eine Pause

ドイツで右往左往する関西のおばちゃんのお話。
外人を見たら逃げていた私がまさかのドイツ暮らしΣ(゜д゜lll)

初めて見たぶどう収穫マシン

2014-09-29 18:48:00 | お出かけ(ライン川・モーゼル川流域)
秋晴れの昨日、かねてより行きたいと願っていたラインガウのお城、Schloss Johannisberg ヨハニスベルク城に行ってきました。

車のない我々は最寄り駅 Geisenheim ガイゼンハイムからぶどう畑を歩いてお城に向かいます。

途中で見た秋らしい景色。
   
栗はとあるお宅のお庭にあったので、もちろん拾えません。 あぁ、栗拾いがしたい

ぶどうの収穫作業中です。 この広い畑の収穫となると気が遠くなりそうですね。


やはり今年はぶどうのできが悪いように見えました。


こちらが目指すお城です。


途中迷いながら坂道を登ること50分 ようやくお城に到着しました。 ぶどうのアーチが素敵です。


ここは眺めの良いレストランが有名なのですが、ちょっと覗いた所満席でしかも格式高い感じがしたので併設のショップでお土産だけ買いました。
ワインのゼリー3つセットと、ロゼのシャンパンです。

お城近くのウィーン風カフェでランチ。 屋根の上に馬車が乗っているのが目印です。


カフェだけあって食事メニューは少ないですが、私達のお目当てはちゃんとありました。
この時期しか飲めないフェダーヴァイサー(発酵途中のワイン)とツヴィーベルクーヘン(タマネギたっぷりのキッシュ)です。

発酵途中と言ってもアルコール分はしっかりあるので、私はこの1杯でもうヘロヘロになってしまうのですが、甘くて美味しいので毎年この時期を楽しみにしています

帰りは違う道をぶらぶら歩いていると、今度はぶどう収穫マシンに出会いました。


機械でぶどうを収穫できるなんて知らなかったのでその作業を見入ってしまいましたが、ぶどうの棚をまたぐようにして走っています。1列収穫するのもあっという間でした。


待ち受けているトラックにザザーッとぶどうを空けます。


これを繰り返すのかと思ったら、離れた畑へとさっそうと去って行ってしまいました。

私達は日頃運動不足なので片道1時間弱の行程でぐったりと疲れてしまったのですが、健脚&ワイン好きの方はあちこちのワイン屋さんを歩いて回るようで、こんな看板がありました。


この狭い範囲にこれだけのワイン屋さんがあるなんて、すごいですね。

ちなみにここは日本人もよく訪れる Rüdesheim リューデスハイムのお隣の街です。

リューデスハイムとは打って変わって観光客というよりドイツ人が多く訪れる所で、道を歩けば見知らぬ人でも「Guten Tag!」と挨拶してくれます。 ワイン好きな方はちょっと足を伸ばしてみるのも良いかもしれません。






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ドイツで懸賞に当たりました

2014-09-23 19:33:00 | 日常
昨日私宛に郵便物が届きました。

何も注文してないし差出人に全く心当りがないので、もしかしたら勝手に商品を送りつけて代金を請求する詐欺では??と訝しんだのですが、とりあえず開けてみることに。

すると、「おめでとう」の手紙とともに、ずっと前に応募していた懸賞の賞品が入っていました。
ドイツの有名な詩人、ゲーテとシラーとハイネの詩を朗読したCDです。

応募したこともすっかり忘れていたので、とにかくびっくりしました。

応募する前に「ほんまにちゃんと抽選して賞品を送るんやろか・・・ドイツやし、絶対当てにならへんわな。」と疑ってしまった私を許して下さいと目に見えない相手に謝りました。



