母が、あなたにプレゼントがあるのよ、と嬉しそうに差し出した紙袋の中には、電気ひざかけ毛布。何でも通販で二つ買うと安くなったので自分と色違いで取り寄せてみたのよ。これから台本を書くのに寒いと大変だからと言われてしまって、70になっても過保護すぎる過保護の自分が情けないやら嬉しいやら。でも、電気をつけずに膝にかけておくだけでも温かい。凡庸な作家だと、それは母の愛のぬくもりだった、なんて書くのだろうか?でも、この際凡庸な作家であることを認めるのも悪くない。事実、凡庸な作家は今日もまだダッチロールを続けたまま。台本の四分の三、いや五分の四を過ぎても着地点が見つからないなんて今までにはなかったことだ。こんな時に管制塔の指示があればと思うのだけど、無線状態が悪いのか、指示が届いていない。こうなったら濃霧の中強行着陸してみるかと迷うが、まだ日にち(燃料)はある。もう少しダッチロールだ。そんな機内では食欲が不振。でも、味噌を買い忘れたので日高昆布と煮干しでたっぷり出汁を取った中に冷凍してあったアサリをぶち込んで作った薄味の味噌汁は、本当にほっぺが落ちる程の美味さ(味噌汁でほっぺは落ちない)。更に一週間以上前に作った鰯の生姜煮も美味。チンして煮凝りを溶かし、そこに生姜をたっぷり磨って食べると極楽、極楽(By母)。更に納豆に刻んだカイワレ大根をたっぷりしていれてサラダ風にしてしたり、残り物の蓮根のキンピラを刻み、緑豆もやしとこれまた刻んだ大根の漬け物を混ぜ合わせた一品なんか置いてしまうと、食欲不振なんか忘れて後期高齢者の母と息子の朝は限りなく幸せになる。ダッチロール中の機長は昨日一昨日に続けて今日もよく歩く。歩いていると解決策が見つかるかもしれないと思うし、歩きながら台詞を呟いていると、一人でいる時よりいい台詞が浮かんで来る気がする。でも、結局「気がした」だけで、帰ってパソコンに打ち込むと画面に浮かぶのは「ため息」だけ。老老ディナーは、商店街を歩いている途中でウインドーに美味しそうに飾られていた炒飯がどうしても食べたくなり、昨日メンチカツをあげた鍋で炒飯を作ってみる。天ぷら鍋で炒飯を作るなんて邪道だと云う勿れ。IHIで普通のフライパンだと温度の関係でうまくいかなかったのが、上々の出来。満足。10時から「刑事ゆがみ」(脚本・大北はるか)を見る。まだこれから再放送やオンデマンドで見る人もいると思うので詳しくはかけないけど、衝撃のラストが待っていた。この大北はるかと云う脚本家、まだ若いらしいけど、とても上手だ。私も見習わなくちゃ。★テアトロジャージャン第11回公演「壁」(作演出・桃井章) 出演・mic、櫻井美代子、島川由美 公演日2018年1/12日(金))14時&19時、13日(土)14時&19時、14日(日)14時の計五回公演(開場は開演の30分前) 料金3000円 会場はバージャージャン 予約専用電話は090ー9964ー2231 今回は一回公演の定員が30人、合計150人の定員しかありません。お早めにご予約を ★テアトロじゃーじゃんのホームページが開設されました。過去の作品や今後の上演予定作品の情報が掲載。jerjan-hiroo4f.jimdo.comへアクセスして下さい。
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