角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

溜まったディアゴスティーニ(ヤマト)の整理です。

2011-11-19 23:16:44 | 日記
昔から「ヤマト」ないし「大和」と名が付いた書籍は、ついつい買ってしまう癖があります。

もちろん、帝国海軍「戦艦大和」でも、地球連邦軍「宇宙戦艦ヤマト」でもおかまいなしです。

これは、帝国海軍大和のマジメな研究書


これはプラモデル系ですね。



これは、めずらしいポーランドのペーパークラフトの大和です。


で、ついついディアゴスティー二の戦略に乗らされて買いためた「宇宙戦艦ヤマト」。

あの、大東亜戦争末期で沖縄へ向かう途中、奮闘むなしく沈んでいった帝国海軍戦艦大和
46cm主砲で敵を殲滅することなく、一方的にやられてしまった、トラウマがこのアニメを作ったと言えます。

すなわち、戦艦大和をハイテクに改修し、波動エンジンを搭載敵をバンバンやっつける爽快感は昭和のオヤジを熱くさせるツボをついていると思いませんか?

小生なんか、宇宙の画面にソプラノの声で「あ~~あ~~~」とテーマミュージックが流れ、「無限に広がる大宇宙・・・・」とナレーションがなっただけで、反射的に目頭が熱くなります。

と、いうわけで、全く整理できていなかったのでバインダーにはさめます。

この作業がまた面倒なんですよね・・・

んで、作業をしていると、ギョッとするくらいカッコイイ、イラストがあったりします。


ヤマト以上に人気があるのが「アンドロメダ」


ちなみに、60巻まで集めた人には、↓このプレゼントがありました。

1/650スケールのヤマトです。

最終回の80巻には「天神英貴」先生のイラストもついてます。↓

く~!しびれます!

さらに、最終回には、劇場版「さらば宇宙戦艦ヤマト」のラストシーンも紹介。

死んだ雪を抱きしめる古代、「星になって結婚しよう!」

さらにさらに・・この名シーンまで

沖田十三「地球か・・・何もかもなつかしい・・」ばたっ・・・佐渡先生敬礼!

というわけで、やっと整理は完了。


って、次はいつ見ることやら・・。

青森県民必読のなまりミステリー「血の冠」

2011-11-19 09:57:26 | ミステリー
数年前この本が出て初めて読んだときの衝撃は今でも忘れません。

小生の敬愛する、香納諒一先生の警察小説です。
警察小説なんですが、サイコミステリーですね。
「贄の夜会」、「第四の闇」と同系統の作品なのですが、決定的に違うのは・・・・・


本を開くと「警察小説の誕生!」とありますが、これはけっして傑作ではありません。
むしろ、最後まで読み進めると・・アレ?と思う人が多いと思うわけです。

しかし、香納信者の小生にそんなことは関係ありません!

むしろ、青森県民は必ず読むべきだと思います。と、言うよりは青森県民ほどスラスラ読めます。なぜか!

まず舞台が弘前市で、事件を捜査する刑事、登場人物もすべて訛っています!東京から来る猟奇殺人専門のエリート刑事(青森県民で主人公の同級生)まで訛っています。

「日本語」の文章は無意識に標準語で読みすすみますが、セリフが全部訛っていて・・・正確に言えば津軽弁がリアルに活字化されているため、普通の文章までイントネーションを訛って読んでしまうのです。
しかも、 訛っていてもハードボイルドなんですよ!

(本文より)
「こごは俺たちの故郷だ。俺はこごで生まれ、この街で育った。この街の冬を、この街の春を、この夏の短け夏も秋も知っている。岩木山ば見るど思う。こごが俺の故郷だってな。けども、俺はいったいこの街で、今まで何をしてきたんだべと心が重ぐなって、寝つけね夜ば今まで何度も繰り返してきた。俺は妻を裏切り続けでだんだ。小百合のことだって裏切ってだんだ。俺は誰も幸せにできねんで今まで生ぎできたんだ。今の俺を見で、親父がどう思ってらべと想像せば居でも立ってもいられぬね。親父はあんなふうに死んだばって善人だった。新幹線ば故郷さ持ってくるって言い続けで、その挙句に何もかもねぐねって死んだ道化(もっけ)だけども、そいでも、俺の親父は根っからの善人だった。だばって、この俺はどんだ? 俺は善人でね。ただの薄汚れだ警察官だ」

これほど、本を「訛って読める」小説はザラにはありません。


横浜出身の(横浜町ではありませんよ)都会派ハードボイルド作家、香納先生の芸の奥行きを堪能する作品です。

それにしても、東京のひとあ、でってコレよむんだヴぇ。書評の評価あんまり高ぐあねぇのあ、ぜってなにへってんのが、意味解がねがったすけでねんべが。