クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

朝日岳南西コース探索 H-18-2-11

2006-02-12 07:46:35 | 高崎・甘楽・藤岡方面
昨日に引き続いて春近しと思いたくなるような好天。ここ数日、友人の訃報が
重なって足止めになっていたが、今日はいよいよ解禁。目的は先日大判地から
迷走して失敗した朝日岳南西コースの探索と甘楽の「幕岩」見物である。
吉井の地形図(3)を見ると東谷ダムの先から北北西に延びる点線が書いて
あるが、何回も調べたが見つかっていない。今日は、先ずナビ公にこの位置
の探索を命じてから砂防ダムに向う。ダムの広場で計測するとあと0.3k
と標示、暫らく進んで木工工場の辺りで「目的地到着」。車を降りて良く
調べると工場の裏に細い道が北に延びていた。一寸見ると工場用の道にも
見えるし、入り口には機材が積まれていて塞がれているので今まで気付か
なかったのだ。今日はナビのお手柄。(10.30)
道は幅1㍍位の杉林内の作業道であるが、枯草の茎の残り方からすると夏場
はとても歩ける道ではないだろう。やがて道らしきものは見えなくなり、
伐採の倒木と下ろした枝が無残に堆積する酷い斜面。所々に崩れかかった
石垣がある。砂防をするほどの谷ではないのでこれも昔の防塁の残骸かも。
両側から尾根に抑えこまれ馬蹄形のような処を兎に角直進。

やがてやや左目に稜線の空間が見えるので一気に登り上げる。これでまず甘楽・
吉井の境界尾根到着。(11.09)帰りの為に入念にテープ付け。

403.2m峰の少し南とは思ったが頭上の樹葉が邪魔してナビの感度が弱くて
位置確認が出来ない。仕方なく開けたピークを探して尾根を南に下り2つ目の
ピークが419.5m峰である事を確認して又戻ってくる。一寸不便だ。
直ぐに朝日岳方面に出発するが、いきなり403.2m峰を乗越えて兎に角、
稜線を北に。これからは、幕岩の東端を上手くかすめて朝日への尾根に乗る
のだ。やがて幕岩東端直下に到着、かすめるどころか東端の岩壁登りが待っている。
落ち葉で滑る急登を雑木に掴まり、岩角に足を踏みしめて漸く登りきると、
缶殻の目印。

こんなところに来る変わり者は爺イだけでは無さそうなので安心。左に行く幕岩
見物は後にして少々休憩の後、東北に聳える朝日岳岩峰を目指す。(12.07)
正面に朝日岳、左に少し重なって朝日北、北面の採石跡が痛ましい。自然破壊。
意外に楽な稜線を行くと右側は忽ち岩壁となり、早くも朝日岳の岩稜上にきたと
実感。やがて朝日岳岩壁直下に着く。(12.22)物凄い眺めが楽しめるが
正面突破など出きる訳が無い。


岩壁の下には左に巻き道があったのでそれを辿っていくと、細い踏み跡が岩壁
の北に廻りこむ。目の前に榛名が見えてきたので、これは爺イの経験した甘楽・
田口からの西コースと合流すると直感。果たして完全に廻りきったところに
爺イがかって設置した標識を発見。(12.47)

そのまま朝日に登ろうとしたが、ザラ場は半凍結で杖も利かずに忽ち滑落、合流を
確認したので登頂は諦めて岩壁直下に戻って休息と食事。(13.05)

元気回復して幕岩見物に向うため元の道を戻る。(13.28)
分岐の缶殻のところから西へ幕岩の稜線を行き、最初のピークに達するが、松ノ
木林はあるが他には何も無く、岩を覗ける場所も無い。更に第二ピークに登り
上げると同じく松が多いが、エプロン状に張り出しがあってそこから幕岩の
景観を満喫。(13.55)荒船の艫岩での覗きと同じ要領。

再び缶殻地点に戻ってから幕岩の岩壁を半ば滑り降りる。(14.05)
ここで安易に歩き易い右目に行くと「鳥屋」に紛れこんで酷い目に会う。前回の
失敗がこれ。左目の倒木のあるヤセ尾根に向わなくては東谷には帰れない。
暫らくでテープ付けしてあつた分岐に戻り(14.23)、歩き難い作業道を
下って無事に駐車場所に到着。(14.41)感じでは左右の尾根を使った
ほうが楽そう。

全行程4時間10分の快適ハイキング。今度は今日の入り口を使って甘楽・吉井
の境界線に着いたら南に下って、天引森林公園に逆から行ってみる。序に稜線西
120mにある筈の四等三角点「鳥屋」を探したい。
本日の損害、黒毛糸の防寒帽子、幕岩の藪辺り、拾得の方はご一報を。

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