老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

たかが猫  されど猫

2015-06-09 10:55:59 | 俳句

   🐢  炬燵守る漬物石のやうな猫   

 いつも、三句投句 全没の中で、選に入った句。漬物石が良かったと自分では思う。
姫 が漬物石に見えた。まん丸に寝ている姿。首と尻尾を手と足に抱き込んで、まこと寝丸
っている。


姫 野良猫にやられた左足、触ると痛いのか まだ毛は抜けたままだ。

  ☆  猫の目がきらひだ   尾崎放哉 

 姫 いつも 人間を見透かしたような 目をしている。じろっと横目で私を一瞥 する。
なんと可愛げのない目。 姫 に限らず、猫のショップを覗くと たまに同じ種類のラグドールが売りに出されている。他の猫の目は 真ん丸で、本当に愛らしい。抱き上げて くちゃくちゃに頭をなでたい気がする。のだが、ラグは 姫 の目と同じ。ちらっと、こちらを見る。我 関せずの感じで しれっとしている。孤高さえ感じる。他の猫が (あたしを買って !
おうちに連れてって) と媚びを振りまいているのに ラグは (お前ら 勝手にしやがれ、オ ホホ ホホ )とせせら(笑)っているようだ。
しかし 姫 は愛しい、、、
私が 外出から帰る足音を聞きつけると、玄関先で待っている。目を覚ましている間は一時も私から離れようとしない。
旅に出る時 動物病院に預ける。
ご飯を食べないので、帰ったら好きな餌を与えて下さい。と言われる。置いておちおち旅行にも出れない。

 

   ★  色町や真昼ひそかに猫の恋   永井荷風

荷風ならではの恋の猫、色町に入りびたっていたから。

姫 は避妊手術していたから 女にも母にもなれなっかた。


  昨日のしりとり俳句 
   🎀   愛猫は闇をどこぞへ守宮狩り
 
   🎀   じゃじゃ馬娘素直に言えぬ薔薇が好き

   🎀   栗の花もくもくもくとよく匂ふ
      

               
          









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