eine Pause

ドイツで右往左往する関西のおばちゃんのお話。
外人を見たら逃げていた私がまさかのドイツ暮らしΣ(゜д゜lll)

私が通ったドイツ語コースの実態6 【せち辛い学校とクラスメイト】

2014-08-28 19:43:00 | ドイツ語コース
久しぶりにドイツ語学校のお話です。

以前の話はカテゴリーの【ドイツ語コース】を参照して下さい。





2011年12月

最近の授業はすごくムラがある。

出席率の悪い日はひたすら復習やゲームばかりをやって一向に進まない。

かと思えば文法ばかり急いでやる日もある。

そんな時は出席率の悪い人に限って文句を言う。

「先生どうして今日はそんなに急いでやるんですか もっとゆっくりやってくれなきゃ分からない

あんたらが毎日ちゃんと来ないからこうなるんじゃー



先生の機嫌もムラがある。

最初は何でも辛抱強く耐えていた先生だが、とうとう堪忍袋の緒が切れたらしい。

授業中に大げさにため息をついたり、嫌味を言う事もある。

仕方ないとは思うが、たまに私にまで八つ当たりするのはやめて欲しい

先生の都合は最優先。

12時までの授業を医者の予約のために30分早く終わらせたり、ひどかったら休みにして別の日に振り替える。

いつも私達には「午前中のアポは入れないように」って言うのに、自分は良いらしい


何でそうなるのか分からないが、15分のはずの休憩はいつも30分以上。

遅れてきても理由はめったに言わない。

それにも慣れてたまに休憩中に散歩に行ったりすると、そんな時に限ってきっちり始まっている

それもこれもドイツ仕様なのか、はたまた私達がそうさせてしまったのか・・


生徒の特徴は、自分がやるべき事はやらないのに要求ばかりする事。

半分くらいの人は話はまったく聞かないし宿題もやってこない。

ある人は教科書を買いたくないから先生に全部コピーしてくれと言う。

別の人は学校を辞めて個人レッスンに変えるから、コース終了後に受ける試験のプリントだけくれと言う。

どんだけあつかましいねん



要求は先生にばかりではない。

隣の席のモロッコ人は母子ともに病気がちで休みがち。

その子はやる気はあるのにそれでは大変だろうと、「休んだ時はメールで宿題を教えようか?」と聞くと大喜びだったので、それ以来宿題やお知らせのメールを書いている。

先日またその子が休んだ時、宿題はプリントだけだったのでメールは書かなかった。

翌日は会うなり「どうしてメールくれなかったの」と言われた。(ちゃんとメールしても「読んだよ」とも「ありがとう」とも言わないのにクレームだけは忘れない)

