老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

保養所

2023-11-19 23:02:32 | 老人日記
     

夕方の散歩に。
久しぶりに昔、私が勤めていた会社の保養所がギャラーリーとなっている店に行く。
行くあての無い散歩だったが、坂を登り屋島に向かっていると、そこの建物へ入って行く車があったので、それでは私もとそこへ行った。

     

骨董品や洋服や小物雑貨の店になっている。

     

いつも、商品を見るだけの野次馬のような客だ。
趣味としては私好みの品ばかりだが、洋服は自分で縫うからね~(ごめんなさい)

     

可愛い馬車に乗ったお人形。

     

三体の紙人形。

冷やかしの客だと見抜いているから、店員もそこそこの応対だ。
それが助かる。目の保養をしているから。

昔の旅は保養所をよく利用をした。
遠くは水戸、千葉、鎌倉、京都、和歌山、松山、、、
徳島の保養所では句会の会場として小部屋を借りた。
ここ、屋島の保養所は利用をしたことは無かった。

私がパソコンを打っている窓から、ここの屋根が見える。
何故だか親近感がある。

我が家のマンションの見える窓辺で紅茶を飲んでいる間に薄闇が近づく。

    


杖をついて、ちんたらちんたらと坂を下りる。
我が家の辺りと違い、同じ町内だけれど、なんと街灯の少ない事。

    @    屋島寺へ続く急坂木の実降る

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

癒されに

2023-11-17 11:13:43 | 老人日記
       

頭がモヤモヤとして、落ち着いていられぬ。
何かに追われているような?胸がドキドキと欲求不満のような?不定愁訴が頭中に蔓延をそているような?老人性の鬱かな?
そんなこんなの日。

思い切って近所のペットヨップに仔猫や仔犬に逢いに行く。    


      

店のドアを開くと仔犬が鳴いている。
店内に可愛い鳴き声がしている。

近づくと、はちきれんばかりに尻尾を振る。
一緒の檻に入っている犬も寄って来て

     

私の動きから目を離さない。
ワンちゃんの黒い目はクルクルと動く。愛らしいたらありゃしない。

      

生まれて間の無い仔犬。
月並みな表現だが縫いぐるみみたいだ。
(私は犬の種類や猫の種類はまるっきり知らぬ)

その中の生後二か月ばかりの上に写真を載せている仔猫ちゃん。
私が檻の近くにいたのだろう。しきりに私の洋服を引っ張る。

「この猫ちゃん甘えん坊で寂しがり屋で抱かれるのが大好きなんです」
「じゃあ、抱かせてくれますか?」
「どうぞ」。。。

手に受け取るとふんわりと溶けてしまいそうなやわらかな毛並み。
随分と長い間抱かせてもらった。
本音は家に連れて帰り、朝も晩も一緒に居たい。
店員さんは抱っこをしたら、この客は犬と離れがたく、そのまま買ってくれればいいのになぞと思っていたり。

泣く泣く、店員さんに戻した。

私、80才。
猫ちゃんの寿命は?18~20年?
ハナちゃんの時は、慎ちゃんと2匹の為に中古の家まで買って飼ったけれど、現在は明日が知れぬ老体では、責任が持てぬ。

     

猫ちゃんやワンコちゃんに接するうちに、胸にたまっていた澱が消えていた。
癒された。
仔猫ちゃんを抱いた温もりと感触が今朝も甦ってくる。


     🐈    亡き猫の尽きぬ想い出小六月
     


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬がきた

2023-11-15 10:56:29 | 老人日記
    

           


