電機大手の2018年度に入社する新卒採用計画が出そろった。三菱電機は1140人(17年10月入社も含む)、日立製作所は650人と6社が前年度計画並みの採用を行う。富士通は子会社の吸収合併で500人から750人に増えるが、実質的に前年度並み。

 東芝は17年度入社の新卒採用を高卒の技能職を除いて見送ったが、2年ぶりに再開して220人を採用する。米原発事業の損失などで厳しい経営が続くが、技術伝承には人材確保が必要と判断した。経営再建が進むシャープも新卒採用を増やす。

 ■電機大手の2018年度新卒採用計画

 三菱電機  1140(1140)

 日立製作所  650(650)

 パナソニック 800(800)

 富士通    750(500)

 NEC    450(450)

 ソニー    300(300)

 シャープ   360(290)

 東芝     220(若干名)

 ※カッコ内は17年度