無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

愛国心

2006-12-09 14:18:12 | 社会
教育基本法改正問題の中に、この「愛国心」と言う文言がある。自分の国を愛すると共に、他国をも愛するみたいな説明もあるが、果たして本当だろうか。そうなら、別に愛国心なんて入れず、別の言葉に置き換えたら良いだろう。愛国心と言う言葉の中には、自分の国だけ良ければ良いと言う感情が見え隠れする。

世は、スパイ映画よりも先に行く様な出来事が、各地で起こっている。ロシアの政権に反対する者を、銃による暗殺、毒殺、驚く事に放射能による暗殺も行われた。殺す方とて、リスクは大きかったろうが、巻き添えを喰った一般市民も迷惑な事だ。9.11の後で「テロとの戦い」を旗印に、好き勝手な事を行った某大国があったが、破壊活動を起こすのは、一部の武装集団だけではない。当の某大国も、妙な手を使って、南米の敵対国に破壊工作を行った事が、明るみに出た。

その妙な手口に、最初は笑いもしたが、突き詰めて考えると、工作されなくても国が滅びるのだろうと言う事が解る。某諜報部の内部資料に、これらが残っていたようだ。敵対する国民に、啓蒙活動を行って実行させるのだそうだ。

電気を付けっぱなしにさせる。
水道の水を出しっぱなしにさせる。
会社には、遅刻させる。仕事をさぼらせる。
約束は、時々反古にするようにさせる。
勉強はなまけらせる。

もっと沢山の項目があったが、要するに、真面目に一生懸命にやる人間に育てないという事だった。これを緩やかに進める事によって、国は滅びていくのだそうだ。今の日本に当て嵌めてみるとどうだろう。ぬるま湯に浸かっていると思ったら、本当は茹で上がる寸前の蛙だったという事がないだろうか。
コメント
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