いったい何に応募したのかというと、無料の小冊子に付いていたクロスワードパズルの懸賞です。

日本にいる頃からクロスワードやお絵かきロジックなどのパズルが好きだった私。

こっちに来てすぐの頃から、勉強にもなって賞品ももらえるパズルは一石二鳥だと思いました。

しかし実際にはかなり難しくとても一人では解けませんし、夫はパズルが嫌いなのでまったく協力してくれません。

そんな話をドイツ語の先生にしていたら、何かの冊子にあったクロスワードパズルを用意していてくれました。

結局ほとんどを先生が解き「答えはメールで応募できるからやってみたら?」と言われたのはもうかれこれ3ヶ月前のこと。

もともとドイツ語学習者用の冊子だったので、賞品も何かしらのドイツ語を学べるCDでしたが、指定はできず何が当たるかはお楽しみと言うパターンでした。

しかしよりにもよってゲーテさんやシラーさんの詩を朗読したものが当たるとは・・・。

ちょっと聞いてみたところ、お経のように思えなくもな・・・・ごにょごにょ

えぇっと・・・・寝付けない夜に聞くのに良さそうです。

もともとくじ運が強いわけでもないんですが、期待せずに応募すると当たるものなんですね。

これはきっと「もっとしっかり勉強しなさい」という天からのお告げなんでしょうね。





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寿司という名のバッタモン

2014-09-15 19:50:00 | 食べ物
人間、魔が差す瞬間がありますね。

ドイツに来て数度回転寿司なるものを試し、その度に打ちのめされてきたにもかかわらず、また性懲りもなく行ってしまいました。

そこはわが町に新装オープンした回転寿司で、お昼は一人9.9ユーロ(約1370円)で食べ放題です。

寿司が回ってくるベルトはこんな感じ。 透明なトンネルのような中を流れてくるので、好きな物がきたら窓を開けて皿を取り出します。


これがこちらにはたいてい回っている海藻サラダ。 ごま油の風味がきいて、結構美味しいです。


その値段のせいか、握りはほとんど回ってきません

かんぴょう巻きやかっぱ巻きに混じって、見た事もないような物がきました。
   
左はクリームチーズとサーモンとお新香とカニカマの巻き物。赤いご飯は色だけで特に味がせず。 右はサーモンのマリネのきゅうり巻きです。

寿司にチーズはよくあるんですが、チーズを入れると他に何があってもチーズの味しか感じられなくなります

この辺りでもう淡い期待は後悔に変わり、あとはブロガーとしてこの寿司屋をレポートするために普段は手を出さない物にも手を出してみました。

これは寿司のフライ。 こちらではなぜか巻き寿司をフライや天ぷらにしたがります。
味は・・・・と言うより、食感がもうダメです。

サクッとした後にぐにゅっというなんとも言えない食感  ソースは日本のとんかつソースではなく、ちょっと甘いソースでした。

これは見た目からほうれん草だと分かったので、安心して食べたら・・・ほうれん草のピーナツソースあえ。 甘くてとても酢飯とは合いません


こちらはインドネシア風焼き鳥のサテ。 これはまぁ普通に美味しいです。一緒に写っているのは緑茶の湯のみ。 基本、緑茶でもジャスミンティーでも茶器は一緒です。


デザートはバナナのフライ、はちみつがけ。 これもこちらでは定番ですが、バナナはそのまま食べたい・・。


ちなみに回ってきた握り寿司はたった4種類。 サーモン、卵、白身魚、いかです。

ネタはいいとして、その作り方が“握る”というより、“工作”。

席から見えたのですが、ご飯を型に入れて抜いて上にネタを乗せるだけ。

もちろん店員に日本人はいないので、彼らは寿司とはこういうものだと思っているのでしょう。

こんなんで寿司という名前を使うなぁと言いたいところですが、それはまぁ外国だから仕方ないですね。

お支払いの時にどこのレストランでも「食事はいかがでしたか?」と聞かれるのですが、今までどんなにまずくても「美味しかったです。」と嘘をついた夫も「・・・・・。」と言葉につまり、店員さんがキョトンとしていました。

こうしてまた辛酸を舐めたわけですが、またしばらくしたら魔が差して別の店にらふらふらと行ってしまうことでしょう。

あぁ・・・日本のお寿司が恋しい








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岡崎選手のパネルとあずきバー

2014-09-07 18:11:00 | 日常
マインツにはMainz05というサッカーチームがあり、ワールドカップ代表の岡崎選手が所属しています。

同じ街にいるのだからいつか何処かでご本人とお会いできるかな?というかすかな希望を持っているのですが、残念ながら今までお会いしたことはありません。

ところが、岡崎選手の等身大パネルを発見しました


ファンの方にはたまらないスポットではないでしょうか。

私自身はそれほどサッカーに詳しくないのですが、ひそかに岡崎選手を応援していますので、しっかりパネルに並んで2ショット写真を撮りました

これを撮ったのはKonradという電化製品店の前。→住所 Binger Straße 14-16,Nähe Hauptbahnhof,55122 Mainz


もう1箇所、町の中心部のEntegaの営業所内でも発見したのですが、こちらは店の中に入らないといけないので、ちょっと写真が撮りにくいです。→住所 Seppel-Glückert-Passage 1 55116 Mainz

