2023･8･19

書こうと思っていることを文章の都合で後回しにしていたら気づいた時には書くのを忘れてしまっていたことがこれまでにも何度かあったので、今日は忘れない様にいの一番に書き記しておこうと思う。それは女性編集者兼女優のYさんに誘われて下高井戸シネマに映画「おーい どんちゃん」(脚本監督・沖田修一)を見に行き、面白さに圧倒されてしまったことだ。詳しくはネタばれになるから話せない。でも、監督のアフタートークを聞いて、そうやって演技させたのかと納得する。これからテアトル新宿などでの公開が待っているとのこと。だまされたと思って見にいくと得した気分になる。実をいうと、こんな宣伝をする前に、劇場に入った途端、マスクをした女性に俺の名前を連呼されハグされたことを書こうとしたのだけど、マスクをしていたこともあって彼女の顔がはっきり分からない、というかマスクを外してくれても認知症が進みつつある俺には依然として判明不能かもしれない、と云うようなことを書こうとしたんだけど対して面白い話じゃないし、書かなくてよかった。でも、この種の出来事は俺の世代年代の人々に蔓延しているみたいで、数十年前にはお互いの家をフリーパスで出入りしていた有名映画監督××とあるイベント会場で会って「××しばらく」と話しかけたら「オタク、誰だっけ」とキョトンとされた経験もある。これから大勢の人と会う可能性のあるところに出向く時はプレートをつけたほうがいいかもしれない。