eine Pause

ドイツで右往左往する関西のおばちゃんのお話。
外人を見たら逃げていた私がまさかのドイツ暮らしΣ(゜д゜lll)

気になる“べこ”ら

2012-09-27 15:39:26 | 日常
最近よく目が合う牛がいる。

それは・・・彼。
            

彼はピザパンのスタンド、Ditschのポスターからにや~っと私を見ている。

このDitschというお店はそこら中にあって、常時いろんなパンがあるのだが、期間限定商品も出している。
このポスターにあるのは5種類のチーズを使ったパン。

シュパーゲルの時期にはシュパーゲルが乗ったパンがあった。
普段はあまり食べないが、期間限定に弱いので試してみたくなる。

きっと彼の誘惑に負ける日も近い



もう1人は、ドイツではお馴染みのこちらの牛
            

今年はMilkaが出来て111年らしく、その記念のチョコレートなのだ。
このチョコは懸賞付きで、なんと111名に1111ユーロ(11万ちょっと)が当たるらしい。

パッケージを開けるとこのように当たりかハズレと書かれている。
            ←これはハズレ

この情報を知ってからずっと探していたが、今日やっとMuellerというお店で見つけた。

そう簡単に当たるはずがないと思いつつ、膨らむのは1111ユーロの夢


1111ユーロあったら日本に帰る一人分の旅費にはなる
日本に帰ったら温泉に入って、焼肉食べて、寿司食べて、百均行って、コンビニ行って・・・・・


いや、待てよ
ヨーロッパなら二人分の旅費になる。
ハンガリー行きたいし、ポーランドやチェコもいいな・・・・・


1枚79セント(80円くらい)のチョコだけど、見られる夢は果てしない。





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ホッとする味で息抜き

2012-09-25 07:29:36 | 料理
和菓子教室に行った。→Atelier Wabisabi
こちらの教室では、日本人の先生にドイツ料理・日本料理・パン・和菓子・せっけん作りなど色々なことを習える。

今回は私の大好きな“かりんとう”と“鬼まんじゅう”を教わった。

鬼まんじゅうは名古屋の方ではポピュラーなお菓子らしい。
角切りにした、たくさんのさつまいもを
           

少しの生地でつないで成形し、
           

セイロで蒸し上げる。
           


何とも素朴なおまんじゅうの出来上がり。
           




かりんとうは黒ゴマを入れてクッキーのような生地を作り、適当な大きさに切って揚げる。

           


お砂糖と水で作った蜜を絡めて
           


冷ましたらかりんとうの出来上がり。
           




かりんとうを冷ましている間に、ランチをご馳走になった。
たくさんのキノコと鶏肉と栗が入ったキッシュとサラダ。
          


具だくさんなキッシュはもちろん生地から手作りで、感動ものの美味しさだった
          


私達に教えながら、子供をあやしながら、ランチの準備までできてしまう先生はすごすぎる。


家に帰って煎茶を入れ、持ち帰った物を頂いた。
          


懐かしくて、ホッとする~

これで一時帰国する友人に「かりんとう買ってきて~。」と頼まなくても良くなったし、「おまんじゅうが食べたいけどあんこから作るの面倒だし・・・」という時にはこのおまんじゅうを作れば良くなった。

ドイツに来なければ、どちらも絶対自分で作ろうなんて思わなかった。
ドイツの食材を使った作り方を教えてくださる先生がいる事も、一緒に習いに行ってくれる友人がいる事もとてもありがたい。

知らないうちに緊張して、体に力が入ってしまうドイツ生活。
時にはこういう味でホッと息抜きしながら乗り切っていこう。

しかし長くドイツに住んだら、ホッとするドイツの味が出てくるのだろうか・・・?(いや、きっとない)





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武器になるきゅうり

2012-09-21 13:27:31 | 日常
マルクト(市場)に行ったら、面白いものを見つけた
       

これは全部きゅうりだが、“観賞用”で食べられないらしい。

とげは柔らかいものから痛いものまでいろいろ。
中でも黄色いとげが一番痛い。

そこで、ハッとひらめいた。
こ、これは・・・。

      

こういう武器になるのではないか。(モーニングスターという名前らしい。見かけの割に、弱そうなネーミング)

