まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

NASA TV とディスカバリー

2005年08月04日 | ニュースに絡んで
NASAテレビを、画面にはりつけたまま、仕事をしております。
http://www.nasa.gov/ram/35037main_portal.ram
http://www.nasa.gov/multimedia/nasatv/index.html?skipIntro=1
(上は、直接ダウンロードできます。下は、NASAのページ。
そこの下のほうを見ていただくと、リアルプレイヤーで見ますかをクリック)

結構、サービス精神が旺盛で、カメラは始終、視点を変えながら、飽きさせない。
地球を見たり、NASAの管制ルームを見たり、シャトルを見たり。
地球を何分間で1周するんでしたっけ?
空気抵抗がない宇宙空間では、様々な、形態も、ありなもんで、細部を見ることが
できて、それもまた、楽しい。

耐熱パネルも、パネルというから、薄っぺらいものかと思ったら、厚さ10センチ以上
ある、レンガみたいなもので、これがまた、ジグソーパズルのように、
人力で貼っていくというから、大変な作業だ。曲面になっているものだから、
パネルの形状も、一枚一枚が異なり、貼る位置も決まっているというから、
これはもう、テクノロジー?

環境を考えてのシャトルなもので、再利用が、基本。
打ち上げの際に、使用される、ブースターという、シャトルを乗っけているロケットも
回収されて、再利用。
シャトルには、3つのパラユートがあります、という、話なんだが、
てっきり、シャトル帰還時に、着陸の際に、3つ、パラシュートが開くもんだと
思っていたら、それは、1つ。
もう1つは、そのブースターに使用されている。
あれも、地球に戻ってくるとき、先端部のミニパラシュートが、まず開き、
姿勢を制御しながら、ある地点まで来ると、分離し、すぐ下にある格納庫から、
馬鹿でかい、パラシュートが開く。
そのまま、海に、横たわるのではなく、突き刺さるように、漂着?する。
待機していた、海軍が、拾って、帰ってくるというのだから、ほのぼのしている。
そして、もうひとつは、パイロットが背負っている、パラシュート。
多分、使用するときは、どんなタイミングなんでしょうか?

アメリカは、ものすごい、マニュアル社会。
一つ一つの可能性を、全て、マニュアル化します。
ために、日本のように、機械とくらしているのにもかかわらず、
機械トラブルに対して、謝罪も、へたくそなんて、ありえません。
先日の管制塔の停電において、も含めて、日本独特のかわし方も、あちらでは、
ありえません。だって、謝罪のスタイルまで、マニュアル化されていますから。

昔、ぶっ飛ばした、衛星のデータ。今は、デジタル通信でやりとりできるが、
マイクロカプセルなんかが、帰還してきました。
それを、空中で待機していた、空軍の飛行機が、ほとんど、虫取り網みたいな
捕獲装置でキャッチ!するわけです。
失敗も、当然ありますが、その時は大変、他の、共産圏の連中も、
なぜかエリア内に参入していて、もう、取り合いになります。笑い。
もちろん、失敗し、墜落したロケットなんかも、共同海域に落ちた場合、
もう、海底では、潜水艦がひしめき合っています。
回収することは、そのまま、技術をみることが出来るわけですから。

それだけ高度な技術が詰まっている、宇宙技術。
今回は、センサーを、ものすごい数、設置したために、異常個所が、多数報告されて
いますが、今回、失敗したら、宇宙ステーションへの道が閉ざされるということも
あって、必死です。
野口さん、今回の乗組員としては、まさに修繕のプロとして、最適でした。
というより、その腕を買われての乗員です。
ぜひ、頑張ってほしいものです。