今日17日は阪神・淡路大震災から15年になる。犠牲となった6434人のご冥福を改めて祈ります。学校の耐震化については、まだまだ遅れている現状がある。公立小中学校では、09年度予算での耐震工事が終わっても、震度6強の揺れで、倒壊の恐れがある施設は2万5000棟にも上る。児童の安全を確保する学校耐震化であるが、学校は地域住民の避難場所でもある。早急に耐震化を進めるべきだ。
しかし、鳩山政権は、民主党のマニフェストを進めるために、高校授業料無料化を優先し、公立小中学校の耐震化予算を、前政権に比べて、6割も削減してしまった。国民の生命を守ることが、政治にとって一番大切なことではないのか。いつ災害が起きるかわからない。阪神大震災の教訓が、まだまだ十分に生かされていない。命を守る体制を、何よりも先に整えることが、求められている。民主党はマニフェスト至上主義を捨てて、予算の見直しを早急にするべきだ。
カリブ海のハイチでの大地震は、死者が20万人に達する可能性があると言われている。首都が壊滅状態で、多くの人々が瓦礫の下敷きになっているという。大震災の教訓を今こそ生かし、効果的な支援を日本が努めていくべきだと思う。