トーストに納豆を挟んだり、海苔と玉子焼きを挟んだりしてトマトジュースと一緒に食べた朝御飯。一見するとヘルシーだけど、俺としては冷蔵庫にある食料を緊急輸出したにすぎない。冷蔵庫が空っぽだと言ってもその位は何とかできる。でも夕方になると「冷蔵庫空っぽ」意識は強まって、杖をつきながらだからそんなに持てないとは思うけどスーパーに出かけることにした。今日は調子がよくて恵比寿三丁目の交差点までは何とか辿り着いた。でも、信号を渡ってからがしんどくなる。スーパーまでは後信号一つなのによろけ出す。よろけながら行きつけの天ぷら屋に転がり込んだのは予定行動みたいな気がして来る。天ぷら定食を食べながらしばらく座っていれば大丈夫と思いきや、店を出たらスーパーまではとても無理と思えてしまって、交差点の処にあるコンビニでパンとハムと珈琲を買い求めて撤退することになる。せめて反対側にある八百屋で新鮮野菜を調達できたらと思ったのだけど、足がもう動かない。今日は六回もガードレールで休みを取りつつ帰宅した後、プライムビデオで「Gー1・0」を見る。米アカデミー賞でテクニカルな賞?を受賞した作品ということで、人間ドラマとして見ることは控えたが、俺的には苦手な映画だった。
スペアを買っておいたのに、そのスペアもあと一人前しかなくなってしまったネスカフェゴールドブレンド。コンビニまでいけば置いてあるのだけど、コンビニまでの距離が遠く感じてしまうので、一人前しか残ってないゴールドブレンドをケチ臭く分けて使う。珈琲は嗜好品だから我慢できる。でも冷蔵庫の中は空っぽだ。いや空っぽに近いもんだから夜は馴染みの豚カツ屋から上ロースカツ弁当(2620円)とさらしタマネギ(600円)を頼んでしまった。別途出前料が300円かかるけど、何だかとても安い気になってしまったのは何故か?♪明日は寿司か?天丼か?俺の出前人生ここに始まる……ふと見てしまったNHK「岸辺露伴は動かない ホットサマー・マーサ」がとんでもなく面白かった。まるで実験劇だ。映画版、再放送版までも録画にセットする。この番組に限らず最近NHKのドラマのレベルが民放を凌駕している。MXテレビなんか滅多に縁がなかったが、昨日から早坂暁脚本の「必殺からくり人」の再放送が始まったので見る。どちらかというと「必殺シリース」というより「天下堂々」とか「天下御免」のテイストに満足する。
遠くまで歩けないからコンビニでコロッケを買うのがやっとだった数日前と較べて更に歩行能力は悪化したみたいで、今日はウチのビルを出て十数歩でダウンしてガードレールにもたれかかり、しばしの休息を取ったにも関わらずコンビニには行けそうにもなかったのでそのまま我が家にUターン。コロッケそばは諦めてかけそばで我慢する。見たい映画があるから見に行きたいと思うけど、映画館の表まではタクシーで行けるけど、そこから階段を下ったり、ロビーを歩くのがしんどいので諦める。仕方なく俺はこの恵比寿にあるビルの中に閉じ込められてしまう。でも、ここにも娯楽はある。NETFLIX やプライムビデオで新たに配信された映画を見ることが出来る。でも字幕映画は駄目。何故か半年前に作った眼鏡の度があわなくなって字幕を追うのが辛くNETFLIXも放棄する。こんな時には時空を超えて俺に会いに来たペソアと話す。ペソアマニアなのに今まで知らなかったペソアの生誕地に俺はリスボンに行った時に誰にも案内されることなく出向いていたことに気付く。俺はそのままリスボンの地図を広げてペソアに案内される如く地球の反対側にある街を歩いていく。
ただでさえ日時の感覚が忘れていると云うのに、連休中の振替休日だとか、いつも月曜日には来てくれているリハビリ療法士のTさんがどうして何も云わずに来ないのだろうと疑問に思っていて、それは振替休日だからだと答えを知らされないでいる処へ、四日も(いや三日かもしれない)この日記を書けないでいると、新たに書き始めた日記の日時が間違っているとの指摘を息子から受ける。もう6日に何をしていたか誰と話していたか食事のメニューはどうだったか?はすっかり忘れているけど、駅前の本屋にいけないもんだからアマゾンで頼んだ新刊の「カフカ短編集」と去年の夏に買ったのに誰かに貸したままになっている、そしてそれが誰だったか思い出せない「フェルナンド・ペソア伝」(沢田直 著)が届いたことは、現物が眼の前にあったり、カフカの短篇なんか夜伽になんかならないだろうと思っていたのになかなか離れてくれなかった「判決」があったりすると、現実と夢と妄想の世界が行ったり来たりする。
