eine Pause

ドイツで右往左往する関西のおばちゃんのお話。
外人を見たら逃げていた私がまさかのドイツ暮らしΣ(゜д゜lll)

ドイツ人のお友達

2013-07-26 19:00:00 | 友人
苦節4年、やっと私にもドイツ人のお友達ができた。

彼女と知り合ったのはドイチェ・ポスト(ドイツ郵便局)がやっている文通サイト。→Letternet

友人にこのサイトを教えてもらって登録し、彼女と知り合ったのが5月。

今時文通?と思われるかもしれないが、意外にこのサイトには登録者も多く年齢も幅広い。


それから何度か手紙をやり取りした。


いつも夫宛のダイレクトメールばかりだったポストに、手書きの自分宛の手紙が入っているのはとても嬉しい

最初は手書きの文字が読みづらくて困ったが、癖が分かってくると読めるようになった。

もちろん読むのも、自分が書くのも辞書は必須。

1通の手紙にもかなりの時間を費やすし、「私は○○しました。私は〇〇です。」という小学生の絵日記みたいな文章しか書けないが、それでも彼女はちゃんと理解してくれ返事をくれた。


そんな彼女もマインツ在住。

一度お茶でもという話になり、昨日カフェで2時間ちょっと一緒に過ごした。

心配症な私は昨日が近づいてくるに連れ、よく眠れなくなった。


あまりにも喋れなくて嫌われたらどうしよう・・・。


そんな不安でいっぱいだったが、いざ会ってみると2時間はあっという間だった。

事前にお互いの事をある程度知っているので会話がしやすかったのも良かったのだろう。

メモとボールペン持参で行ったので時には書きながら、私の間違いや発音を訂正してもらいながらの会話はとても有意義だった。

彼女にとってはしんどいのでは?と心配したが、彼女の方から「また会いましょうね」と言ってもらえたので一安心ε-(´∀`*)ホッ

やっとお友達と言っても許してもらえるかなと思えるようになった。

これから末永く付き合っていけたらいいな。


実は今年の抱負に「ドイツ人の友達を作る!」と書こうとしてやっぱり無理だとあきらめて書かなかった。

書かなかったけど、その思いはずっとあって何とか達成することができた。



今年も残りあと5ヶ月。

大晦日に振り返って後悔しないように頑張ろう





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古城街道散策~Heilbronn&Eberbach~

2013-07-23 22:55:00 | お出かけ(BW州)
昨日の続きです。

Bad Wimpfenを後にして向かったのは電車で約15分のHeilbronn ハイルブロンという町。

町の中心部を目指すと途中でネッカー川を渡る。その橋のたもとで釣り糸を垂らしていたのはこのお方。

金色(こんじき)に輝くうさぎ様。
クロスした手で赤い釣竿を持ち、獲物など興味ないかのように閉じたお目目、そして鼻から伸びた蜘蛛の糸。
あまりの神々しさに思わず手を合わせそうになった。  釣果はやっぱりにんじんかな

その先にあったのが天文時計で有名な市庁舎。


全体像で見ても綺麗だが、せっかくなので天文時計に寄ってみる。

なるほど素晴らしい。
絵を一つ一つ眺めていると変なことに気づいた。

まずおひつじ座でしょ。そのあと牡牛座、双子座、ザリガニ座・・・へっ( ̄□ ̄;)!!

