
入院をするにあたって、下着を買った。
10日間くらいで退院をできるかな~と希望的観測をしていた。
新しい下着は10枚買った。
寝間着は、目の手術をやるから、前開きの着やすいのを用意した。
手術をした顔に触れないように全部、前開きを用意した。
二~三枚は新しく買った。
後は手持ちの前開きパジャマだ。
そして、自分で縫ったのも。
気にいった布を買って、前開きの寝間着を縫った。

以前に縫った前開きのパジャマも荷の中に入れた。
パジャマ数着、下着10枚、、、と荷の膨らんでかさ張る事。
昼間はどこから見ても寝間着です、、、ってのは避けた。
廊下に出るのは、お茶を酌みに行くぐらいで、ずっと部屋で過ごす。
食事も看護婦さんが運んでくれる。
至れり尽くせりの完全看護。
こんなで良いものか?と疑問?
まるで重病人だ。
四日もすれば、そろそろと看護婦の目を盗んで、図書室へ本を借りに行く。
これが楽しかった。
右目は手術をやり、最初の数日は眼帯を掛けている。
が、、、左目は良く見える。
寝間着の上からカーディガンを羽おり、誰が見ても入院患者だと分るけれど
本を選んで借りて帰る。
たった一冊だけ、家から持って来ていたのは、「子供歳時記」のみ。

私の愛読書だ。
☆ 春の闇病院で泣く声笑ふ声
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