クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

榛名山つつじ巡り H-29- 5-29

2017-05-30 12:48:53 | 榛名湖周辺
先週末、「写真ブログ」のkamehanaさんの記事で榛名山のつつじが
もう少しとの情報を得ていたので未だ少し早いかな?とも思ったが
都合が良いので伊香保経由で榛名に向かった。
蛇行坂道を登り切って臥牛山登山口のこの看板脇のスペースに駐車。
このスペースは多分、1961年に開通した伊香保榛名有料道路の料金所が
あった所と思う。よく此処をヤセオネ峠と言うがそれは間違いかも。
峠のデーターベースに拠ると正確な位置は36-29-00 138-54-54で
県道から旧榛名高原学園方面に145m進んだところ。
mapionなどの地図でバス停としてのヤセオネ峠の名が記されているので
錯覚しやすいと思う。



r-33を反対側に跨ぐとこの道標。高原学園跡はこの先にあるが墨田区立の
この学園も2004年の墨田区報に売却しますーーと記録されている。



早速、近くのつつじの状況を観察すると残念ながら影が薄い。もう数日
我慢すれば良かった。



少し進むと渋川市伊香保と高崎市榛名湖町との境界線。赤城の大沼周辺でも
ここの榛名湖周辺でも平成の大合併で由緒ある村々の名が全て
吸収されてしまったのは「昔人間」として一寸寂しい。



少し進んで黒髪神社赤鳥居付近に期待したが余りパッとしない。



その先の県道沿いもこの程度で最盛期の盛り上がりには程遠い。
諦めて駐車場所に戻り、湖方面に移動。



約500m弱走って右の脇道に入る。この道は蛇ヶ岳の南を掠めて榛名湖温泉に
通ずるが爺イはここをツツジ街道と名付けているほどのハズレ無しのツツジの名所。
期待通りの様子。
(サムネイル写真は左クリックで拡大、左上の左向き矢印で元に戻る。)



中間地点この道標。ここでは見事なツツジのトンネルが見られるので
期待したが見た所、一寸早過ぎで今一つ物足らない。



それでも数ショットは撮れた。
(サムネイル写真は左クリックで拡大、左上の左向き矢印で元に戻る。)



不慣れながらyoutubeにしてみた。
榛名つつじ街道


再び車道に戻り西端近くの群落を撮ってここは切り上げて湖畔周回に向かう。
(サムネイル写真は左クリックで拡大、左上の左向き矢印で元に戻る。)



緑に包まれた北側を通り商店の並ぶ西岸から南岸に回って群バス車庫空き地に
駐車して湖面の景観を楽しむ。理由は不明だが鬢櫛山の画像が消えてしまったので
古いブログから再録。
(サムネイル写真は左クリックで拡大、左上の左向き矢印で元に戻る。)



ここでもyoutubeの連結とBGM挿入の練習。
榛名湖


次はスルス峠近くの群落を見に行く。松之沢峠に向かうr-28の入り口にある
駐車場に停めて沼ノ原の遊歩道・ゆうすげの道に入る。



ここの最盛期は7月なので今は遠くにつつじが少し見えるだけで周辺は枯れ原。



途中でスルス岩が良く見える。こんな天気の時は元気な若者が岩峰の
上ではしゃいでいるだろう。



左目には相馬山が姿を見せる。麓のつつじ群落を見に行くのだが右から大回りの
楽々ルートを採る。



関東ふれあいの道に達すると目の前に目印リボン多数。これは数年前に整備された
右京の無駄掘りへの下り道。かつては黒岩方面から登ってきて笹原の中を
探し回って漸く見つけたものだが今はこの上からの簡便ルートで容易く
到達できる。



序の事に行人洞の道標で寄り道。



かってその事績を追いかけてあちこち動いた小野関三太夫の線刻彫り。
やや擦れが目立ち往時の輝きは失われている。付近に石仏二体。
(サムネイル写真は左クリックで拡大、左上の左向き矢印で元に戻る。)



東進して相馬山方面に進み東屋付近から眺めを楽しむ。東屋には相馬方面からの
ハイカーや遊歩道散策の方々、これから相馬へ挑戦する元気印たちで満杯て爺イなど
軽食の休憩場所は雑木林の中。



鳥居周りは止めにして元の道を下る。直ぐに遊歩道の分岐、右から来たので
今度は左を選択。



こちらのルートも枯野で何も無い。カメラマンさんが「すずらん」だと
騒いでいたので覗きこんだが余りに小型で爺イのオンボロデジカメでは
撮影対象外で諦め。終盤で漸く小さな群落。



そして駐車場に到着。日差しが強く外気温は既に夏。



帰路はスケートセンターへの道から公園管理棟を経て「つつじヶ丘」の展望台。
どう見ても名前負けでツツジの木が少なすぎる。花具合も少し蕾も残るが
全体的に萎れて見る影も無し。もうツツジヶ丘の名は返上したほうが良い?