もしかしたら他の場所にもあるかもしれません。

マインツに来られた際は、探してみるのも楽しいかも。





もう一つ、こちらはYuan-faというアジアショップで売っているあずきバーです。
Red Bean Ice Bar。

確か韓国産だと思ったのですが、味は普通に美味しかったです。

日本の味が恋しくなった時、こちらの甘すぎるアイスにうんざりした時なんかにおすすめです。







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私が通ったドイツ語コースの実態7 【ストレスに対する反応】

2014-09-04 16:50:00 | ドイツ語コース
さて、長々と続けてきたドイツ語コースのお話も大詰めです。

本当に色々ありましたが、とうとうコースが終了し、テストを受けることになりました。





2012年4月


私のドイツ語コースは移民のためのものであり、最終目標はドイツ政府が決めたテストに合格することである。

その第一弾のテストは2日間にわたって行われ、1日目は筆記テストで2日目は口頭試験。

普段はプレッシャーなんて全く感じないようなクラスメイト達が、この試験前にはかなりナーバスになっていて、また驚かされることがいっぱいあった。

まず口頭試験は2人組で受けるので、事前にそのペアを決めなければいけない。

自己紹介や写真を与えられてそれについて説明するという問題の後、2人であるテーマについてやり取りして計画を立てるという問題があるから、このペアは重要になってくる。

当日試験だけを受けにくる人もいるので、早くからペアを決めることは難しく、先生もずっと決めないままに試験2日前になった。
私は既にパキスタン人のSちゃんと「一緒に組みたい。」と希望を伝え了承をもらっていたので余裕だったが、他は誰も申し出がなく先生が独自に決めたペアを読み上げた。

するとそれに異論のある人が「私はあの子と組みたくないだってあの子はうまく喋れないもの。○○ちゃんがいい。」と言い出す。
指名された方も「私はあなたは嫌よ ○○ちゃんがいい。」

このやりとりが本人がいる目の前で堂々と行われることにビックリ 

嫌と言われた方も、悲しそうな顔ひとつしない。

この人達には“心”というものがないんだろうか・・・

もし私が目の間で「あなたと組むのは嫌。」なんて言われたら、もう立ち直れないと思う。

とにかく「自分に有利な物は手に入れる。その為に人がどう思おうと知ったこっちゃない。」という定理があるんだろう。

またそうでなくちゃ生きていけない環境にあったと言うべきか。



試験前日。

最後の授業中に、いつもお騒がせのガーナ人がくちゃくちゃに丸めたメモを何人かに渡してきた。

私のメモには「あなたは緊張しすぎてうまくやれず、テストに合格できない。」と書いてあった。

他の子のメモにもその子の弱点を書いては、「~だから合格できない」と書いていた。

しょうもないことを・・・

合格できる人数に制限があるわけじゃ無し、誰かを落とし入れる必要なんて全くないのになんでこんな事するんだろう。

先生曰く、これも彼女なりのストレスに対する反応らしい。

そんな事される方はいい迷惑だ



私自身は特にこの1ヶ月何回もテストの夢を見た。

必ずうまく行かず落ち込むという結末である

もちろんそれなりに勉強はしたし、パートナーのSちゃんと近所で落ち合っては口頭試験の練習もした。

それでも不安は拭い切れなかった。



試験当日、「試験に落ちる」というメモを渡してきたガーナ人が私を待っていて泣きながら謝ってきた。

他の人から私が怒っていたと聞いたらしい。

「ごめんなさい そんなつもりはなかったの

だったらどんなつもりやねんと言いたいのをこらえ、「まぁまぁ。もうええから落ち着いてテスト受けようや。」となだめ、教室まで連れて行った。

筆記試験は無事に終了。

翌日の口頭試験も、試験官がすごくフレンドリーな人でリラックスして臨むことができてやっとホッとした。

これでもうこのクラスとはお別れ・・・ではなく、まだドイツの歴史や政治について学ぶ、オリエンテーリングコースが待っている。





ガーナ人は最後までやってくれました。

いたずらにしても悪質ですよね。

それにしても言いたいことを言い過ぎるこういう人達には、日本人が理解されないのは当然でしょうね。

誰とペアを組むかというやりとりを、蚊帳の外で聞いているだけでも心臓がバクバクして体に悪かったです





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