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老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

入院日記(7)

2025-03-13 11:29:25 | 老人日記
 
         


病院の受付を終え、入院室へと廊下を歩いていて、途中で図書室を見つけてしまった。

廊下の右側を見ると図書室があった。本の匂いがした。(ウソ)
とにかく病室へ行くまでに図書室の有り処を知ってしまった。

入院をして、二日目は目の手術。
それからは、おとなしく病室に籠っていたが、、、図書室へ見参を。

病室を出て歩ききまわるのには、看護師の詰所の前を通らなければならない。
パジャマのズボンをはき替えて、カーデガンをはおり、こそこそと詰所の前を通りぬけた。
玄関に近い、図書室は通る人も多い。
午后になると、入院患者の見舞いの人も多く行き交う。

服の下に隠すように、本を借りて帰る。

悪い事しているを訳では無いが、目の手術をして座ったままの生活を余儀なくされている。
目を大切に大切にしなければならないのに、本を読むなんて。。。。

、、、と自分で自分に言い聞かせた。
もっと目を大切に。。。
眼帯をかけて、本を読むなんて!!

内田康夫の浅見光彦シリーズ。 これが面白くなかった。
瀬戸内寂聴の本。たった一冊しかなかった。

そして、
白洲雅子の本。
戦中、戦後の上流家庭の生活。
そこでくりひろがれる華麗な交友関係。
別荘での疎開生活と言えど、有る所には有る。

田舎の貧乏育ちには、まぶしい生活の数々。
腐っても鯛の生活環境が垣間見える。
退屈しのぎの本だったが、世の中は広いと感じた。
他には読みたい本は無かった。


      📚    ブラインド上げれば春の大き空


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