車道から見る左の雌岳・右の雄岳が唯一のお土産。



それでも展望台に上がってみたが定番の水沢山とのコラボもこの程度。



榛東村に下るとポピー畑が満開で見事な景観。



のんびりと走行して無事帰宅。今晩は野球が無いのでゆっくり過ごせそう。



蛇足
最初の撮影場所の伊香保森林公園入り口から少し入ると榛名高原学園の跡地がある。
この敷地の中に四等三角点があるので2008年に撮影に行った。その頃は三角点を
追い掛け回していた時。
ところがこの三角点の点名が「高原駅」である事に興味があり調べてみた。
実はこの地はかって存在した「伊香保ケーブル鉄道」の終着駅跡だったのだ。
現在はこの近辺でのケーブルの類は榛名富士登山ロープウェイと温泉街から
物聞山の上を通って「見晴し」に至る伊香保ロープウェイだが。
このケーブルは伊香保温泉から榛名山のヤセオネ峠を登るケーブルカーとして
1929年9月6日に関東鋼索鉄道により開業した傾斜長2090mのもの。
その後の太平洋戦争によって不要不急線として1944年に休止されレールは
撤去。戦後の1961年に運転を再開したが、自家用車の普及と
並行して1962年10月に伊香保榛名有料道路が開通したことが致命的となって
1966年に休止した後、同年廃止された。(新伊香保駅 - 榛名山駅)
起点は定かではないがR-33が伊香保町から山登り蛇行に転ずるところ、多分
群バス終点の辺りか福一の手前、又は福一奥の旅館・大江戸温泉物語では
ないかと思われる。
大体、R-33沿いにあるバス停に「ヤセオネ峠」の名があるがこの道は1962年建設の
車両用の新道、一方の峠名は榛名の伝説に出てくる昔からの名前。
車道が出来る前は温泉街から直接登る峠道があった筈だしその後は1929年から
ケーブルの終着点・榛名山駅の所が峠だったと思う。
峠名一覧でもこの峠は北緯36-29-00 東経138-53-54になっているから
学園の北側になり県道からは東に145m離れている。
廃線探訪記のdobさんの記事から画像拝借。ライブドアブログにアクセスでき
ていないのでコメントでの借用願が届けられていないがご勘弁を。



ご来訪の序に下のバナーをポチッと。

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6/1追記
伊香保ケーブル探訪記を二つ見つけたので参考にして何時か
歩いてみたい。
街歩き写真館 http://gray.ap.teacup.com/pxc07374/194.html
廃線跡訪問記 http://blog.livedoor.jp/dob_hp3/archives/2162464.html














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3 コメント

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関東鋼索鉄道の地図 (熊鷹)
2017-05-30 23:40:07
はじめまして

栃木で山歩きをしているクマタカと申します
いつもこっそり拝見しておりました

今回は関東鋼索鉄道に興味をそそられました
そこで古い地図で探したところ下記サイトに関東鋼索鉄道が記載されておりました
廃線跡も残っていそうですので歩いてみるのも面白そうです

http://ktgis.net/kjmapw/kjmapw.html?lat=36.493287872760426&lng=138.90917263568122&zoom=14&dataset=kanto&age=1&map1type=roadmap&map2type=roadmap&dual=true&mapOpacity=10&altitudeOpacity=0

返信する
re.古地図 (爺イ)
2017-05-31 08:24:27
熊鷹さん
珍しいサイトをご紹介賜り感謝です。新旧並列の
地図は初めて見ました。ネットは珍しいものだらけです。
ところで失礼ながら貴兄は「栃木百名山」に多数投稿されている熊鷹さん?
返信する
re.古地図 (熊鷹)
2017-05-31 17:49:17
そうです
「栃木百名山」にたまに投稿している熊鷹です

また、これからも貴サイトをこっそり覗かせていただきますので、よろしくお願いします
返信する

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