
病院の受付を終え、入院室へと廊下を歩いていて、途中で図書室を見つけてしまった。
廊下の右側を見ると図書室があった。本の匂いがした。(ウソ)
とにかく病室へ行くまでに図書室の有り処を知ってしまった。
入院をして、二日目は目の手術。
それからは、おとなしく病室に籠っていたが、、、図書室へ見参を。
病室を出て歩ききまわるのには、看護師の詰所の前を通らなければならない。
パジャマのズボンをはき替えて、カーデガンをはおり、こそこそと詰所の前を通りぬけた。
玄関に近い、図書室は通る人も多い。
午后になると、入院患者の見舞いの人も多く行き交う。
服の下に隠すように、本を借りて帰る。
悪い事しているを訳では無いが、目の手術をして座ったままの生活を余儀なくされている。
目を大切に大切にしなければならないのに、本を読むなんて。。。。
、、、と自分で自分に言い聞かせた。
もっと目を大切に。。。
眼帯をかけて、本を読むなんて!!
内田康夫の浅見光彦シリーズ。 これが面白くなかった。
瀬戸内寂聴の本。たった一冊しかなかった。
そして、
白洲雅子の本。
戦中、戦後の上流家庭の生活。
そこでくりひろがれる華麗な交友関係。
別荘での疎開生活と言えど、有る所には有る。
田舎の貧乏育ちには、まぶしい生活の数々。
腐っても鯛の生活環境が垣間見える。
退屈しのぎの本だったが、世の中は広いと感じた。
他には読みたい本は無かった。
📚 ブラインド上げれば春の大き空
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