わいわいサロン

思いつくまま、気のむくままに綴ってます!

風林火山!

2007-10-22 11:28:55 | Weblog


影に日なたになり、支えてきた、愛する由布姫の死!
死期の迫った由布姫から勘助に、戦いから戻ったら
嫁をとり、山本家のお家存続を願い、残された自分の子の
未来を願いながら、息を引き取る。



勘助の助言に従い、憎むべき敵方、武田晴信の
側室になり子供を設けながら必至に生き抜いた、
諏訪の姫、由布!

その勘助の深い愛とはなんだったのだろう。

運命まで変えてしまった由布姫への助言への
罪滅ぼしなのだろうか・・・
父親のように、娘を思う気持ちなのだろうか・・・
美しくも気高い姫への、叶わぬ思慕なのろうか・・・

由布姫との約束は勘助を慕う女性を妻としてではなく
養女として迎え、婿をとり、お家の存続をはかり、
最後まで由布姫に「操」を立てる勘助に、思わず涙します。

男女の恋愛感情を超越した、見返りを求めない無償の愛・・・

殺伐とした、戦場と、むさ苦しい勘助にあって、由布姫の
存在は、鮮やかに咲いた一輪の花に似て、ドラマに
彩りをそえています。

エンディング曲で 二胡、フラメンコギター、津軽三味線、
に続き今はヴァイオリンで、千住真理子が演奏し、
テーマ曲を作曲した、千住明氏とは実の兄妹ですね!

テーマ曲の勇壮なテンポに対し風林火山紀行の
エンディング曲はもの悲しく、憂いを含んだ曲も
楽器によりいろいろな趣があり、ドラマと共にこの曲を
聴くのが楽しみの一つでもあります!