
買物の帰り、道を外れて夫が思いかけずにゴルフ場に寄ってくれた。
あれれ と思う間に山道に。
やさしい思いやりのサービスをしてくれた。

ゴルフ場までゆくとくずれていた空から雨粒がぽつぽつと。
今日は気温13度で空気も冷たい。
毎年ここへは来る。もう散ったとあきらめていたが、、、、
薄い緑がかった桜が多く
☆ さきみちてさくらあおざめゐたるかな 野澤節子
この句が浮かんできた。鋭い節子氏の感性。名句だ。
今の私の感覚を云い得ている。とてもこんなにつくれないが。

うす緑に見えるが、近づけば薄い桃色、まったく さくら色である。
可憐で一枚一枚の花びらがいとおしくなる。

このページは田舎のシニアのおばちゃんが書きたいことを書きときには愚痴を言うはずであった。
それが、人さまの名句を思いだしては感想などを。

そして渓を隔てた向かいの山桜を見て、讃岐の吉野山がここにあり、、、、と思っている。
先生や誌友は 吉野山で昨日から吟行句会を楽しんでいるのだろうな~と羨ましい気もある。
いくら、俳句はあきらめました、少しだけにしますと云いつつ、潜在意識としていつも胸の中にあると今日は思い知った。
日常の生活は支障がない身体であるが、花見の旅行は我慢をした。
しかし、今年一番の綺麗なさくら街道?花の山?に出会って満足であった。
花散らしの雨となったのが残念。