プリントだけだったからと言うと、スキャンしてくれたら良かったのにと言う。

なんでそこまでせなあかんねん

言われっぱなしではしゃくにさわる。

自分から言い出したし、練習になるからメールは書くが、スキャンはしないと心に決めた私だった。

こんな事は他にもいろいろあって、そのたびにもうおせっかいはやめようと思う。

なんか、せちがらいなぁ。

こうやってどんどん日本人離れしていくのかな・・・・




いやーこの頃には先生もずいぶんひどくなってますね

何度も言いますが、これでもこの先生は学校で一番評判の良い先生だったんです。

他の先生はちゃんと5週間の夏休みがあるにも関わらず、それ以外の時に休暇を取り2週間ほど授業に穴を開けたりしてました。

もちろん代理の先生なんていないので、担任が来なければ授業はありません。

先生にもクラスメイトにも色んな意味で「常識は時に非常識」ということを嫌というほど思い知らされ、心が荒んでいく感じがしたのでした。









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パクチーでがっくり

2014-08-26 22:48:00 | 食べ物
先日マインツの町中で新しいインビスを発見しました。

そこは魚専門で、鯖が5ユーロで食べられます。

さっそく夫を誘い、醤油を持参して出かけました。

意気揚々と鯖を注文すると「ごめんねー。もう全部出ちゃったんだ。」と言われてがっかり。

気を取り直して私は鯛に似たDoradeという魚、夫はSardine イワシを注文しました。


長いこと待って、出てきたのがこちら。
 


調理法はgegrillt(焼いた)と書いてあったのですが、実際は揚げ焼き。

油たっぷりな上に、何やらフンと鼻に抜ける嫌な香り。

こ・これは・・・

なんと、私の大嫌いなパクチーが使われていたのです。

この香りがすると途端に元気がなくなる私。

残すのは嫌なので夫に手伝ってもらってなんとか食べきったものの、どよ~んとしてしまいました。

てっきりトルコ系のお店だと思っていたここは実はモロッコ系のお店だったようで、モロッコ料理にはパクチーがよく使われるらしいです。

帰りに「パクチーを使いましたか?」と聞くと、「あぁ使ってるよ。毎日ずーっと使ってるさ」と満面の笑みで言われてしまいました。

貴重な魚が食べられるお店なのに、もう二度とここには行けません

パクチー抜きの調理をお願いしても、きっとフライパンに染み付いた香りが消えないと思います。

またひとつ、お気に入りのお店候補が消えてしまいました。(実際5年暮らしてお気に入りといえるレストランは1軒もない

ドイツでパクチーはコリアンダーといい、日本で買うよりも安いし体にも良いそうなのでできれば食べたいのですが、どうもあの鼻に抜ける香りがダメで克服できないんですよね。

生まれて初めてパクチーを食べたのは中華料理屋さんのスープだったのですが、一口飲んで固まってしまいました。

食べてはいけないものを口に入れてしまった・・∑(゜д゜lll)ガーン というあの衝撃は今でも忘れられません。

春菊は大丈夫なんですがセロリの生も駄目だし、香りのきついものやゴーヤなんかの苦味のあるものがどうしても苦手です。








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5年目は港町へ 5 ~泥棒かもめとくらげ~

2014-08-22 20:58:00 | 旅行(ドイツ国内)
前回の続きです。

Lübeckを後にして向かったのは電車で20分のTravemünde トラヴェミュンデです。

ここには駅から歩いて10分位で行ける海水浴場があります。

人生初のバルト海ー 久々の砂浜だー


この砂浜に置かれたベンチはシュトランドコルブと言って、ドイツの海には必ずあるらしいです。 もちろん有料ですが、こういうのを借りて一日のんびりするのも良いですね。


既に15時過ぎだったからか、もしくはちょっと気温が低めだったからか、泳いでる人はほぼいませんでした。


私達も泳ぐ気はなかったですが、せっかくなので裸足で歩くことに。 さすがバルト海。 ムール貝が打ち上げられています。


このイチョウみたいなスタンプは・・・


カモメの足あとでした。 砂に埋もれてじっとしています。 砂蒸し風呂


こっちのカモメは、荷物を漁っていました。 よく見たら悪そうな顔をしています
荷物の持ち主がコラ~っとやってきたらトトトーっと知らん顔して向こうに行ってしまいました

あれは絶対「オラ、何もやってないもんね。」と言ってましたね。 その様子があまりにもおかしくて爆笑してしまいました。 鳥にも表情があるんですね。

水も綺麗だし、ちょっと足だけでもつけようかと思っていると夫が急に「うわぁ」と叫びました。

見てみるとこんなクラゲがあちこちにいっぱい。


知らずに刺されたら大変なことになる所でした。

それにしてもこんな中で海に入る人がいるなんて、信じられません

あとでドイツ人にこの話をしたら、「バルト海のクラゲは大丈夫なんだよ。」と言ってましたが、ホントかなぁ・・。

そのまま沿岸沿いのプロムナードを歩き、船を眺めながら散歩しました。

この立派な帆船はパッサート号。 帆を広げたところを見てみたいです。

この海岸沿いには高級ホテルが建ち、リゾート感満載でした。

余談ですが、リューベックからトラヴェミュンデまでは電車とバスで行く方法があります。

行きはバス、帰りは電車にしようと思っていたのですが、持っていたSchleswig-Holsteinチケットではバスには乗れなくて結局往復電車に乗ることになりました。(運転手さんに思い切りダメだと言われた)

