五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2018・4・3

2018-04-04 10:54:28 | 日記
ボレタレンのおかげで膝裏の痛みはひいている。でも、眠れなかったせいで睡眠不足。老老ブレックファースト(母はぶどうパンのトースト、私はご飯で、後はチーズとベビーリーフのサラダにじゃがいもとソーセージとかぶとしいたけのスープ)の後、朝ドラ「半分、青」(脚本・北川悦吏子)を見てから当然仮眠。もっと眠っていたかったけど、一時間ほどで目覚めてしまって、台本の改訂やニュース原稿を書いたりして、1時からリハ。まだ始まったばかりなのに俳優諸氏と一緒に作っていく感覚が今までで一番大きい。いい傾向だ。4時半終了。5時半に老老ディナー。今日のメニューは、先日の残りの煮つけ鰈、昨日のすき焼きの残りとキムチの胡麻油炒め、大根の葉とねぎの味噌汁。食後、今日は見たいテレビがないねと母と別れた私は、本当に「何気なく」昨日妹から預かった「ヘブンズストーリー」(脚本・佐藤有記、監督・瀬々敬久)と云う映画のDVDをセットしてみる。何故に「何気なく」なのか?何しろ、上映時間が4時間38分、公開当時、途中で「休憩」の表示が出たほどの大作であることを知っていたもんだから結局今日に至るまで見ることなかった映画だ。食後ののんびりとしたい気分で、それも寝不足の状態で、見ようとは絶対に思わない作品だ。だからあくまで「何気なく」だ。ちょうど7時に、最初の十分か二十分見て眠気に襲われたらやめればいいと見始める。でも、それから4時間38分、さすがに「休憩」の表示が出た時にはトイレと珈琲タイムを取ったけど、それ以外の時間は一瞬も画面から視線を外すことが出来ない、テーマよし、映画的構成よし、俳優よし、撮影よしの久々に見ている者の体中の血が滾るような作品に出会うことが出来た。さすがベルリン映画祭で国際批評家連盟賞や、その年の映画芸術ベストワンに輝いた作品だ。今日まで出会えなかった不幸を嘆くと共に、それでも偶然に見ることが出来た幸福を喜ぶ。12時過ぎ、部屋を真っ暗にして、映画にも出演していた山崎ハコさんのCDを聞きながら眠りにつく。★テアトロジャージャン第12回公演「アントニオの遺言」(作演出・桃井章、出演・浜田晃、桑原なお、棟里佳、佐藤由美、菊地祥子)4月26日(木)19時開演、27日(金)28日(土)29日(日)は14時&19時、30日(月・祭日)は14時のみ開演(開場は30分前)。料金3000円、ご予約お問い合わせは090ー9964ー2231(予約専用電話)もしくはE-mailでjerjan.hiroo4f@gmail.comまで ★テアトロじゃーじゃんのホームページが開設されました。過去の作品や今後の上演予定作品の情報が掲載。