「4年に一度の点検にきました。」と、寒い外から暖かい事務所に入り、すっかり眼鏡が曇った男性がやってきた。電気保安協会の方だった。使用されている配線が、漏電を起こしていないか調べて回っていた。素人は調べるのが面倒だから、こんな風に専門員が来てくれるのは有り難い。先日のTVの漏電火災の事が頭に残っていたので、家も事務所も問題なしと言われて安心した。
帰りしなに、安全のしおりを読んでくれるようにと置いていった。中には常識的な「やっては行けない事」が書いてあった。たこ足配線をしない事、プラグを抜く時はコードを引っ張らない事。濡れた手でコンセントやプラグに触らない事。コードを傷つけたり、踏んだりしない事、等が書いてあった。差し込んだままのプラグに埃が溜まって発火するのは「トラッキング現象」と言うのだそうだ。
外部の電線では、コンセントは防水にする事、アースを取る事が注意されており、たこ揚げや釣り竿での電線の接触にも注意が促されていた。万一、電線にタコなどが引っかかった場合は、自分で取らないで電力会社へ連絡した方がよいのだそうだ。
ごくごく当たり前の注意書きの他に、地震や災害時の3つのチェックポイントがあった。災害の時には、人間は逃げるのが精一杯で、ガスの火を消す事くらいしか思いつかないだろうが、2次災害を引き起こさない為にも、これは必要なのだろう。阪神淡路の地震の時も送電を開始した途端に、あちらこちらで火の手が上がる事は記憶に残っている。
①使用中の電気機器のスイッチを切る。
②アイロンやヘアドライヤーのプラグをコンセントから抜く。
③アンペアブレーカー、又は漏電ブレーカーを切る。
書くのは簡単だけど、実行するのは難しそうだ。緊急時に冷静になれるだろうか。また、建物が崩壊の危険性がある時など、建物内に入るのさえ躊躇してしまう。建物の応急危険度判定に、これらの電気の部分も付け足した方が良さそうだ。
(財)東北電気安全協会
帰りしなに、安全のしおりを読んでくれるようにと置いていった。中には常識的な「やっては行けない事」が書いてあった。たこ足配線をしない事、プラグを抜く時はコードを引っ張らない事。濡れた手でコンセントやプラグに触らない事。コードを傷つけたり、踏んだりしない事、等が書いてあった。差し込んだままのプラグに埃が溜まって発火するのは「トラッキング現象」と言うのだそうだ。
外部の電線では、コンセントは防水にする事、アースを取る事が注意されており、たこ揚げや釣り竿での電線の接触にも注意が促されていた。万一、電線にタコなどが引っかかった場合は、自分で取らないで電力会社へ連絡した方がよいのだそうだ。
ごくごく当たり前の注意書きの他に、地震や災害時の3つのチェックポイントがあった。災害の時には、人間は逃げるのが精一杯で、ガスの火を消す事くらいしか思いつかないだろうが、2次災害を引き起こさない為にも、これは必要なのだろう。阪神淡路の地震の時も送電を開始した途端に、あちらこちらで火の手が上がる事は記憶に残っている。
①使用中の電気機器のスイッチを切る。
②アイロンやヘアドライヤーのプラグをコンセントから抜く。
③アンペアブレーカー、又は漏電ブレーカーを切る。
書くのは簡単だけど、実行するのは難しそうだ。緊急時に冷静になれるだろうか。また、建物が崩壊の危険性がある時など、建物内に入るのさえ躊躇してしまう。建物の応急危険度判定に、これらの電気の部分も付け足した方が良さそうだ。
(財)東北電気安全協会