今日は10時に出迎えが来て病院に行く予定になっているので、時間的余裕はなるのに何故か急く気持ちになって、シャワーを浴びる→髭を剃る→珈琲を飲みながら新聞を読む→鰹節と佃煮と梅干しのおにぎりを作って食べる→八時から朝ドラを見る、なんて予定を済ませて、後はどの服を着ていくかと云う俺らしくない時間の使い方。又もやお腹が出て来ているので好きなジーパンはかなり無理しないとNG。上もお気に入りのTシャツがまだ洗濯機の中。仕方なく取り揃えた上下に妹が「お洒落に着なよ」と置いて行ってくれたブルゾンをまとって出かける準備は完了。いつもなら病院に行く服装なんかどうでもいいはずなのに、なぜにそんなことに時間と神経をとらわれたかと云うと、お迎えの方との相性がどうにもあわないもんだからこれから12時までの間他のことで気を紛らそうとした次第。でもそんな目論見はエレベーターに乗る処から外れて、車椅子を持ったまま最初にエレベーターに入って俺に座れと勧めるのだけど、俺が座ったらエレベーターのドアが閉まらない。広尾病院の入り口まで来て、病院に入るには車用と歩道があるのだけど、車用の方に行こうとしたので「ちがう、そっちじゃない」と云ったら「日赤病院の方ですか」と聞いてくるもんだから、「コロンビア大学付属病院の方だ」と苛立ち気味冗談気味に答えたら、スマホで調べだされてしまった。もうこの人とは会話したくない。
5日段階では俺をイライラする表示(広告)が跋扈して俺の神経を参らせていたけど、6日に来てくれた息子のＡが頑張ってくれてこうして正常にパソコンを起動させることが出来るようになった。持つべきものはパソコンに詳しい息子なり。
「見つかったウィルス(3)」とか「潜在的なウィルスアラート」とか「システム警告！jとか何種類かの警告文が次々と現れ、それを削除しないとこのどうでもいいブログすら書けないと云う現実に深くこう屁をたれよ
夕方、冷蔵庫に食材がなくなったので買い物に出かけようと表に出たら、リハビリ療法士のTさんと鉢合わせ。あれ?何か用?/だって今日は木曜日ですよ /でも連休中は休みだろ/ウチはカレンダー通りですからと言われて今日が平日で連休中ではないことと教えられる。77歳になろうとしていてただでさえ日時の錯覚忘却度が著しいのに、連休だ連休だとテレビのワイドショーが騒いでいると、カレンダーをみれば今日はれっきとした平日なのに休日だと勘違いしてしまう。でも、今日は嬉しい勘違いだ。後一分早くでかけていたら、そしてスマホに買い換えたばかりで操作方法が分からずに、Tさんの電話に出ることが出来なかったら、またしても大騒ぎになったかもしれない。そしてTさんにはそのまま付き添ってスーパーまで買い物することが出来たので、帰ってから食べたかった天ぷらうどんでランチする。因みに朝は柳葉魚にスクランブルエッグと大和芋、それにじゃがいもの味噌汁。夜はアルコールなしで湯豆腐とマグロの刺身。食後NHKの「プロフェシェナル/青山剛昌」を見る。漫画「名探偵コナン」の作家で::映画化する時などかなり面倒くさい人だと聞いていたが、それは全ては作家魂によるものだと知って納得。
外は雨。実際の気温が何度か知らないけど、肌寒い気がしてしまうのは、これまた老人の被害者意濾に起因するものか?それでも今日は訪問看護師のTさんが来るので、加齢臭を追い払う為にもシャワーは必須。シャワーを浴びた後、鰈の甘辛煮、海苔、玉子焼き、大根の味噌汁で朝昼兼用の食事。その後、Tさんが来る四時までは何となくぼんやりと窓の外を眺めていた。来訪したTさんに今日は何をしていたんですか?と聞かれたので、君に加齢臭で嫌な思いをさせない為、何度もシャワーを浴びていましたと答えるバカ老人。夕食は食欲がないのでスープご飯のみ。食欲がないのも問題だけど、昨日から目脂が発生して視力が急激に落ちているのが不安。この日記も自分で打っていて、その文字が見づらい。近い内に眼科の世話になる必要があるかもしれない。眼から歯(前歯が抜けたまま)、首から腰にかけての痛み、排尿不良、歩行不全(……俺の体は頭から足まで五体不満足だ。
