いたくなったが、正規雇用かどうかも分からないし一概には言えないので深くは追求せず。

教師だけあって教え方はゆっくり丁寧で、こちらも変に緊張せず焦ることもなく会話する。

45分と短かったので内容はあまりなかったが、夏の暑い日のことを「Hundstage」（犬の日＝犬が暑くて舌を出してハァハァいう様からきている）と言うとか、普段の生活では知り得ないことを聞けて面白かった。


そして更に興味を引いたのが先生の持ってきた筆箱。

缶ペンケースにゴムバンドをしていたのだ。

缶ペンケースと言えば、大昔に流行った。

私も幾つも持っていたものだが、今はもう１つも残っていない。

そんな懐かしい物に、ドイツで会うとは・・・。
しかもボコボコになるまで使い込んで、ちゃんと閉まらなくなってゴムバンドをしているあたりが倹約家のドイツ人らしい。


授業内容は先生が探してプリントをくれるそうで、とりあえず一枚もらってきた。

そのテーマが「典型的なドイツ人」。

一般的にドイツ人はきっちりしていて時間に正確で勤勉だと言われているが、 果たして本当にそうなのか？

という質問に街角インタビューで答えている若者はすべて「NO」と答えていた。

いずれも個人差があるし、同じ人でもその時によって違ったりするのでひとくくりにできないというのが彼らの答え。

私も激しく同意する。


その他にドイツ人はユーモアのないビール飲みとか、モードについて全く知らないと言われているらしい。

その証拠にドイツ人男性はソックスを履いてサンダルを履く。

その格好で海外に行くもんだから目立ってしょうがないと有名なデザイナーが嘆いているというのだ。


本当にそうなのか？

これは自力で立証すべく、街へ繰り出した。

意外に見つからず諦めかけたところに・・・キタ━(゜∀゜)━!

これぞまさしくドイツ人ファッション。

この人の他にも黒ソックスの人、短パン＋スニーカーにスニーカー用でない普通のソックスの人など。

さんざん馬鹿にされて死滅したかと思った「ソックス＆サンダル族」はまだまだ健在なようだ。


たったこれだけのために街に繰り出し、標的を尾行して何度もこっそり写真を撮る私もかなり怪しい。

いつも駅構内をウロウロしているお巡りさんに、挙動不審で職務質問されなくて良かった～ε-(´∀｀*)ホッ


このやる気をドイツ語に回せたらあっという間にペラペラになれるだろうな・・・・。


今日のおやつは今が旬のさくらんぼ。　500g　3ユーロ（約390円）なり。

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