老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

ひまわり

2015-07-12 15:34:07 | 俳句


 図書館に貼ってあった、中原淳一のポスターを貰った。
子供の頃、愛読していた、少女向けの雑誌に「少女の友」や「女学生の友」があった。
「それいゆ」はもう少し4~5才上のお姉さん達が愛読する本で、私は「女学生の友」を主に愛読していた。
お姉さん達が夢見る本 「それいゆ」を発行し、挿絵を飾っていたのが、中原淳一であった。
大きな目、細いウエストに細い足、都会的な洋服を纏い、パリから一足飛びに現れたような、中原淳一が描く (女の娘)に住む世界は違えど 憧れたものだった。
一度ならず、雑誌に載っている、ベレー帽をかぶり、細い身にそったブラウスに、ふわっとしたフレアーのスカート着、可愛いい靴を履いて街を歩いてみたいと思ったことか。
私が「女学生の友」を卒業する頃、「少女の友」「女学生の友」「ソレイユ」もだんだんと下火になり私の読む本も、それなりの本になっていたのだと思う。いつも行く図書館に、中原淳一のポスターを外し、必要ないのなら、、、と頼んでいたら電話で取りに来て下さいと言ってきてくれた。
勿論、中原淳一の絵画展には行く。貧しかったけれど、父母がいて、兄が姉がいたあの頃の幸せな子供の頃の世界に帰ってみたいから。



ソレイユ はフランス語 で「太陽」「ひまわり」

  
   ☆   ひまわりに太陽がのしかかりけり   鈴木直充

   ☆   向日葵やみんな一人称主格   上谷昌憲



しりとり俳句で作った句が選者の目に止まることが往々に。しりとり様様。
         昨日のしりとり俳句
   🌴    沙羅の花柴垣尽きし所かな
   
   🌴    開け放つ座敷うねりく青田風

   🌴    痛ぁ蟻め仏の山とて容赦せぬ

   🌴    爺さまは大地の匂麦わら帽


               
コメント
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