今度夫と喧嘩した時は、このきゅうりに鎖と棒を付けて振り回してやろう

こういうかぼちゃはよく見かける。
       


やはり顔の好みが日本とは随分違うらしい・・・。

コスモスも出て、お花屋さんも秋模様。
        


と思いきや、こちらの一角は季節が入り乱れている。
        

ゆり・あじさい・パンジー・菊・・・。

花の開花時期も日本とは異なるのだろうが、ここだけを見ると今が一体いつなのか分からなくなる

まだ銀杏の葉は色付かないが、気温は確実に下がってきて今日も最高で19℃。
太陽が隠れると“寒い”とさえ感じるようになった。

冬はもうすぐそこまで来ている




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ハイカラ婆ちゃん

2012-09-20 09:01:18 | 家族
母 75歳。
夫(私の父)は既に他界しており、兄家族と同居。
数年前に手術を受け定期的に病院通いはしているものの、少し足が悪いくらいで至って元気。
いつも私を驚かせてくれる。

数ヶ月前も電話していると

母「この間映画見てきてん。」

私「ふーん。何の?」

母「ホタルノヒカリ」
                

私「えぇっ そんなん好きやったん?」

母「うん。あれ面白いねん。でも誰も一緒に行ってくれへんから1人で行ってきた。」

シルバー割引で1人「ホタルノヒカリ」を見る婆ちゃん・・・。
チケット売り場の人も耳を疑っただろう

母は時代劇・カラオケ・ゲートボールなどおよそ老人が好みそうなものは大嫌いである。

見るテレビはクイズ番組かドラマ、もしくはEXILEの出ている番組など。
メンバーの名前は分からないにしても“AKB48”が何なのかも知っている。

今はさすがに乗らないが絶叫系マシンが大好きで、60歳を過ぎてから同級生5人と遊園地に行き絶叫コースターに乗ったこともある。
その時は係りのお兄さんにえらく心配されたそうだが、全員「面白かったな~」と平気でルンルンと降りてきたそうだ。



電話が鳴って受話器を取り、「もしもし」と言ったら持っていたのはティッシュの箱だった
という事件もたまにあり、その度に「ボケたらどないしよ・・・」と落ち込む事もあるが、いつも「自覚があるうちは大丈夫やで。」と励ましている。

パソコンはもちろん、携帯さえ使えない母だが「口があればどこでも行ける」と言って気が向くままに遠出もする。
このバイタリティーは是非見習いたい。

昔は顔が似てきたと言われるだけで全力で否定していたものだったが、今は“この母にして私あり”としみじみ思う。

このまま、気持ちから老いる事なく元気でいてほしいものだ。




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おばちゃんも踊るソーセージ祭り

2012-09-18 14:17:36 | お祭り
Bad Duerkheimのソーセージ祭り後編。
この街一番の名物はこの大きなワイン樽型のレストラン。



一目瞭然のとうもろこし屋台。


巨大なテントの中にはステージがあり、音楽が始まるとおばちゃん同士も踊り出す。


小さい所では知らない人でも肩寄せあってワインを飲む。


上半身だけ“なんちゃって民族衣装”のおじさん達は、お祭りにはつきものの曲を演奏する。
どの人のお腹も同じようにご立派

私達もそろそろ何か食べようと物色したが、人が多くて順番待ちが大変
結局食べたのはザウマーゲンというこの地方の郷土料理とザワークラウトの盛り合わせ。

ザウマーゲンはソーセージの一種で、豚の胃に卵・玉ねぎ・じゃがいもなどを詰めて焼いたもの。
もうちょっと塩分控えめなら美味しかったのに、例によってしょっぱすぎ

このお祭りはWurstmarktという名前ではあるけれども、要はワイン祭り。
なのでワインもちょっと飲んでみようと思ったが、どの店を見ても500mlの値段が書いてある。
グラスもこんなに大きいものばかり。
>
とてもワインの量とは思えない。

なんでもこの辺はワインを炭酸水で割って飲むのが主流だとか。
割らずに飲む時も大きなグラスに500mlか、ワイングラスで250ml飲むらしい。
そして種類も少ない。

結局白ワインの炭酸水割りを2人で一杯だけ飲んだ。

こんなグラスではどうもワインを飲んでる気がしない

前回行ったMainzのワイン祭りでは100mlずついろんなワインを楽しめるようになっていたのに、同じ州でも違うものだ。

帰りに少しだけ街を散策。
私の好きな木組みの家はほとんどなかったが、この2つの建物が可愛かった


お祭りは世界最大だけれど、街は小さくてとても静か。
名前にBadとつくだけあってKurhausもあるので、歳をとったら祭り以外の時にゆっくりのんびりしに来るのもいいかもしれない。


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