藤田ひろみのブログ

心豊かなまちづくり 苫小牧市議会議員 藤田ひろみ

街ぐるみ認知症相談センターを視察

2014年10月26日 | 日記


10月24日川崎市の日本医科大学武蔵小杉病院にある認知症センターで、「街ぐるみ認知症相談センター」を会派で視察。
ここは認知症の早期発見や、かかりつけ医による認知症診療システムの構築、認知症の人と家族を支えるネットワークの促進を目的に2007年12月に日本医科大学武蔵小杉キャンパス南館に開設された。
相談などの利用は無料で、居住の地域にかかわらず利用でき、半年ごとの定期的な来所を促している。



センターでは臨床心理士4名と相談補助・事務担当7名のスタッフで対応しており、相談の流れは説明・同意書・問診の後、タッチパネル式物忘れ検査を実施。検査はコンピュータ画面をタッチペンで軽く押すという簡単な方法で、所要時間も3~5分程度と短い。検査の結果12点以下であれば面談による検査や、家族からの情報収集などを行い情報提供書をかかりつけ医や専門医へつなげている。



認知症は早期発見・早期治療が大切。現在、地域包括支援センターや市の介護福祉課に相談窓口はあるものの、認知度も低いと感じている。かかりつけ医との連携もこれからという実態です。いつでも誰でも気軽に相談できる早期発見のネットワークが大切と実感しました。

学校・家庭・地域で取り組む命を守る絆の防災

2014年10月05日 | 日記


10月5日10時より苫小牧市内のホテルで防災を考える市民の会主催で、防災セミナーを開催しました。
講師には群馬大学大学院教授の片田敏孝氏を招いて、「学校・家庭・地域で取り組む命を守る絆の防災」と題する講演をして頂きました。会場には町内会や、学校関係者、行政の方など様々な方の出席があり大成功で終えることができました。

防災を考える市民の会では、一昨年より市内沿岸部の地域を中心に町内会とも連携して4箇所でセミナーを開催してきました。セミナーでは片田教授の防災教育のDVDを放映した後、市の危機管理室の出前講座を行ってきました。

今回は、釜石の奇跡と言われた防災教育を、体を張って推進してこられた片田教授を迎えて待望の防災セミナーを開催。



最初に、防災を考える市民の会を代表して安藤邦夫氏より挨拶が有り、市民の会の活動を紹介し、災害に備えることをともに学び合いたいと挨拶。



片田教授は講演で、近年の合災害や凶暴な台風、そして火山噴火などについて語り、災害に対して備えることが大事と語り、何度も津波被害を経験している釜石での防災教育について自ら行ってきた取り組みを紹介。また東日本大震災後の活動についても語っていただき、2時間の講演もあっという間に終わってしまいました。防災の一義的な目的は災害ごときで人を死なせないこと、そして防災教育は、継続して行くことが重要。災害に備えることが当たり前という文化を作ること。との話に感銘しました。大変にお忙しいなか講演していただいた片田教授に心から感謝致します。また休日にも関わらず多くの市民の皆様にご参加くださり、御礼を申し上げます。大変にありがとうございました。
これからも防災を考える市民の会を継続していき、災害に備えることが当たり前、という地域・社会を目指して取り組んでいきたいと思います。

認知行動療法

2014年10月02日 | 日記


6月19日に認知行動療法を中心とした、うつ病ディケアに取り組んでいる沖縄県立総合精神保健センターを会派で視察した。視察では施設見学の後、仲本所長の講義・質疑・懇談が行われ、うつ病の改善に向けた新たな取り組みを教わった。またうつ病を支える側のポイントも伺い大変に勉強になりました。

その後、苫小牧でも講演をしてもらいたいと要望したところ、8月23日苫小牧市民会館で講演会の開催ができました。数多くの市民の参加もあり大成功でした。

WHOの将来予測では、うつ病は2020年に総疾病の第2位になると言われています。楽しい活動を増やすと回復は早くなる。うつ病は改善すると確信しました。「なんくるないさー」(大丈夫)と伝えることが大事ですね。