マンションのベランダでは、ブーゲンビリアが咲き、立木ベゴニアは花を付けている。
視覚より老体にささる寒気。
ニ、三日は小春日、いいや秋の気配が濃厚だった。

重ね着をしても寒い。
肩が凝るからと、、、軽くいカシミアのとっくりのセーターを出してみたが、それはまだ早いように思い、、、、



高村光太郎の詩が浮かんだ。

    八つ手の白い花も消え
    いちょうの木も筆になった

    きりきりともみ込むような冬が来た
    
    人にいやがられる冬
    草木に背かれ 虫類に逃げれられる冬の来た


さて、今日はたくさんある布の断捨離だ。
手芸の本から見つけた 「猫シルエットのお洒落バック」を縫う。
時間と材料はたっぷりとある。

パソコンのカーソルを持つ手が冷たい。
膝には電気毛布、、、。


     @    玄関に配達人の白い息

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

布の断捨離

2023-11-13 22:05:58 | 老人日記
       

遅々として進まぬ布の断捨離。
老いて何やかやと身の回りの断捨離をたっている。

その中で好きで集めた布地がたくさんある。
このジャケット?を縫った布も長い間、押し入れの隅に眠っていた。
フランス製か?イタリア製か?どちらかの国の布地だ。
デパートで買って何を作ろうと長考をするうちに5~6年も過ぎてしまった。

早く何かにして着なくては、命が衰えてゆくばかりだ。。。と思い直ぐにでも着れるジャケットを縫った。

      

のびちじみする厚手のジャジィーで、厚手の下着を履いてもぶかぶかのモンペも縫った。
ルーズなモンペが流行っているからこれ幸い。
胸が下がりお腹が太りお尻が下がる老化現象のスタイルもなんのその。
モンペは、まことに身体の欠点を隠してくれる重宝なズボンだ。


     

こんな小物も、多く作り出来た片っ端から、知りあいに貰ってもらった。

そんなこんな、製品にしなければ生地は捨てれないから、時間が経つばかりでブログを書く暇も無かった。

明日からは、さあ何を作ろう。忙しい忙しい。。。。

その間に、昔に勤めていた会社からの退職者の新聞に正月に載せる記事に俳句を作ってと依頼があった。
時々、短い文の依頼があったりして、元気で過ごしている事を発信させてもらっている。

    🎍     去年今年不夜城ごとき電話局

    🎍     御降や宿直明けの昼の風呂

等々、仲間たちの仕事の内容も想い出しつ5句詠んだ。
30年も前の事を想い出して捨てた故郷をしみじみと味わう日を送った。

    @    恵方道渦よりのぼる潮けむり

    @    梅匂ふ眉刷きそめし眉山かな

出句した5句以外に箸にも棒にまかからぬけれど、故郷恋の句が何句か生まれた。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブギウギのモデルになったシヅ子さんの町

2023-11-13 00:58:42 | 老人日記
        



瀬戸内海沿に面した国道11号線を車で走っていると、NHKの朝の連続テレビのブギウギのモデルとなっている笠置シズ子さんの大きな看板である。
(鳴門へ魚料理を食べに行くには、この国道を利用する)

シヅ子さんは東かがわ市で生まれた。
徳島県に接している香川県の一番、東の町である。
東大の初代総長の南原繁氏もこの町で生まれた。
シヅ子さんの実の父の友人だったそうである。

この町東かがわ市は手袋の町としても有名で、野球のイチロー選手が試合で用いてた手袋は、この町の手袋会社が作っていたと聞いている。

      

テレビを観るために、朝寝坊の私が7時30分にはベットから出る。
趣里ちゃんの演ずる明るい主人公のフアンになってしまっている。

最近、この町の食堂へ行った。
玄関に、この大きなポスタが貼られていて、食事に来た客を愛想よく出迎えてくれた気がしたもんだ。

日本武尊(やまとたけるのみこと)の霊が、白鳥となって舞い降りたという伝説が残る白鳥神社があるのもこの町。
シヅ子が出生の秘密を知り走って走った松林に続く神社だ。

時々、参拝に訪れる。
最近はこの神社で売っていた風車を買った。
この夏はベランダで風を呼んで、よく回ってくれた。

魚のハマチの養殖に日本で初めて成功したのも、この町の海。

何故だか東かがわ市の観光案内になってしまったようなブログだ。

自然災害の少ない穏やかなに瀬戸内海のに面した海辺の町、我が街を含めて好きだ。

   @     送られし蜜柑箱より一筆箋  
    
         






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする