eine Pause

ドイツで右往左往する関西のおばちゃんのお話。
外人を見たら逃げていた私がまさかのドイツ暮らしΣ(゜д゜lll)

あ~るの壁

2012-07-31 09:00:10 | ドイツ語
ドイツ語の発音は難しい。

昨日買い物に出かけ、目当ての物が見つからなかったので仕方なく店員さんに尋ねた。
こういう時の相手の反応は、大きく分けて3パターン。

①笑顔でゆっくり聞いてくれる
②ポカーンと口を開けて固まる
③汚い物でも見たかのように顔を歪め、吐き捨てるように答える

今のところ、①20%、②40%、③40%といったところか。

昨日の店員さんは③のパターン。
「今はない。入荷の予定もない。」

もう、さっさと帰ってくれと言わんばかり

凹んで家に帰り良く考えてみると、私が言った短い文章の中にRLが6つも含まれていたのに気づく。
“Reisenthel”“Regenponcho”“hellblau”
そりゃ、嫌な顔もされるよな・・・。

発音の中でも一番苦手なのがRで、RLの違いが付けられない。
他にも難しいのが、WB
私が言うと、私達という意味の“Wir”も、ビール“Bier”も同じになってしまうのだ。
ウムラウトなんて、言わずもがな。

これで聞いてくれという方が無理なんだろうな。

私の前に立ちはだかる、この大きく高い壁。

カタカナのドイツ語を矯正するためにはドイツ人に個人指導してもらうしかないのかな。




南の雰囲気を感じて

2012-07-30 08:11:44 | お出かけ(BW州)
猛暑の続く金曜日、今度はBadenーWuerttemberg(バーデンヴュルテンベルク)州のLadenburg(ラーデンブルク)という街に出かけてみた。
日々のネットサーフィンで“こぢんまりとした可愛い街”と書かれているのを見つけたからだ。
ここは、Mannheim(マンハイム)に程近い。

駅から中心部までは歩いて10分もかからない。
まず、Informationで地図をもらう。
しかしこの地図が不親切で、地図上の見所の番号に名前は書いてあるだけで写真がない。
だから「たどり着いた」という達成感が少ない

適当にブラブラしていると、こんな銅像に出会った。

この2人は戦っているのか?そう思いながら更に近づくと、片方はこんな事をしている。

これは・・・バリアを張っているのか、何とかビームを出しているのか・・・。
身なりもこっちのほうが偉そうだし、一段高い所にいるのでやっぱりこのビームの人の勝利か・・・などと思いながらさらに歩く。

そんなに多くはないが木組みの家もある。

こちらのレストランはかなり古い。

特にこんな歪んだ窓を開けるのは大変そう


今日の一押し看板はこれ。

金の玉ねぎ

こちらは可愛いポスト


何故か動物モチーフの物が多く、変な魚
>
羽が溶けてしまったようなカラス

リアルすぎる山羊なんかがいた。

この間行ったベンスハイムとはそんなに離れていないが、州が違うだけにやはり趣が違う。
南の方の街には必ずある、マイバウム

博物館の壁はだまし絵。

こういうのを見ると、“州をまたいで来たんだなぁ・・・”という実感が沸く。

こうして見るとそんなに悪くない街なのだが、私的には少し物足りない。
たぶん再訪する事はないだろうと思い、最後に“これだけを見よう”と思ったパンフレットの写真にあるスポットを探すが見当たらない。

思い切って近くにいたドイツ人夫婦に声をかけ聞いてみた。
しかし、彼らもそこには気づかなかったらしい。
「高速を降りてランチをしようと思ったら、意外に良い街だから散策してる。」という事だった。
ほんの少し立ち話をした。

大した内容ではないが、中国人と間違われなかった事と聞き返される事なく会話ができた事がとても嬉しかった

もう一度Informationに戻ってパンフレットを見せながら「この写真の所はどこですか?」と聞いてみた。
すると・・・「それは今すぐには答えられないわ。」

いろいろ言っていたが、要は知らないらしい

それが貴方の仕事でしょう・・・と思ったが、そう言えばここは“Tourist”ではなく、“Stadt”Informationだったと気づいた。
それだけ観光客が来ない所なんだろう。

仕方ないな・・・とあきらめも付いて帰路についた。

この街は昔城壁に囲まれていてその一部が残っているし、登れないが魔女の塔なんかもある。
わざわざ行くとがっかりするかもしれないが、マンハイムで時間を持て余した時には来てみるのもいいかもしれない。





父なる川沿いの可愛い街

2012-07-28 18:50:40 | お出かけ(ライン川・モーゼル川流域)
お出かけ強化週間3日目は、ライン川沿いのBacharacha(バッハラッハ)に行った。
MainzからはRE快速を使うと30分くらい。
ここはライン川下りの船着場もあるが、日本人はほとんど見かけない。
(一応ガイドブックには載っているが、たった3分の1ページ)
観光客自体は多く、狭い道をひっきりなしに車が走るのがちょっと意外だった。

街の中心部の広場もそんなに広いとは言えない。
でもとても絵になるこんなホテルとガイドブックにも載っているレストラン「アルテスハウス」がある。


赤いお花と緑が映える


こちらの窓からはひまわり。窓辺のプランターでひまわりというのが斬新で、つい写真を撮ってしまった。

川沿いから街へ入る入口には何箇所かこんな塔がある。

古い家は下から見上げても興味深い。

お決まりの看板もやっぱり素敵

丘の上は一面のぶどう畑。
緑が目に染みる・・。

その畑の中に見晴台?のような物があり、そこから見た街。

山の上はシュターレック城。

今はユースホテルとして使われている。

脇道に入って行くと、可愛らしいペンション。

ここのお庭が素敵すぎる

ペンションの反対側は普通の家だけど、どの家の庭も手入れが行き届いている。

ここの一角はお気に入りの場所になった

あっという間にまわれてしまう本当に小さい街だけど、土産物屋さんもあるしレストランはたくさんある。
「6月と10月に行われるワイン祭りはこの地方で最も古いワイン祭り」だとガイドブックには書いてあった。
ワイン好きな人はその頃に訪れるのもいいかもしれない。

ベルクシュトラーセの小さな街

2012-07-26 11:45:37 | お出かけ(BW州)
お出かけ強化週間2日目は、フランクフルトから電車で約1時間。
ハイデルベルクとの中間くらいにあるBensheim(ベンスハイム)という街に行ってきた。
この辺りはベルクシュトラーセ(丘街道)というらしい。

私のお出かけする際の重要なポイントは電車でアクセスできる事と、特に一人の場合は公衆トイレがある事。
ここの市街地図は“おすすめ観光ルート”が付いた小冊子で、その冊子ごとダウンロードできるし公衆トイレも無料で綺麗だった。
3年前に書かれた旅行記を読むと「トイレがないのが困る」と書かれてあったので、最近観光に力を入れるようになったのだと思う。

そんな街なので、観光客は私以外に一組しか見かけず、もちろん日本人には会わなかった。

駅から街の中心までは歩いて5分程。
この日はMarktplatzで市場が開かれていた。

噴水もお花があると一層美しい。


この広場の周りにはこんな教会や、こんなパステルカラーの木組みの家がある。


この時期の難点は緑が多すぎて全体像が写せないこと。

この街ではピザ屋さんもお洒落。

何気ない看板や家の紋章も可愛い。



中心部から離れてもやっぱりこんな景色。


そして、特に目を引いたのがこちらとこちらのカフェの壁。


木組みとはまた一味違って、陶器の模様のようで優雅な感じ。

おすすめルートをそのまま歩いても2時間もあれば充分にまわれる小さい街だけど、意外に3階建てのデパートなんかもあって思ったよりは都会だった。

もしここを訪れる機会があったら、一つ隣りのHeppenheim(ヘッペンハイム)もお勧め。
両方合わせても1日で充分見て回れるし、日本人にはほとんど会わない穴場と言える。



城と緑と白鳥

2012-07-26 10:48:12 | お出かけ(ライン川・モーゼル川流域)
キタ━(゜∀゜)━!
待ってましたこの天気。

雨で寒かったレゴランドが嘘のように、今週は快晴で気温も30℃近い日が続いている。
ただ残念な事に、このお天気も金曜まで。
週末にはまた気温が下がり、雨がちな天気が戻ってくるらしい。

それならば1人でどこかへ出かけてしまおう
急にそう思い立ち、月曜はWiesbadenにあるSchloss Biebrichを訪れた。
ここへはMainzからバスで30分。
3年前初めてライン川下りをした時に、マインツから乗船して最初に出てきたお城がここだった。

お城が真っ青な空に映える。

ここは今、カフェ&レストラン&バーになっている。

お城の裏側は広い公園で、皆犬を散歩させたり水着で日光浴をしたりと思い思いに楽しんでいた。
>
私も歩きながら深呼吸。

あぁ、生き返る。

公園の奥の方にはこんな建物があったり、小さいけれど子供の遊び場もあった。

ライン川へ戻り遊歩道をぶらぶら。

この時期は自転車に乗ってツーリングする人が多く、それもけっこう年配の人を見かける。

電車にMy自転車を持ち込んで移動するのはもう見慣れたが、なんとこんなボートにも自転車を積んでいた。


そこまでして運ばんでも、レンタルしたらええやん・・・
そう思ってしまうのは、まだ私がドイツ人化しきれていない証拠だろう。

天気が良いと水面がキラキラして何気ないこんな風景も素敵に見える。


滞在時間はほんのちょっとだったけど、来てみて良かった
次に来る時は、お城のレストランで食事でもしてみたいな。