無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

羽黒山茶筅供養

2014-06-17 13:57:02 | 音楽・芸術・文学

今年で第30回を迎えた「羽黒山奉納 茶筅供養祭」に、初めて参加させて頂いた。

出かける段になって、行くのを阻むかのようにアクシデントが次々と起きる。「落ち着け、落ち着け!」と自分に言い聞かせながら、羽黒山に向かった。先週と違い、今回は車で頂上に着いたが、満車で第2駐車場へ誘導される。さすがの蜂子皇子、さすがの日曜日である。

大祭殿に入り、そ~っと後ろに回る。ご祈祷はもう始まっていた。お茶の流派を問わず、庄内は勿論のこと関東からもお茶人さんが集まったと聞いた。

玉串を捧げるその横で、4つの高坏に載っている茶筅の数に驚く。

ご祈祷の時に首に掛けて貰った物。和紙のこよりで出来ていた。

先週来た時とは空気感が違うかなと、最初は思っていたのだが。

供養殿でもご祈祷を受ける。祭壇に掲げてあったのは、千利休の肖像画と、両側に大きな茶筅が飾られていた。

右に折れた奥で、一人づつ茶筅を線香と一緒に御炊きあげする。一通り終わると残りの茶筅を全部いっぺんに炉鉢の中に投入した。

右側で一番良いカメラアングルを保持しているのは、NHKのカメラマンである。

なにやら由緒のあるそうな鐘と、千利休の座像である。

近づいて撮す。よせば良いのに、古いお墓群を撮ったら、やっぱりまずかった。

御炊きあげが終わり、階段を降りて、齋館へと向かう。

昼食が済んだ後、齋館の新館で2班に分かれ、1階は薄茶。2階は濃茶を頂く。こちらは薄茶で、江戸千家不白会の皆さんのお点前である。

お茶人さん達のしぐさは優雅である。

紫色の花はテッセン。

2階に上がり、大日本茶道学会余目支部の皆さんのお点前で、濃茶を頂く。1椀を3人で頂いたが、流派によって頂き方が違うのだそうだ。自分の流派で飲むのが一番と教えて頂いたが、私は素人なのである。懐紙も何も持って来なかった。何しに来たのかと、自分で問い詰める。

濃茶の後の、お道具拝見である。

齋館の前のウルイに花がついていた。

ガクアジサイも咲いている。

第2駐車場への道は、蜂子皇子の墓所の前を通る。ちゃんとした宮内庁の管轄である。

この奥がそうである。

菊のご紋の先には、杉の木が見えるだけのような気がする。

小さな花と小さな蜂を撮す。

   

 

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