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サッカー日本代表

2021-06-13 | 日記

五輪日本代表チームや女子日本代表の試合も含めて、サッカー日本代表のW杯予選や強化試合が続いた。もちろん相手チームの強さによっても日本チームの出来が違って見えるが、それでも代表チームのプレーを見ていると昔の日本のサッカー選手たちとは随分変わったと思えて来る。男子は少し前までクニックにこだわっているような気がしていたが、最近はチーム全体の流れにあった動きをする選手が増えたように感じる。そして、むしろそれによって実際の局面打開につながる技術が向上しているように思われる。

 ドリブルで一人ずつ抜いていく技術や近くの味方にパスを通す技術よりも、個々のスピード調整や連繋を意識したパスの出し方、より簡単なパスが選択できるような位置取りや体の使い方など、個人の上手さよりもチーム全体で効率の良い攻撃・守備をするための必要な技術に向上を感じるようになって来た。ひと頃は指導者の指導によって選手の技術がどんどん引き上げられていく思いがあったが、最近の選手の動きには基本的な技術向上の上に選手独自の経験から来る工夫やアイデアが非常に良く組み合わされていると感じる。かつての「サッカーの学校で教えられた技術」から「サッカークラブで培われた技術」に変わって来たような感じだろうか。

 女子日本代表は逆に、「強豪のサッカークラブ」で揉まれた選手から「育成上手なサッカーの学校」で育てられた選手に変わりつつあるような感じを受けた。基本的なサッカーの動きとスピードを持った若い選手が増え、さらにチーム全体の動きを掴む能力も向上していると思う。この先、もう一度「強豪サッカークラブで揉まれる」要素が加われば、さらに強くなるだろう。国内のチームが少ない現状では、国際試合の真剣勝負を重ねるたびに、つまり五輪やアジア大会・W杯の試合のたびに強くなっていくのだろうと感じる。

 ただ、バレーボールやバスケットボール選手には普通に居る程度のやや長身で体格の良い選手が、女子のサッカー選手には少ないことが残念。ゴール前での守備や攻撃では、やはり体が大きく長身の選手の価値が大きくなる。この先、チームが強くなるほどに一対一のせめぎ合いやペナルティーエリア内での攻防では体のぶつけ合いが増えて来るだろう。それを考えると、次の世代にはアメリカやカナダの大柄選手と体をぶつけ合えるような女子選手の出現を期待したい。

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