五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2021・2・25

2021-02-26 09:16:57 | 日記
夕べ母に寝る前にトイレに行きなよと言って机の上の後片付けをしていたら、いつまで経っても母がトイレから出てこない。心配になって扉越しにどうしたの?と聞いてみると、「お兄ちゃん、ちょっと来て」と云うもんだからトイレに入ってみると、オムツを下げたまま立ち尽くしている母の姿。でも、次の瞬間、大便がオムツからはみ出ているのを発見。そればかりか床には既にかなりの量の大便が散らばっている。間に合わなかったのか?と聞くと、ウンと答える母。仕方無いなぁと言いながら、汚れてしまったお尻をウォシュレットで長い時間かけて洗い流し、タオルでも太股からお尻にかけても拭う。母はされるがままになっている。何とか匂いと汚れがなくなった段階で新しいオムツに替え、ズボンも新しいのに替えてから母をベッドに横にする。でも、その後俺には母の大便の後片付けが待っている。オムツもそのままではなく大便を出来る限り便器に落とし、床の大便を汚れたズボンを雑巾代わりに拭き取り、雑巾で拭って汚物入れに捨てる。この作業、普通の息子の神経だと持たないような気がする。俺は母を一、二歳の子供と見なし「ウンコ、でちゃったねぇ。いい子、いい子」と内心の声であやしながら汚物作業に取り組む。自分だってその頃は母に大便の世話をして貰っていたのだし、同じことだ。そんな母を今日は老老ブレックファースト(さといもの煮つけ、目玉焼WITHサラダ、納豆WITHもずく、きゅうりの漬け物、大根の味噌汁)の後、俺の部屋のベッドに寝かす。と云うのは、今日はビルの改修の為建設業者が母の部屋に出入りするので落ち着いて休めないからだ。最近母は何処でもすぐ寝つく。その間に郵便局と銀行に行く。月末の送金作業とゆうパックの依頼。ついでに買物兼散歩をする。一時間の空白だったが、母は大人しく眠っていた。年をとると殆ど一日中眠っていると云うのは本当だった。いつか訪れるその時の為の予行演習なんだろうか?出来たらこんな風に穏やかな最後を迎えて貰いたいと不謹慎にも母の寝顔を見て思ったりする。