Great Big Yes!!

引っ越ししました。
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Book Of Love.

2007年01月22日 | ひとり言。
 先日のMyracle Brahのアルバム紹介の時に少しだけお話しした音楽の情報収集についての話。様々な種類の音楽雑誌やガイド本がありますが、僕がいまだにずっと使ってるガイド本や捨てずに置いている本についてちょっとお話を。。

 まずは和久井光司編「World Famous Guitar Pop」。。発行自体は1999年という事ですが、僕が手にしたのは4~5年前のこと。何気に手に取ってみたら結構レビューの枚数が多く、編者が和久井光司氏ということもあり即購入。確か当時この手のギターポップ本と言えば他には「ギターポップ・ジャンボリー」くらいしか無かったような気もします。この本ではギターポップと言いつつもジャンルはかなり広範囲に及んでいて、他にもパワーポップ、オルタナティブ、ネオアコースティック、カントリー、フォークなどなどのアルバムも紹介。変に偏ったジャンル分けじゃなかったのが逆に他ジャンルへの興味をそそりました。年代としては1980年代から本書が発行された1990年代末まで。各年代ごとにそれぞれ国別に分けて紹介していて「アメリカ・カナダ」、「イギリス・アイルランド」、「オーストラリア・ニュージーランド」ってな感じ。一発目の紹介がThe Feeliesというのもこの本の他とは違う特徴を表していると思います。。
 この本をキッカケに興味を持ったバンドなりアーティストは数知れず。ただ廃盤になってるものもいくつかあり、いまだ入手出来ていないのもあります。それは逆に一般的な認知度は低いが埋もれさすには惜しいというアルバムもきちんと紹介されているということ。かゆいところに手が届いてる本なのです。しかしこの本自体がいわゆる廃盤状態になっているよう。願わくばその後デビューしたアーティストや発売されたアルバムも追加したバージョンアップ版を出してほしいもんですが。。

 同じく先日の紹介の中でお話ししたストレンジ・デイズ No.34の表紙の画像を記事の下にアップしておきます。Jellyfish「Spilt Milk」の女の子が良い感じに収まってますねぇ。もちろんJellyfishの特集も載ってます。。
 あともう1冊、ストレンジ・デイズで残している号があります。「ストレンジ・デイズ No.22 2001年6月号:ELO特集」。もちろんELOの当時の新作「ZOOM」の発売に合わせた特集号なわけですが、他にもポイントが。付録としてJaosn FalkerのメッセージとJoni Mitchelの名カバー「Both Sides Now」が収録された8cmCDが付いているということ。そう、ELOの「ZOOM」の発売された時期ってJason Falknerのデモ&カバー集「Everyone Say's It's On」の発売時期でもあったわけですねぇ。。
 付録CDの内容は前述の通り1曲目がJason本人によるメッセージ。もちろん英語。購入して5年半ほど経ちますが、いまだに何を言っているのかほとんど理解出来ていない状態で、おそらく「Joni Mitchelのカバー"Both Sides Now"です。聴いてね。アルバムよろしく!」的なことを言ってると思うんですが・・・。 カバー自体は文句ナシ。しかもアルバム収録曲とMixが異なります。ギターを全面に押し出していてさらにロック度が増した仕上がり。どちらにしろ名カバーと言うことには変わりないのですけどね。逆に言うことがあるとすればJasonのインタビュー。新作の話になってJasonは「曲は書き溜めている。現時点ではレコードになりそうだけど、まだ録音をしてないんだ」と言ってます。録音はしてないにしても、インタビューから6年近く経ちますが・・・。
 ストレンジ・デイズなら大きい本屋かCDショップに行けばバックナンバーがあるかも。見かけたら一度手に取ってみてるのも良いんじゃないでしょうか?

 以降はもうネット中心の情報収集になってしまいました。シンコーミュージックからシリーズで発売されているパワーポップ等のガイド本も買おうかと思いましたが買っていないのが現状。最近はパワーポップ以外にも興味が移っていることもあり、ジャンルを絞られると敬遠してしまいます。そんなこだわりが自分の中ではあるのですが、他の人から見れば「洋楽ロックしか聴かない音楽バカ」という全てのジャンルを "洋楽ロック" の一言で片付けられてしまうこのもどかしさ。笑

 まぁ良いかぁ。ジャンル分けなんてそもそも利便性を考えてのことだし、人によって境界線が違うし。それならいっそジャンルレスに現在までの名盤を紹介してくれるガイド本を誰か作って下さい。。

    
LtoR:World Famous Guitar Pop / ストレンジ・デイズNo.34 / ストレンジ・デイズNo.22


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2 コメント

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良書ですね (Melody)
2007-01-23 21:50:35
私も持ってますよ、この本。
ブック・カヴァーをして使ってるので、こんな表紙だった事は忘れてましたが。
同じくこれで出会ったアーティストやバンドは数知れず。
これに載っている盤を見つけるべく、大阪や京都のレコ屋を徘徊してましたよ・・・
gbyさんが書かれているように幅広く紹介されているのがポイントですね。
改訂版を出すっていうのも良いアイデアですね。。

gbyさんがパワポ本を手にしていなかったのは意外でした。
ストレンジ・デイズ(SD)でお馴染みだった渡辺さんの監修だったので、私は迷わず買っちゃいましたが。
SD時代から、この人の紹介する盤は好みに合うものが多く、かなり影響を受けましたねぇ。
我が家にはSDが創刊号から揃っているのは秘密です(最近は買いそびれているけれど)。
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Melodyさんへ (gby)
2007-01-23 23:03:21
やはり持ってますか、Melodyさんも。笑

そうなんです。パワポ本は持ってないんですよ~。渡辺さんは僕もいつも参考にさせてもらってる方なので、この人の監修は間違いないと思うんですが何故か・・・今度もう一度手に取って検討します!

SD揃ってるんですか?Melodyさん恐るべし・・・笑
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