老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

三年前の写真

2024-08-07 11:05:07 | 老人日記



三年前の写真。
石のモニュメンを置いた公園。
源平合戦の舟隠しが左前方に。
右向こうには、かってはハンセン病院のあった大島が。
ここには、ハンセン病の島に渡るための船着き場もある。
入院をしていた患者の家族が見舞いに行く時と、そこで働いている職員のみが乗船をする船着き場が見える。

     

この公園には、慎太郎を連れて遊びに来たものだ。
私達は風が良く通る四阿で座っている間、慎太郎は広い芝生を走りまわっていた。

何回かハンセンの病院がある大島へは行ったことがある。
ここは、関係者以外の利用はできない。
だから高松港から、何かのイベントが有る時のみ船の利用ができる機会に島を訪れた。

隔離生活をよぎなくされた患者さん達の生活は想像を絶する事も有っただろうけれど、その中で苦しみながらも立派に生き抜いたことであろう。
好奇心や同情は彼らにとってはありがた迷惑だ。
島に観光に来られるのだって静かな生活をかき乱されたと思う。
しかし、ありのままを見てもらい島での生活を理解をしてもらう事も必要だったのかしらね。

       


今朝は何を書こうとしたのだっけ?
三年前の写真を見つけたからかな!

ハンセン病の患者さんも減って、島は淋しくなりつつあると聞いたことも。。。
良い薬が出来たらしい。

高松港で遊んでいると、島から遊びに来た人と出遭ったことがあった。
元気な方はどんどん遊びにきて欲しいと思ったことだ。










今日のしりとり俳句

     @    夜の秋山荘の灯も消えにけり     夜の秋
     @    タペストリー寝室の冷房を消す   冷房
     @    秋の街角三色のフランス旗     三色
     @    水中花乾杯の音頭とりにけり     乾杯
     @    ポケットに外国硬貨日雷     ポケット
     @    身は老えどいざ生きめやも秋立ちぬ     秋立つ
     @    客用の円座並べる夏祭     座    









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水中り

2024-08-06 15:16:24 | 老人日記
           

ベランダに咲いているのはベゴニアの花。
暑い、暑いと言う口癖をひかえようと思うのだが、やっぱり暑い。

水中りらしく朝から食欲が無い。
野菜ジュースを飲んだけれど、それも悪かったみたいでお腹がパンパンになっている。
今日は、絶食をしようと決意をしているが、意志が弱いから頑張れるかどうか心もと無い。


午前中は一応、しりとり俳句に時間潰しをやった。

    @     蛇の目草堤に沿ふて咲きほこる     蛇の目草

   

    @    老夫婦西瓜一球持て余し     西瓜

    @    海亀の涙か青いシーグラス     青い



    @     ランプの灯喫茶店おうふ蔦蔓     蔦
    
    @     朝顔咲けりパイを焼く煉瓦釜     煉瓦 

 慎ちゃんを忘れたことは無い。
    
    @     愛犬は吾が騎士なりぬ夕焼空     空

    @     音の無き空忘れまじ原爆忌    原爆忌


只今3時12分
何も口に入れていない。

お腹叩けば、ぽんぽんとなる。
もう少しの辛抱だ。
  


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生かされてはいるけれど

2024-08-05 16:52:16 | 老人日記
       

今日も暑い。
この言葉しか思いつかない。

近くの運動公園に咲いている木槿の花。
暑い盛りの花は少ない。その中でけなげに咲いている。

     @    首に吊る体操カード花木槿

       

今日の新聞広告。
私はまだ80代だけれど、体力は病持ちだから90代と言っても良い。

       

これらの言葉。身に沁みる。
全く、身につまされる言葉だ。

     @    身に沁むや16種類の薬飲む
(勝手に転がりさる錠剤。)

水中りか、夏風邪か、朝から鼻水が止まらぬ。     (液体にむせる)
裸足で短い廊下を走る。   (次第に縮む散歩の、、)
阿波おどりの真似事をする。
上記に記された言葉の重々しさに痛み入る。


     

     
    @     つつぬけの隣家の会話胡瓜もむ      

     

    
    @    夜なべとも趣味ともミシン踏みけり

しりとり俳句をやりながら写真があったのを使ってみた。

とににかくに、今日も暮れようとしている。
株価の下落も怖い怖い。

老いは深みどころか、浅瀬で溺れている。
くわばら、くわばら、
支離滅裂なブログを書いている、、、、
生かされてはいるものの、不安な将来だ。


     @     遠花火姉の忌を修しをりにけり
     @     ルス電のボタンが光る半夏雨
     @     蜜豆や恋する少女のおちょぼ口
     
         


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やること無くても一日は、、、

2024-08-02 16:11:02 | 老人日記
         

今日も暑い。
昨日より風があってしのぎやすうけれど。

なにもすることが無いのも身体を持て余してしまう。

ブックカバーをかけた歳時記があった。
本棚に何冊も並んでいた。

                   


暇な時に作った? 
悪い趣味じゃない。

       

いろいろ、辞書やメモ帖にもカバーをかけている。 
表紙はきれいに保たれているが、中を開くとページを繰った後が、、、
それなりに利用をしていて染みや痛みもある。

最近は歳時記もめったに利用しないで、勉強不足だ。
パソコンで調べた方が早いから、便利だけれど味気のない生活だ。

     

しかし、我田引水と言うがカバーは良い趣味だと思う。

  
           
            
       
常に使用をする携帯用ばかりだ。
枕になるような大きくて重い歳時記も写真集もあるが、携帯用にカバーをかけたのは正解だったと思える。 

やることも無い、もてあましている時間つぶしにブックカバーの品評会でした。。。。 

最近はおろそかになった俳句。
思いでばかり甦る。 










今日のしりとり俳句
    @    夏の雲大川またぐ沈下橋     夏
    @    心頭滅却背に負ふリュックサック    暑い?
    @    ふる里は青田の波や父祖の墓    墓
    @    父に母に語りかけつつ墓洗ふ    墓
    @    婆さまは水鉄砲に倒される    水鉄砲
    @    七タ竹葉っぱ丸まる暑さかな    七夕
    @    浮人形孫が忘れて帰りけり     浮く
    @    夏惜しむ川面に石を辷らせて    夏
    
                    
            @    廃屋や夏桑に黒い実が実る    桑
    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする