老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

     ほととぎす

2020-06-05 04:31:02 | さみしいシニア

             

 

 

只今4:00.

眠れないから、ゲームをしていた。

ホトトギスが鳴いた。

屋島が近いから付近にいるのだろうか。昼間も洗濯を干していると鳴き声を耳にする。

今も盛んに鳴く声がする。

 

最近、聞いたのは、志度駅で電車を待っていた時。

黄昏がせまり。西空は夕焼け。

決して田舎?木々が多いこともなく森があるのでもなく、どちらかと言えば汐の匂いのする海辺の駅だ。

我が家のある、丘は後ろに小山をひかえ、朝な夕な、ホトトギスの鳴き声によって季節のおとづれを感じた。あたりまえの環境、ロケーションだと思っていた。

マンションで朝まだき、

ホトトギスの声?

私の認識不足か。ホトトギスは、自然の中、森があったり樹々が繁っている場所にしかいないとの思い込みだったのか。

 

     ★     谺して山ほととぎすほしいまま     杉田久女

 

この句の印象が強すぎるのか。

今も志度の駅で聞いたホトトギスも決して不思議な環境ではない。歳時記を読んで、ちょっと考えを今、改めた。

良い環境にいながら、真夜中に起きて眠れないからゲーム、、、

 

     ★     妻が来し日の夜はかなしほととぎす     石田波郷

清瀬の療養所での波郷の心情の吐露。哀しい。

 

最近の私は元気を出そうとしても、話かけてくる夫に返事をするのも億劫に頭も体もふらふらと夢の中にいる半病人。

 

志度の近所の菜園に西瓜が小さく玉になっていた。小玉の西瓜だと思う。

可愛いと写真を撮っていた時に裏の山のからホトトギスの声がした。

今朝はその事を思い出した。志度で掃除だ、整理だ、、、が体にこたえたのか?調子が悪い昨日、一昨日。膝も痛い。

 

白々と屋島が見えてきた。

 

これから、ひと眠り。リズムが狂いぱなしだ。

 

     ☄     新聞屋のバイクが止まる朝曇

 

 

    

 

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