数日前、ドイツ人の友人からこんな手紙が届きました。
黒い縁取りのある封通に入った、埋葬式の案内状でした。
友人と言っても彼女は60代で、亡くなられたのは彼女の91歳のお母さんです。
亡くなられてからちょうど1週間後の式でした。
ドイツで埋葬式に行くのは初めてなので、ドイツ語の先生にいろいろアドバイスをもらってネットで情報を集めて行って来ました。
もしこれから埋葬式に参列される方がいらっしゃったら、一例として参考になるかもしれませんので気づいたことを書いておきます。
1、式には時間より前に到着すること。
まず墓地の横の小さい教会で神父さんのお話を聞くのですが、時間きっちりになると扉が閉まりお話が始まるので遅れると入りにくいです。
それに式の前に遺族と少しお話ができます。
2、服装は黒っぽいもので
日本のような喪服ではなく、黒っぽい服装であれば大丈夫。実際にアウトドア用のヤッケの人もいたしジーンズの人さえいました。あまり細かい規制はないようです。
3、持参するのはお花くらい
香典という習慣がないのでお金は包みません。故人と近しくなかったのであればお花も不要だそうです。
私はお花を持って行きたかったのでお花屋さんで埋葬式に行く旨を伝えたら白いバラがベストだと、こんな風にしてくれました。
これに紙が巻いてあったのですが、棺の上に投げる前に外しました。
大きな墓地だと墓地の前に花屋があるらしいですが、今回の所にはなかったので必ずしもあるわけではないようです。
4.案内をもらったけれど式に行けない場合は、お悔やみの手紙や花を送る。
実際の式の流れです。(プロテスタント)
最初に墓地の横の小さい教会で神父さんの故人についてのお話を聞く(15分くらい)→棺を運ぶ男性が入ってきて棺を先頭にお墓まで歩いていく→お墓に棺を入れたあと、遺族から順に砂をかけてお花を投げ入れる→埋葬が終われば式は終了(ここまでで1時間弱)→カフェかレストランが予約されていることが多いのでそこ移動してお茶や食事をしながら遺族と話をし、挨拶をして帰る
棺に砂をかける時ですが、お墓の横に砂とスコップが用意してあり、かけ方は人それぞれでした。
スコップで一すくいした砂を三回に分けてかける人が多かったので私もそうしましたが、スコップではなく手で砂をすくう人もいました。
お花は女性のうち半分くらいの人が持ってきていましたが、白だけでなく赤やオレンジのバラを持っている方もいたし、数も1輪から3輪くらいまで様々でした。
教会の前に名簿があって名前を記入する場合も多いようですが、今回はありませんでした。
カトリックとプロテスタントで違ってくるだろうし、もちろん地域差もあると思います。
今回の参列者は全部で20人足らず。
故人がご高齢だったし友人は一人っ子で親族も少ないので、予想はしていたもののとても寂しい式でした。
おまけに何か揉め事があったらしく友人の二人の息子のうち一人(故人からすると孫)が家族と共に最後まで現れず。
私自身は故人と面識がないので申し訳ないけれど故人よりも友人が気がかりで、母を亡くした悲しみと埋葬式に家族が揃わない現実の両方でとても辛そうに見え、いたたまれませんでした。
日本でも葬儀の時に親戚が揉めるという話はよくあるし、実際に私も経験しましたが、こんなに悲しいことはありません。
私には何もできませんが、せめてまた友人に他愛ない手紙を書こうと思います。
Wiesbadenで見た季節はずれの桜・・・。
この時も気温は2℃で体感的には決して暖かくなかったですが、ドイツの冬としては異例の暖冬です。
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黒い縁取りのある封通に入った、埋葬式の案内状でした。
友人と言っても彼女は60代で、亡くなられたのは彼女の91歳のお母さんです。
亡くなられてからちょうど1週間後の式でした。
ドイツで埋葬式に行くのは初めてなので、ドイツ語の先生にいろいろアドバイスをもらってネットで情報を集めて行って来ました。
もしこれから埋葬式に参列される方がいらっしゃったら、一例として参考になるかもしれませんので気づいたことを書いておきます。
1、式には時間より前に到着すること。
まず墓地の横の小さい教会で神父さんのお話を聞くのですが、時間きっちりになると扉が閉まりお話が始まるので遅れると入りにくいです。
それに式の前に遺族と少しお話ができます。
2、服装は黒っぽいもので
日本のような喪服ではなく、黒っぽい服装であれば大丈夫。実際にアウトドア用のヤッケの人もいたしジーンズの人さえいました。あまり細かい規制はないようです。
3、持参するのはお花くらい
香典という習慣がないのでお金は包みません。故人と近しくなかったのであればお花も不要だそうです。
私はお花を持って行きたかったのでお花屋さんで埋葬式に行く旨を伝えたら白いバラがベストだと、こんな風にしてくれました。
これに紙が巻いてあったのですが、棺の上に投げる前に外しました。
大きな墓地だと墓地の前に花屋があるらしいですが、今回の所にはなかったので必ずしもあるわけではないようです。
4.案内をもらったけれど式に行けない場合は、お悔やみの手紙や花を送る。
実際の式の流れです。(プロテスタント)
最初に墓地の横の小さい教会で神父さんの故人についてのお話を聞く(15分くらい)→棺を運ぶ男性が入ってきて棺を先頭にお墓まで歩いていく→お墓に棺を入れたあと、遺族から順に砂をかけてお花を投げ入れる→埋葬が終われば式は終了(ここまでで1時間弱)→カフェかレストランが予約されていることが多いのでそこ移動してお茶や食事をしながら遺族と話をし、挨拶をして帰る
棺に砂をかける時ですが、お墓の横に砂とスコップが用意してあり、かけ方は人それぞれでした。
スコップで一すくいした砂を三回に分けてかける人が多かったので私もそうしましたが、スコップではなく手で砂をすくう人もいました。
お花は女性のうち半分くらいの人が持ってきていましたが、白だけでなく赤やオレンジのバラを持っている方もいたし、数も1輪から3輪くらいまで様々でした。
教会の前に名簿があって名前を記入する場合も多いようですが、今回はありませんでした。
カトリックとプロテスタントで違ってくるだろうし、もちろん地域差もあると思います。
今回の参列者は全部で20人足らず。
故人がご高齢だったし友人は一人っ子で親族も少ないので、予想はしていたもののとても寂しい式でした。
おまけに何か揉め事があったらしく友人の二人の息子のうち一人(故人からすると孫)が家族と共に最後まで現れず。
私自身は故人と面識がないので申し訳ないけれど故人よりも友人が気がかりで、母を亡くした悲しみと埋葬式に家族が揃わない現実の両方でとても辛そうに見え、いたたまれませんでした。
日本でも葬儀の時に親戚が揉めるという話はよくあるし、実際に私も経験しましたが、こんなに悲しいことはありません。
私には何もできませんが、せめてまた友人に他愛ない手紙を書こうと思います。
Wiesbadenで見た季節はずれの桜・・・。
この時も気温は2℃で体感的には決して暖かくなかったですが、ドイツの冬としては異例の暖冬です。
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