五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2014・6・15

2014-06-16 17:11:21 | 日記
今までサッカーのワールドカップがあった時期は、試合中継をしてない飲食店から客の姿が消えてしまうもんだから、飲食店の天敵みたいな思えていた。でも、今年は中継が日曜の午前中だし、それ以前に逃げて行くお客さんがいないので、一人で存分に盛り上がろうと、既に9時半には風呂から出て、テレビの前で激辛カレーライスと野菜ステックなんて、何となく夏のサッカー観戦にふさわしい朝昼兼用の食事+ノンアルコールビールを飲みながらのテレビ観戦。結果は……1時半に代官山のヒルサイドテラスへ。ポルトガルの美術家アデライデ・バルボーザ展、ポルトガルに魅せられた日本人画家の山本宗平展を覗いた後、前の店で何度もライブをやって貰った津森久美子さんのファドライブの客となる。主催者だったり飲食店の店主としてライブを企画すると色々気になることが出てきて、落ち着いて聞くことが出来ないが、今日は久しぶりに津森久美子とポルトガルの世界に耽溺する。行く時も場所が分からず歩き疲れてバテかけたけど、帰りも代官山から恵比寿経由天現寺まで炎天下を30分以上は歩いたので、店についた時には倒れる寸前。年なんだから炎天下は無理して歩いてはいけませんと、私より24は年上の母に説教されつつ、とても料理を作る気力は残っておらず買ってきた豚まん、山椒を辛味にした白い麻婆豆腐、エビチリなどで老老ディナーをすませてしまう。今日も予約はないので、こんな日は店を休んで部屋でひっくり返るに限ると、バスを乗り継いで最短距離しか歩かずに八時過ぎ帰宅。WOWOWでやっていた「ダブルフェイス 前編後編」(脚本・羽原大介)がちょうど11時で終わったので「情熱大陸・園子温」(演出・大島新)、続いて録画してあった土曜ドラマ「55才からハローワーク・キャンピングカー」(脚本・大森寿美男)とテレビ三昧。でも、全て面白かったので、疲れてダウン寸前だったにも関わらず1時過ぎまで眠ることなく見続ける。特に最後にみた「55才の……」はリリーフランキーのいつもながらの演技らしからぬ演技(あれを「演技」として認めるかは置いておいて)と相まって、原作(村上龍)ではどうなっているか分からないが、幻想と妄想と現実とを最後の最後まで分からないようにした脚本と演出の工夫が見事、というよりこう云う作品が私は好きだ。来週(別の家族?)が楽しみ。

コメントを投稿