eine Pause

ドイツで右往左往する関西のおばちゃんのお話。
外人を見たら逃げていた私がまさかのドイツ暮らしΣ(゜д゜lll)

5月の蕪

2013-04-26 19:15:00 | 食べ物
日本で一般的に蕪と呼ばれている物は、ドイツではMairübe(5月の蕪)という名前が付いている。

その名の通り今頃が旬なので、新鮮な旬の物を食べようと久々にマルクトに行った。


ようやくドイツ産の物も出てきたシュパーゲル(アスパラガス)。



緑のシュパーゲルも売ってはいるが、圧倒的人気は白いシュパーゲル。

太い物から細い物、頭だけの物までいろいろだ。

この時期はマルクト以外にもこういうスタンドがあちこちに立って、手軽にシュパーゲルを手に入れられる。





マインツの大聖堂と桜。



大聖堂の写真はいつでも撮れるが、桜つきは今しか撮れない。

それにしてもこんなに見事な八重桜があったなんて初めて知った。

      

  

桜を堪能したところで蕪を買おうと一軒の店へ。

白い部分はもちろん葉っぱも綺麗なのを選び、お姉さんに「これ下さいな」と手渡した。

受け取ったお姉さんはおもむろに葉っぱをムシッとちぎり、ぽいっと捨てた。


えぇぇぇぇぇぇぇぇ 


私の葉っぱがぁぁぁぁぁ



何も言えずただ立ちすくむ私。

葉っぱが欲しかったと言おうか?でも言えない・・・どうしよう・・・・という心の迷いと、捨てられた悲しさが全身に現れていたらしい。


私を見て一瞬固まったお姉さん、いぶかしそうに「え?まさか・・・葉っぱも欲しかったの?」

ふんふんと全力で頷く私。


そこで数秒見詰め合った後2人で アハハハハハハハハ'`,、('∀`) '`,、 としばらく大笑い。

ドイツ人とこんなに笑ったのははじめてかも。


「だったら新しいの取っていいわよ。でも葉っぱなんて誰も欲しがらないのよ。いったいどうやって食べるの?」

食べ方を説明する私。

「へぇ~だったら今度やってみるわ。それでこの葉っぱも付けてあげる。」とさっきちぎった葉っぱも一緒にくれた。



やった~
大量の葉っぱゲット


葉物野菜に不自由するドイツの貴重な葉っぱ。

大事に頂こう。




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週一回のバス通学

2013-04-24 22:50:00 | 日常
ZUMBAに行く時はバスを利用している。

というのも、VHS(市民講座)の参加証がバスのチケットにもなっていて、講座の前後2時間以内なら市内は無料でバスに乗れるからだ。

どこの街でも適用されているかどうかは分からないが、このシステムは素晴らしいと思う。


今はもう見慣れたが、最初に見た時は驚きだった2両編成の長いバス。



MainzからWiesbadenまでは10分毎にこの形のバスが出ているのだが、それでも結構混んでいる。

そんな車内で毎回必ず見るのがお年寄りに席を譲る光景。

小学生くらいの子供も、一見チャラチャラした感じの若い子も誰もが皆ごく当たり前に席を譲る。

そしてそれがお年寄りが乗ってきた瞬間に行われるので、お年寄りは席を探してウロウロする必要がないのだ。

このスマートさにはいつも感心する。



最近は気温が上がって毎日色鮮やかになっていくので、車窓からの景色も楽しみの一つ。

Wiesbaden駅前の公園。



早くも芝生の上に寝転がっている人多数。

ベンチも満員御礼だ。

やっぱリドイツはこうでなくちゃ。





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アーモンド並木

2013-04-19 16:25:00 | お出かけ(ライン川・モーゼル川流域)
とよく似た花を咲かせるアーモンド。

今年はアーモンドの花を見たいと思い、探してたどり着いたのがGimmeldingenという村。

(ここでは毎年Mandelblütenfestアーモンドの花祭りが行われている。→Hp

今年は先週末がお祭りだったのだが、まだ早すぎる気がしたので敢えてずらして昨日行ってみた。

Mußbachという駅で降り、歩くこと25分。

ようやく見えてきたアーモンド並木。



決して本数は多くないが花は8分咲きで、風が強かったので花吹雪になって美しかった。


一番満開だったのは個人のお庭にあったこの木。      重そうなほどの花をつけている。
  
           