ザリガニじゃなくさそり??・・・・いやいやさそり座は11月のはず。
とすると伊勢海老??・・・・そうそう、造りが美味しいのよね~って違うってば

かに座がどうやらこんな伊勢海老かザリガニのような絵になってしまっているらしい。
そう言えばこちらではエビとカニの区別がはっきりしてないと聞いた事がある。

思わぬ発見をした所でこの町は終了。
観光時間わずか30分。
天文時計は良かったが、わざわざガイドブックに載せる意味があるのかは甚だ疑問。

次はネッカー川の反対側をハイデルベルクに向かって走る電車に乗った。
途中にはいくつかの古城を見る事ができる。

降りたのはEberbach エーベルバッハという町。
エーベルバッハというのは「イノシシの川」という意味らしく、街のシンボルはイノシシ。

市庁舎前の噴水もイノシシ。


プルファー塔の手前にはうり坊。
 
 


その他たくさんのイノシシたち。
 
 

 
 


ドイツの町にはベルリンの熊やミュンヘンのライオンのように町のシンボルをあちこちに飾っている所が結構あって、そういう動物を探して歩くのがまた楽しい。
まるで宝探しのようだ。

ネッカー川沿いには城壁が一部残っていて、散歩するのにぴったり。おしゃれなカフェやレストランもあるので疲れたら川を眺めながらのんびり食事するのも良い。


こちらは川沿いではないが、フレスコ画が見事なレストラン。





最後にショーウインドウで優雅にヨガをしていた猫ちゃん。

どんだけ体やわらかいねん!と羨ましくなるしなやかさ。
ってか、足折れてるやん!?

店の中にしまわれていたイノシシもいたし、パン屋さんにはイノシシを形どったお菓子も並んでいたので平日に行くともっと楽しめるかもしれない。

たった一日で3箇所も見て回ったこの日、夫は途中から日陰のベンチを見つけて熟睡していた。
私はバッグを夫の枕にしてカメラだけを持って一人散策。

このスタイルが一番楽かもしれないと思い始めた今日このごろ

炎天下ではこれが限界だったので早々に帰宅の途についたが、十分満足した一日だった。





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古城街道散策~Bad Wimpfen~

2013-07-22 20:25:00 | お出かけ(BW州)
気温が30℃を超えた真夏日の昨日、古城街道の町Bad Wimpfen バート・ヴィンプフェンに行った。

ここはハイデルベルクから電車で約50分で到着する。

中世の塔が並ぶ小さな保養地だが、ドイツ人に人気の観光地でもあるらしくカメラを持ったたくさんのドイツ人に出会った。

駅を出て表示の通り右手に進むとすぐに赤の塔の下に着く。


ここをくぐればそこはもう別世界。

絵本に出てきそうな町並みが広がっている。

この中では銀行すらおしゃれに変身。


噴水のそばにはたくさんの花や緑があふれ、この景色をいっそう引き立てている。




この街のシンボルは、にょきっとそびえる Blauer Turm 青の塔。町のどこからでも眼に入る。


この塔には有料で登れるらしいが、体力温存のため登らずに小高い所から見た町の景色。茶色い屋根と木組みの家が調和して美しい。





さて、景色を堪能した後は食い気に走る

この町に来た目的のひとつ、この日はフランスマーケットが開かれていた。

だからドイツなのにフランス国旗がたくさんぶら下がっていたのだ。

こちらはアルザス地方から来たと思われるフラムクーヘン屋台の側面。(フラムクーヘンというのは薄いピザのような食べ物で、ドイツでも良く食べられている)この絵がアルザスらしくてとても可愛い。


ジャムもこんなピンクの帽子をかぶっておめかししただけでかなりお洒落に見える。


極めつけはこのマカロンの山。


色とりどりで、なんて素敵
どれにしようか散々迷った挙句ピスタチオとスミレのマカロンを購入。

ピスタチオは定番の、スミレのマカロンはふわっとお花のいい匂いがしてどちらも美味しかった。

そのほかにもさくさくのクロワッサンや量り売りのマドレーヌやビスケットを買い求めたが、店の人に「ボンジュール」とか「メルシー」とか言ってもらって気分はすっかりおフランス。

