Great Big Yes!!

引っ越ししました。
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The Elms / Truth, Soul, Rock & Roll

2006年12月18日 | 今日の一枚。(旧版)
 春夏秋冬、季節ごとに似合う曲っていうのは少なからずあるもんです。今の時期なら至る所でWHAM!やらMariah Careyやら山下達郎やらが流れ、その場の雰囲気を盛り上げるのに一役買っていますね。逆に「夏と言えば!」ってな曲もあるわけで、その季節に応じた音楽を聴くのも楽しみの1つです。
 では個人的に勝手に「コレは夏!」「コレは冬!」っていう曲なりアーティストが無いのかと言えば、それはそれは腐る程あります。思い出とリンクしてることが多いのかな?よく言う「思い出の1曲」ってやつです。今回はそんな思い出があるせいでこの時期になると聴きたくなるんだと思っていましたが、実はそんな思い出なんて無いと後になって気付いた、そんな結局よくわからない1枚。単に冬に買ってよく聴いたからという単純極まりない思い出だったんです。。

 The Elmsの2nd「真実、魂、ロックンロール」。以前から「プレイリスト。」なんかでちょくちょく出てきていましたし、今年になっていよいよメジャーからのリリースとなる待望の3rd「The Chess Hotel」がリリースというニュースもあり、再び僕の中でThe Elms熱が高まっている今日この頃。。
 '01年に1st「Big Surprise」をリリース。輸入盤ながらそのパワーポップ全開のサウンドが評判になり、結構いろいろなCDショップでこの手のバンドとしては大きく扱われていたように思います。個人的にはそのサウンドの良さはもちろんのこと、一部の曲をArdent Studioにて録音、John Hamptonも絡んでるということで愛聴してました。
 そして翌年'02年発売の本作。プロデューサーにBrent Milligan、録音にDavid Bianco、MixにRichard Doddと大御所を揃え、1st同様、このままポップ路線を突き進むのかと思いきや、いきなり響いたのは唸るギターリフと重厚なドラム。。

 化けた。。1stのポップセンスはそのままにロックの方へとシフトチェンジ。これが最高のアルバムを作り上げました。1曲目からロックンロール全開。徐々に増していく楽曲の高揚感が何とも言えずカッコいいです。全12曲、壮大なバーラード、ツボを突いてくるポップな楽曲などバランスも抜群。Owen Thomas (Vo, G) によるソングライティングは1stの頃からズバ抜けてると思いましたが、さらに成長してると感じる程に完成度は高いです。それを見事に歌い切る本人の歌唱力もスゴい。。
 褒めちぎっていますが、僕のド真ん中なんで仕方がない。笑 ロック、ポップ好きはこの2ndを聴けば何かしら感じることは間違いないはず。探す価値は十分にありますよ。

 例によって知る人ぞ知る的なバンドになってしまってます。輸入盤のみというのもあるんでしょうけどね。。今年リリースされた3rd「The Chess Hotel」はメジャーからということなので、もしかしたら国内盤も?と淡い期待を寄せていますが無いんやろうなぁ。。ちなみに3rdはかなりというかほとんどロックです。濃いですよ。ポップとロックの割合で言うと、1stが6:4で2ndが4:6なら3rdは1:9くらいかな?ただライブ映えするだろうなと思える楽曲がギッシリ詰まっていて、さすが本国ではライブを重ねているだけあるなぁと思います。もちろんじっくり聴かせてくれる曲もありますよ。彼らのMySpaceでこの3rdアルバムの中から3曲ほど試聴出来るので試しにどうぞ。Official HPでは試聴はないようですがPVが見れるようです。ただ過去の作品の紹介が一切無いのが気になるところ。もしかしてこのままロックンロール路線を突き進むのか?メジャーデビューを機に過去を消そうとしているのか?気になるところではあります。。

 願わくば4thはもう少しポップ要素を含みつつ更なる飛躍を。そして国内盤リリースを経て来日を。。

Official HP:theelms.net
MySpace:The Elms MySpace (3rdから3曲試聴可)
Amazon:Truth, Soul, Rock & Roll (各曲約30秒試聴可)

    
LtoR:1st「Big Surprise」/2nd「Truth,Soul,Rock&Roll」/3rd「The Chess Hotel」


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