クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

小野池アジサイ園 R- 1- 6-27(1)

2019-06-28 15:47:50 | 中之条・小野上・みなかみ・沼田・渋川
渋川市の「市の花」がアジサイだと云うだけあってアジサイの
有名処が渋川市内に5か所ある。「小野池アジサイ園」「眞光寺アジサイ寺」
「渋川市総合運動公園」「金井スカイランドパーク」
「北橘愛宕山ふるさと公園」など。

その内、今日は小野池と真光寺を訪ねた。何れも満開前の感じだったが
そこそこに満足感があった。

小野池アジサイ園

解説によるとこの小野池の由来は今から150年前の天保年間に
時の名主であった小野沢平左衛門が構築。稲作が盛んなこの地で
田植え時の用水は近くを流れる平沢川だけでは、
水量が少なく、農民は水不足に困っていたので小野沢平左衛門が
水不足の解消のため貯水池を造りこれにより、
水不足は解決されたのでその徳を讃えこの貯水池に小野池の
名を付けたそうだ。又、この地が北面傾斜が多いため、市の花である
「あじさい」の植生に適していることから、多くの方達の協力で
あじさいを中心とした公園造りを進め、今では約8,000余株とか。

高崎市内から渋高線バイパスで北上、石原で県道35号線に乗って
左折し、藤ノ木東で市役所通りに入って再び左折、市民会館先の信号手前
左が現地。駐車場所は無いので斜向かいの西友ストアに駐車。

車道を渡ると目立つ所に大きな看板。



園内の案内はこんな形。



平沢川沿いの斜面には縦横に遊歩道が設けられていて周囲は
紫陽花一色。未だ色が付いていない花も多数あるので満開は
7月に入ってからかもしれない。
園内の様子はyoutubeで。

小野池アジサイ園


園内最上部に小野池。俗に良珊寺の堤、又は入沢の堤とも
言われ、今は静まり返っているが釣り場にもなっているそうだ。



石碑も幾つかある。

左大臣橘諸兄(755年奈良時代)の歌碑

あじさいの 八重咲く如く やつ世にを

いませわが夫子(せこ) 見つつしのばん



松尾芭蕉(江戸元禄年間)句碑

紫陽花や 帷子(かたびら)どきの うす浅葱(あさぎ)



泉鏡花「森の紫陽花」から文学碑

現に見ゆるまで美しきは紫陽花なり。其の浅葱なる、浅みどりなる、

薄き濃き紫なる、中には紅淡き紅つけたる、額といふとぞ。

夏は然ることながら此の邊分けて多し。…紫陽花の花盛なり。



西の端に入沢阿弥陀堂跡の標柱と隣に馬頭観世音



阿弥陀堂跡には教育委員会の表示が無いから文化財
指定ではないのかも知れないが「入沢史跡保存会」の標柱。
「入沢家本家が庵主」との記録があるそうだから
入沢家による阿弥陀堂設置らしい。
一方、馬頭観音は資料に拠ると上郷の旧家・堀口家の
設置との事。

以上で切り上げて次の真光寺に向かった。

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