まなびの途中

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学んだことを書いてまいります。

衆議院、国政なんて、できるの?

2005年08月09日 | 政治
政治家が、国政を訴えるとき、それが、どうもパフォーマンスに見えるのは
なぜか、いやいや、彼らは、本当に、国政に思いを巡らせることができるのか、
未だ、本当に、わからない。

一時期、身近に、政治家なる人間とご一緒したことがあるもので、
日ごろ、何を考え、どういう対応をされているか、知ってはいたが、
例えば、自民党であれば、就いている役職によって、異なるとしても、
彼ら、政治家の元へ訪れる客は、その過半は、選挙地の人間達だ。

マスコミや、専門家なる人間達をもてなすのは、実は、有能な秘書が担当する。
当然、委員会や、会合、パーティーやら、勉強会。
公務も含めて、多忙ではある。
しかしながら、議員会館に訪れる、客の過半は、地元の人間達である。
空いている時間は、彼らが、結構占拠する。

そもそも国会議員は、地元から選ばれて、議員となるわけだ。
その仕組みから言えば、地元の利益誘導を携えて、国会に集う、あながち
間違いでは無いであろう。
地元に益をもたらさない、という直接的な「仕事」をこなさない政治家に
未来はないのである。

だから、政策集団として、党、があったとしても、それは、単なる受け皿に
過ぎない。図らずも、今回の解散総選挙で証明された感じだ。
そういう意味で、官僚たる省庁のにんげんこそ、身内、増殖をはかるものの、
システム的には、利権から、政治家よりも、遠い距離にいる。

官僚が、利権に誘導されるのは、地元の利益を誘導せんがための、政治家の
道理を通そうとする場合が多い。
かなり、マスコミに叩かれまくっている、国土交通省も、厚労省も、
その圧力をかけまくったのは、もちろん、政治家である。
猪瀬さんも、知っているくせに、役人ばかり叩いて、どうすんの。
なにか、将来、政治家の空手形でも、頂いているのかしら?

そういうシステムにおいて、地方分権など、究極、無理。
政治家が、政治家たる理由として、地元へのおみやげ、が、消失するからだ。
本来ならば、そういう、地元の為にする案件など、県議会議員やら、その下部の
市議会議員やら、町議会議員など、いくらでも使命に燃えている奴らが
いるだろう。
その人間達が、財政を食いつぶす政策をもって、崩壊させようと、政治家の
倫理と自己責任でもって、自浄作用が働きもするが、天から与えられた
予算を、どう使いまくるか、消化するかに命を削る彼ら。
市町村合併にゆれた数年前、合併費用として、数十億。
NHKの喉自慢誘致に使ったり、県議会の議事録みていても、合併の目的、必要性
の議論より、仮に合併したら、この金、何に使おうか、って議論ばっかりじゃん。

いやいや、話がそれました。
そういう意味で、参議院。全部、比例にしたらいいのに。
衆議院が変えられないなら、参議院、いらない説あるくらいだから、
地元がどうのこうの、というのから、せめて、フリーになろう。
得票率、下がるだろうが、まさしく、党、独自のマニュフェストが、候補者だ!
せめて、どっかで、こういうのやらないと、無所属なんかで、政治、
できるわけ無いじゃん。委員会だって、開けないんだから。
政党を立て直そうよ。もう、衆議院、無理だから。良識の府、参議院、頼む。
でも、赤坂のホテルで、秘書をやたら怒鳴りつけている大仁田。
恥ずかしいから、「この携帯電話の請求書!なんで、学割になってないんだよ!
お前、気づけよ。なんとかしろよ!」
って、止めようね。じゃなくて、もう少し、まともな人間、公認してね。自民党。