愚ダメ記、真誤付き、思い津記

日記?趣味?妄想?

1㎥に1000 ㎎ のマイクロプラスチック

2021-06-05 | 日記

1㎥の水に1000 ㎎ のマイクロプラスチック、つまり1 g のマイクロプラスチックがあると魚の稚魚の成長に影響が出るそうだ。餌となるプランクトンの代わりに消化されず栄養にならないマイクロプラスチック片を食べ続け、成長が低下するのだという。へぇ~と思って聞いてたら、既に海水中のマイクロプラスチックがその量に達している場所が太平洋のあちこちにあるらしい。日本近海では東シナ海や伊豆・東海沖辺り。

 そう言えば30年前頃から急激に近海のイワシなどが不漁に陥り、その原因をあれこれ調査していたが、もしかしてマイクロプラスチックがその原因の一つだったかも。それはどうか分からないが、現在すでにその量になっているということは、小魚たちは既にかなりのマイクロプラスチックを餌代わりに食べている可能性がある。魚の胃腸から小さなプラスチック片がいくつも出て来たという写真も載っていた。

 ということは、すでに我々も小魚を胃腸ごと食べたりすれば、マイクロプラスチックを胃腸に送り込むことになのだろうか。今のところはそれで体調がどうこうするとは言われて無いが、もしこのまま魚が胃腸に溜め込むマイクロプラスチックの量が増加するのなら、将来、魚介類の内臓を食べることを敬遠する時代が来るのかも・・と妄想。

 特にこれから育つ子供たちは、そんなことを気にしながら口に入れる海産物を選ぶ人生を送るのだろうか?と危惧する。しかし、もうすでにそこまでに増加した1 ㎜ 以下のプラスチックをどうやって海から回収・排除できるだろうか。海中のマイクロプラスチックの問題は、宇宙ゴミの排除、大気中の温室効果ガスの除去などと並んで、いやそれ以上に厄介な問題となるのだろうか。