ドイツの田舎でのんびりしながらフランス気分を味わった“一粒で二度美味しい”Bad Wimpfen だった。



次回は同じく古城街道の町でウサギとイノシシを訪ねます。




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ティム・メルツァーとパン粉マン

2013-07-18 17:15:00 | 四方山話
私がドイツで唯一楽しみにしているテレビ番組が Tim Mälzer Kocht! という料理番組。

このティム・メルツァーという男性料理人がスタジオのお客さんの前で、時にはお客さんに手伝わせながら料理を作るというものだ。
画像は番組HPからお借りしました


彼はとにかく早口で、挨拶もそこそこに弾丸のようにしゃべる。

もちろん私にはほとんど聞き取れないが、突っ込みどころ満載なので理解できなくても楽しいのだ。


これを見ると、いかにドイツ料理が高カロリーなのかがよく分かる。

調味料は何グラムとか言わずに全部彼の感覚。

「少しのバターをフライパンに入れ・・・」→バターどかっ

「塩を少々・・・」→塩を山盛りバサッ

一体どこが“少し”で“少々”やねん!!と毎回突っ込んでしまうその大量な油脂と塩。

スタジオで観覧するともれなく試食もできるが、美味しそうではあってもその工程を見てしまうのでめったに食べたいと思う物は出てこない。



先日は卵のフライを作っていた。

すると突然「パン粉ミャーン」という言葉が耳に入った。

今、パン粉ミャーンって言った? なにそれ、アンパンマンの親戚??(・・?

と思いよく見ると彼の手にはパン粉があった。

ミャーンに聞こえたのはMehl(メール)で、ドイツ語で粉のことだ。(あんたどんな耳しとんねん!という突っ込みはスルー

そう、ここドイツでも日本製ではないパン粉が手に入り、彼は好んで使っているらしいのだ。

これは家にあったタイ製のパン粉。

タイ製なのに、なぜかはっきり“パン粉”と日本語で書かれている。

裏側には丁寧に日本語・タイ語・英語の表記がされている。


文章はほぼ正しかったが、エビが最初からずっと衣がついた状態の絵なのが笑える

ドイツにもパン粉に代わる物があるにはあるが、もっとつぶが小さくまったく別物なのだ。

たまにこうやって日本由来の物を使ってくれるので、見ていると嬉しくなったりもする。


料理はともかく、彼のドイツ語がどれくらい聞き取れるかが私のドイツ語力のバロメーターなのだ。

いつか全部理解できてスタジオのお客さんと同じタイミングで笑える日が来たらいいな・・・。






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斬新なアイス屋さん

2013-07-16 22:15:00 | お店情報
今年の4月、うちの近所に一軒のアイス屋さんがオープンした。

今年の春はずっと寒かったので、アイスなんてそんなに売れないだろうと思ったのに開店早々この行列。



普段は人通りの少ない住宅街に突如現れたこの人だかりに思わずシャッターを切ってしまった。

それからかれこれ3ヶ月が過ぎ・・・。

今でもこの行列は毎日続いている。

その秘密は毎日違う自家製アイスが並ぶこととVEGAN(ベジタリアン)用のアイスがあることだ。

変わり種も多く、きゅうり・トマト・はちみつローズマリー・エルダーシロップ・バジリコなんかもある。


その日何が出ているかや売り切れ情報は、フェイスブックで確認できる。→Das Neustadteis


私も人の少ない時を見計らって行ってみた。

Weiße Schokolade Matcha(ホワイトチョコ&抹茶) 1玉1ユーロ


抹茶はほんの少ししか感じられなかったが、味はとっても美味しい。

その日来ていた子供も「マッチャ、マッチャ」と抹茶を連呼していたので人気のフレーバーらしい。

聞いただけでは抵抗がある“きゅうりアイス”もフェイスブックの書き込みを見ると人気があるようだ。


この店のマスコットはこのふくろう。


このふくろうさえ人気なようで、オリジナルグッズを販売しているのかエコバッグを持っている人まで見かけた。

観光で来た場合に行く方向とはちょっと違うが、マインツ中央駅から徒歩10分くらいなので変わり種アイスを試してみたい方はちょっと足を伸ばしてみるのもいいかも




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