五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2023・8・20

2023-08-21 09:43:00 | 日記
朝、トースト一枚にチーズオムレツとカリカリベーコン、それにトマトジュースで食事を済ませた後は夕方ペペロンチーノを食べるまで、仮眠とNHKオンデマンドで「あまちゃん」を交互に繰り返して過ごす。ここで俺は不思議な体験をする。少なくとも後半はリアルタイムで見た筈なのに、全く見た記憶がないもんだから次の週、次の週と見てしまうのだ。出演者が大勢いるストーリー優先のドラマだからか?この種のドラマを演じる役者さんって、全員が全員、ベテランだったり芝居巧者として有名な人たちなのに、どんな気持ちでやっているんだろ?とふと疑問になったりする。夕食後昨日Yさんがわざわざ持ってきてくれた小説「生皮 あるセクシャルハラスメントの光景」(井上荒野)を読む。小説は冒頭で次のページに引きずり込まれるかどうかが決まる。昨日まで読んでいた何度目かの再読になる「供述によるとペレイラは……」(タブッキ)は「供述によると、ペレイラが初めて彼に初めて会ったのは、ある夏の日だったという」(須賀敦子・訳)で始まる。「生皮」は「その記事はスポーツ新聞に載っていた」では始まっていた。何がきっかけか分からないけど俺はまた「供述によるとペレイラ……」の再読に戻る。

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