この電車、同じ電車が行ったり来たりしているだけなので1時間に1本しかありません。

行かれる方はどうぞご注意下さいね。





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5年目は港町へ 4 ~Lübeck~

2014-08-21 22:07:00 | 旅行(ドイツ国内)
また旅行記に戻ります。 

早く書いてしまわないと忘れてしまう

3日目はまずハンブルクから電車で40分の世界遺産の町、Lübeck リューベックに行きました。

駅を出て程なくして現れるアンペルマンの信号機3連
この信号だと信号待ちも苦になりません

一度この目で見てみたかったホルステン門。


こちらが市庁舎です。 
道幅がなくて撮りづらいしなんか地味だなぁ・・と思っていたら、市場が開かれている反対側はもっと派手でした。




近くのマリエン教会の前には人気者の鬼さんがいます。 私も順番待ちをして記念撮影。
この鬼さんは今でこそ人気者ですが、なぜ教会の前に鬼がいるのかちょっと不思議ですよね。

実はこの鬼は大のお酒好きで、酒場ができると思って教会の建築を手伝っていたそうなんです。

途中で事実を知って暴れだしたのですが、人々が隣りにワイン屋さんを作ったのでそこに入り浸って教会の邪魔をしなくなり、無事に教会ができたのだとか。

このお話を元に1999年にこの鬼の像がここに置かれたらしいです。

その割には愛嬌のある顔の鬼ですよね。

1535年に建てられたSchiffergesellschaft 訳して船員組合の家。 中にはレストランが入ってるそうです。


トラヴェ川で見た船。


人形劇博物館。 この案内板に惹かれてふらふらと立ち寄りました。


劇を見る時間はなかったのですが、お店の人に断って写真だけ撮らせてもらいました。



マジパンで有名なニーダーエッガーでお茶でもしようと思っていたけれど、お腹具合と相談して断念。

リューベックではもうちょっと時間をかけて散策しようと思っていたのですが、なんとなくテンションが上がらず次の目的地に向かいました。







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夫を不機嫌にする一言

2014-08-18 17:07:00 | 家族
ハンブルク旅行記の途中ですが、今日は夫の話を。




夫を不機嫌にするのはとっても簡単です。

それは大嫌いな一言これ、いるん?(必要なの?)」を言うだけなんです。

我が家は60㎡なので、狭くて大して物は置けません。

なるべく物を溜め込まないように新しい物を買ったら古い物は捨てるようにしているのですが、全く協力的でないのが夫。

20数年前に日本で購入したという、時代遅れのトレーナーやセーターはなんとか捨ててもらったのですが、他にも後生大事にとっているものが多数あります。

さすがに私も(数年来弾いてない)電子ピアノや、(乗っているのを見た事がない)自転車を捨てろとは言いません。

でもボロボロの紙の辞書やボードゲーム、人からもらって全く見てないDVDなんかも捨てさせてくれないのです。

愛着があるわけでもなく、あることすら忘れているのに、「これいるの?」と聞くと、「いるんだ!」と怒る。

とうとう昨日は「そもそもなんで何かを捨てなきゃいけないんだ」と言い出し、はあ?と口が空いてしまいました。

私は古くて使わない物は捨てるのが当たり前と思っていたんですけど、夫にとってはそうではないようで・・・。

いっその事、断らずにいない間に捨てても気づかないんじゃないかと思ったりもするんですが、そういう時に限って「ここにあったあれはどこに行った?」と言い出しそうで。

どこのご家庭でもそんなもんなんでしょうかね。

今の家に定住するつもりもないし、引っ越しする時のためにも物は少なくしたいんですけど、この件に関してはお互いの意見はいつも食い違ったままです




そう言えば、夫は私ばっかり怒るように言うんですが、元はと言えば夫がすぐ怒るから私も機嫌が悪くなるんです。

そう言うと、「僕は怒ってない。プンとしただけだ。」ってわけのわからないことを言ってました。

「だからそれを怒ってると言うんやー」と突っ込みながら、あまりの事にプッと吹き出してしまいました(笑)

夫の中ではプンとするのと怒るのは違っていて、怒るというのはもっともっとひどいものなのだとか。

だとすると、私はまだ本気で怒られたことはないのかもしれません






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