アーモンドの花は桜より大きい。そして花柄という茎のようなものが短く、枝からいきなり花が咲いているように見えるのが違い。


アーモンドの実。




周りはこんなのどかな風景。



この辺りはWeinstraße ワイン街道 と呼ばれ、自転車でツーリングするにはもってこいの場所だ。

平日なので人がいないかと思ったが、同じように花を愛でるドイツ人がちらほら。

ソーセージなど簡単なものを売るスタンドと移動式トイレも来ていたし、アーモンドの絵を描いて売っているいかにも芸術家のおじいさんもいた。



帰りは違うルートでバスに乗ってNeustadt an der Weinstraße の中心部へ向かった。

正直あまり見るところのない街だったが、木組みの家は少しだけあった。

左側の黒猫の看板に惹かれ、このカフェでお茶。



店の中には黒猫グッズがいっぱいあるのではという期待を大きく裏切ったお店だったが、唯一ケーキと一緒に出てきたナプキンが黒猫だった。




このケーキはApfelstrudelアプフェルシュトゥルーデル。3.9ユーロ。

温かいアップルパイに生クリームとバニラアイスが添えてあるカロリーいっぱいの食べ物で、ドイツのたいていのカフェにはある。

実に4年ぶりに食べたそのお味はかなり美味

以前食べた所は驚くほどの大きさだったが、ここのは手頃な大きさだったのも良かった。

なぜかアップルパイにフォークではなく生のバラが刺さっていた。

とにかく何かをケーキに刺したいらしい




そしてぶらぶらしていると見かけたこの像。


                               いや~ん 馬鹿~     クネクネ


芸術を解さない私にはオカマ(オネェ)が体をくねらせているようにしか見えない。


アーモンドの花吹雪の感動もどこへやら・・・。

この像にこの日のインパクト大賞を進呈してしまったのだった。







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シュパイアー技術博物館 番外編

2013-04-16 23:15:00 | 博物館
昨日はシュパイアー技術博物館の正統派な楽しみ方をお伝えしたが、今日は私的邪道な楽しみ方を。

まず目につくのが展示物の横にいるマネキン。


このファッションとアンニュイな表情が素晴らしい。

こちらは、ずるそうな靴職人。


半笑いの顔が恐ろしい。


昔の映画のポスター。

     
       


石鹸と洗濯板。



昔の物ってどうしてこんなに素敵なんだろう・・・。

よくあるアジアごちゃ混ぜ編。



説明は人力車で横浜がどうのこうのと書いてあるのに、この女性の国籍は???

おいおいおい・・┐(´д`)┌


とても微笑ましかったのがこちらのお二人。



ペアルックで手をつないでとても楽しそうに見学されていた。

こんな風に歳を重ねても仲良くいられたらいいな。


シュパイアーの世界遺産、大聖堂。



ここは博物館から歩いて10分もかからない所にある。

横から見るとその大きさがうかがえる。



中に入るとひんやりして一気に10℃くらい気温が下がる気がする。

派手なステンドグラスはないが、落ち着ける場所だ。

教会の扉はトカゲ(ヤモリ?イモリ?)とイルカ。



まったく教会の知識のない私は、どこに行ってもお祈りもせずこういう物を見つけては写真を撮って満足している。

いつかそのうち罰が当たるだろうな・・・・





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シュパイアー技術博物館

2013-04-15 23:30:00 | 博物館
いきなり初夏を思わせる気温(22℃)になった日曜日、世界遺産のある街 Speyerシュパイアーの技術博物館に行った。→HP

MainzからSpeyer HbfはREで約1時間。駅から565番のバスで約10分で到着する。

正面入口には、いきなり3体の飛行機。



室内展示場は消防車や蒸気機関車、天井から吊り下げられた飛行機まで所狭しと並んでいて、まるでおもちゃ箱をひっくり返したようだ。




これは人間魚雷。



日本にも回天という特攻型の人間魚雷があったが、これはドイツ版。

3輪の車。フロントをパッカリ開けて入る。


丸くてちっこくて可愛い

屋外展示場にはボーイング747。



機体内部を見学できるので貨物室にも降りられるし




翼の上にも立てる。




ここの一番の目玉はBURANという旧ソビエトの宇宙船だ。



このBURANにも入ることができた。



そして欠かせないのはUボート。



中はとにかく狭くて息苦しい。



潜水艦だから仕方ないが、こんな中で更に死への恐怖にさらされていた兵士達の状況はどんなだっただろう・・・。


この展示物の凄さに、いつもはテンションの低い夫がかなり楽しんでいた。

周りを見渡すと子供のように目をキラキラさせてカメラ小僧になりきっている男性多数。

年齢や国に関係なく男性は乗り物好きなんだなぁ。


番外編に続く。




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