わたしと小鳥とすずと 詩 金子みすゞ
わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。

亡くなったMさんのことを思い出していたら、昨日
高校のクラスは違いますが、同級生のNさん(男性)
からすてきなプレゼントを頂きました。
詩人「金子みすゞ」の来年のカレンダーです。美しい
押し花の絵と、いつもながら小さな生命を優しいまな
ざしで見つめる、みすゞの世界、なんて素敵なんだろう・・・
心が和み思わず、笑みがこぼれます。

埼玉県に住むNさんとは時々、手紙や、電話で連絡をとり
あっています。学生の頃、彼は成績優秀で、在職中は学校
の教師をしてました。
定年退職後の今は悠々自適ながら、絶えず勉学にいそしんで
いるようです。手紙の内容には、その博学ぶりが随所に現れ
私の知らないことばかりで、まさに「目からうろこ」です。

毎年春、東京で同期会がありますが、Nさんは幹事役を一手
に引き受け、案内状の作成、出欠の取りまとめ、名簿作成、
同期生、母校の近況報告など、こまめに報告して下さいます。
面倒なことを引き受けて下さる、幹事さんがいてこそ、安心
してまかせられます。
知識ばかりではなく、行動力があり、いつも世の為人の為を
考えて下さっているNさんには、感謝、感謝です。
Nさん素敵なカレンダー、ほんとうにありがとう!!